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裁判所の傍聴に行ってみた

平日でやりたいことリスト第二弾!
裁判所に行ってきました。

なんとタイミングよく、結構注目度が高い裁判にあたったようで、
アスベストの被害者のご遺族VS建材メーカーの裁判でした。
抽選券をもらい初めて裁判所に入り傍聴してきました。

内容は公開されているわけではないですがおそらくこれに関連する裁判だと思われます。

手順


・整理券をもらう
・荷物検査する
・抽選券をもらう→100%で入れました
・席に座ってはじまる
・色々書類の確認
・原告側の遺族の方の生の声を聞く
・質疑応答

結構注目されている事件のため、傍聴席は満員でした。

実際に傍聴してみて



結構ご遺族の方(アスベストで亡くなった方の奥様)2名が当時の状況を話してくださいました。
二人とも旦那さんは大工で、アスベストが有害だとは知らずに仕事をしていた所、急に咳き込むようになり、病院で検診したところ肺がんだとわかったとのこと。分かった時にはステージ4に進行しており、延命治療せずに亡くなったようです。

「あの時にアスベストが有害でないと分かっていたら、今でも生きて、一緒に畑で野菜を作っていたと思います。同じような病気を抱えている方がいるのであれば、対策をお願いしたい。」
など、ご遺族の方は当時の状況を淡々と話していましたが、
時々静かな憤りを感じる口調も感じられました。
感情移入して、思わず私は泣いてしまったのですが、おそらく他の傍聴者も同じだったんじゃないかと。。

二人の原告の話を聞いた後、再度次回の裁判までの確認事項と次回の裁判を締めとして2時間ほどで終了しました。

折角の機会なので、もう一つ聞こうと思い、強盗、道路交通法違反の事件を聞きました。
1回目ということもあり、証拠や事実確認が多く、なぜその行動をしてしまったのか、被告の心理的背景を知るところまでは至りませんでした。
(多分後続であったと思いますが、途中で飽きて退出してしまいました)
その心理的な背景を知ることで、1%ぐらいの確率で自分も同じことが起こっていたかもしれない。悪い行動には何か原因がある、それを知りたかった。

あとは裁判員制度も本当に一般の方が裁判に同席していました。裁判員になったら口外してはいけないので、知らなかったけど、本当にいるんだなと改めて感じた。

今回のTake Away

・なんとなく知っている言葉や事件を、生の声を聞くことで、もっと生々しく事件の内容を知ることができる。ご遺族の話を聞くと、心が痛かった。
・ご遺族の女性2名が話していたように、自分があの裁判所で話す立場になることもあるかもしれない。また裁判員として人を裁くことになることもあるということを学ぶことができた。
・もう少し被害者の行動心理も知れる傍聴であれば、面白かったのかもしれない。もう少し傍聴は行ってみてもいいかもしれない。


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