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#53 聴導犬に会いに行く(中編)

今回は中編です。前編はこちら

こんにちは。にいまーる学生アルバイトの横田です。

前編は佐渡の聴導犬ユーザーを尋ねて、佐渡に到着したところで終わっていました。
中編となる今回は、聴導犬について紹介します。

盲導犬や介助犬、聴導犬は、身体障害者補助犬(以下補助犬)と呼ばれ、身体に障害がある人を助ける仕事を担っています。盲導犬は見えない・見えにくい人を、介助犬は手や足に障害のある人を、そして、佐渡で取材した聴導犬は聞こえない・聞こえにくい人をサポートします。

今回の取材のテーマである聴導犬は、玄関のチャイムの音、メールやファックスなどの着信音、赤ちゃんの泣き声、車のクラクションなどのユーザーが必要とする生活音を知らせます。

厚生労働省が発表しているデータによると、2022年10月1日時点の日本での身体障害者補助犬実働頭数は、盲導犬848頭、介助犬53頭、聴導犬58頭となっています。新潟県では2頭の聴導犬が稼働しており、今回の佐渡取材ではそのうちの1頭を取材しました。


補助犬に関する資料

補助犬は身体障害者補助犬法に基づいて訓練・認定されており、ユーザーは補助犬の行動や衛生を適切に管理しています。また、交通機関や公共施設等は、補助犬の同伴を受け入れる義務があります

毎日新聞2022年5月21日の記事によると、身体障害者補助犬法の成立から20年を迎えるものの、法律の認知度は低く、多くのユーザーが補助犬の同伴拒否を経験しています。また、記事内では、補助犬に関する報道や企業の取り組みが激減していることや学校で補助犬について学ぶ機会を増やす重要性について、介助犬ユーザーの一人からの声が紹介されています。

今回の取材を引き受けてくださった聴導犬ユーザーの方からも、同伴拒否の経験補助犬の認知度の低さについてのお話を伺いました。聴導犬ユーザーが同伴拒否にどのように対応しているのか、聴導犬をどのように利用しているのかなど、実際に補助犬を利用しているユーザーの生の声は、後編にて紹介いたします。お楽しみに。

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文:横田大輔
Twitter:@chan____dai

参考資料
https://www.mhlw.go.jp/content/000636237.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001004819.pdf


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