#48 聴導犬に会いに行く(前編)
こんにちは。NPO法人にいまーる学生アルバイトの横田です。
皆さんは聴導犬についてどの程度ご存じですか。おそらく、ほとんど知らない、あるいはまったく知らないと答える人が多いのではないでしょうか。
かくいう僕も、聴導犬の存在を知ったのは、ほんの最近の出来事です。
きっかけは、とあるカフェでレジに並んでいるときのこと。手持ち200円の僕は、現金以外の決済方法が使えるかどうか、必死にレジ付近の貼り紙を探していたところ、「Welcome ほじょ犬」というかわいいマークを見つけました。
はて、補助犬マークはこんなにかわいらしいイラストだったかなと、よく見ると、下の説明文に「聴導犬」という文字。あれ、聴導犬って何だろう、聞いたことがない。盲導犬と並列されていることから、きっと聴覚関係の補助犬なのだろうと予想はできましたが、今まで関わってきたろう者や難聴者が聴導犬を連れているところは見たことがないし、そういう話を聞いたこともありませんでした。
しめしめ、これはnoteのネタになるぞなどとは思わず(微塵も思ってないです)、ただ単純に疑問として広報チームに投げかけました(本当ですって)。
カフェで聴導犬という文字を見たんですが、聴導犬って何ですか?
─ 聴導犬ね。使っている人はあまりいないから見たことないよね。新潟だと数人しか使ってなかったと思う。佐渡に知り合いの聴導犬ユーザーがいるから取材しに行く?連絡とってみるね。
佐渡の聴導犬ユーザーの方も、ぜひ来てくださいとのことで、あれよあれよという間に佐渡取材が決まってしまいました。
取材当日は、夏真っ盛りの8月上旬。絵にかいたような夏空の下、新潟市からフェリーに乗って、佐渡へ向かいます。乗ったのは、最近作られた「ときわ丸」。船内もホテルのようにきれいでしたが。写真を撮り忘れてしまいました。失敬。
道中は、カモメに餌をやったりおしゃべりをしたりして、無事佐渡に到着しました。佐渡の第一印象は、意外と人が多いなぁ。佐渡は、もっとさびれた地域だと思ってました(佐渡関係者の皆様、本当にすみません)。
今回はここまで。次回は聴導犬について紹介します。
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文:横田大輔
Twitter:@chan____dai
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