見出し画像

【自己紹介】大手転職エージェント×強度HSP×産業・組織心理学×元ブラックベンチャーで法人営業課長

自己紹介をするタイミングというのは、たまーにあります。書いて振り返っては「これはいらんでしょ」とか「ここはもっと補足すればよかった」など、いらんことを思ったりします。リライトもしんどいので、新しく書いた次第です。

どこかしらのSNSで私のことを知ってくださったり、たまに新たな出会いがあったときに、こういう記事が便利ですね。口頭で簡潔に説明できるほど、私は話がお上手じゃないので。

主にやっている仕事の話と、人生のターニングポイントなどのお話をしています。約13000文字なので、どうぞ流し見していってください。



・・・



前段:簡単なプロフィール

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

仁井 貴志(にい たかし)と申します。28歳で、静岡県出身です。現在はだいたい東京23区の東側で生活しています。人と話す仕事をしたり、物書きをしたり、コードを書いたりしながら生計を立てている者です。

このnoteでは、転職やキャリアに係るハウツーや、カウンセラーやHSP視点でのエッセイを綴っています。少し心温まったら、お気軽にフォローしてください。


・・・


会社員としての現在(転職エージェント)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

会社員として、とある大手人材会社で転職エージェントなるものをしています。キャリアコンサルタントとか、キャリアアドバイザーなどと言われる職種でして、平たくいえば「個人向けの営業」です。

日々やっていることとしては、仕事に悩んでいる方へのキャリアカウンセリングだとか、転職したい方への転職サポート全般です。詳細(と言いつつざっくり)お伝えすると、こんな感じです。

1.キャリアカウンセリング
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

キャリアカウンセリングで聞いたり話したりするのは、大体この5項目です。

・サービスのご利用ニーズ
・これまでの就業経験、スキル
・転職を考えた理由、きっかけ
・次の仕事に求めること、希望条件
・転職活動の進め方、方針やスケジュールの設定


私と「はじめまして」でお話しする時点で、100%転職したい方もいれば、50%くらいで悩み中という方もいます。このため、お気持ちや状況を伺っていきながら、カウンセリング時間の使い方とか接し方を考えていきます。

✔️「いますぐマジで転職したいから、ほんといいとこ紹介して欲しい」
こういう方であれば、「おお、そっか。ほんならあなたの経験をどうPRするか一緒に考えましょか。その上で今回の仕事でネックになっていたポイントをどう解消していくか、作戦考えましょ〜」となります。

✔️「今の職場に不満はあるんだけど、でも転職するかっていうとまだ気持ちが定まってないんだよね」
こういう方であれば、「なるほど。そしたら言葉はうまく纏まってなくてOKなので、なんとなくこれまでのお話とか、ざっくり今後どんなものが欲しいとか、そういう話していきましょ〜」となります。


「壁打ち」というのは重要で、自分ひとりで考えていることも、他者に話してみることで理解が深まったり、真実に気づくことがあります。なので、「本当の転職理由って、なんだろうか?」「今後の希望って、本当の優先順位はA >B>CじゃなくてB >C>Aじゃない?」というのを一緒に考えたりします。

例えば転職理由の理解がズレると、優先すべき就業条件の希望がズレてしまいます。キャリア形成としては時間の無駄になって、一般に転職を重ねるほど次の転職は不利になりますから、人生が狂いかねないのです。


カウンセリングについて余談
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ちなみにカウンセリングというのは「受容」と「共感」を分けて行います。少なくとも私は会社からそのように教育されてきました。

身近な例)
「ダイエットしたいんだけど、コンビニ行くとついついスイーツも買っちゃうんだよね〜」

→「それなら一緒に酵素ドリンク飲むといいよ」(意見)
→「わかる!私も絶対頼んじゃう!まじ痩せたい!」(共感)
→「なるほど。ダイエットはしたいけど、コンビニに行った時はついついスイーツ買っちゃうんですね。」(受容)

意見を①、共感を②、受容を③とした場合、カウンセリング中は③→②、または③のみを徹底して行います。①は提案として使うことになりますが、それはカウンセリングが終わった後ですね。(そうじゃないと、正しい提案にならないのと、相手に提案が刺さりません)

なんかこれを数年間やったところ、仕事と関係ない相手とのコミュニケーションがスムーズになったので、共有させていただきました。


2.転職サポート全般
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

転職の流れは、ざっくりこんな感じです。

・応募に必要な書類を作る(履歴書、職務経歴書)
・求人に応募する
・書類選考を通過したら、面接日程を調整する
・面接の準備をする(対策)
・面接を1〜3回くらい受ける
・合格したら、採用条件通知書をみて、入社するか判断する
・入社を決めたら、今の会社に退職を申し入れる
・今の会社での業務引き継ぎや有休消化などの諸々を決めて実行する
・新しい会社への入社日を迎える

これらの項目を転職希望者がこなしていく過程で、必要そうなあらゆることをサポートしていきます。例えば下記のような仕事があります。

・適切な求人を探したり、
・応募書類の完成度を高めたり、
・物理的にキャパオーバーにならないよう面接日程の調整を指南したり、
・ゴリゴリに面接対策したり、
・複数の企業から同時に採用オファーもらえるようにスケジュール調整したり、
・転職活動がうまくいかなくて落ち込んでいる方のフォローアップを行ったり、
・入社を検討する上での懸念事項が「懸念なのか不安なのか」を判断できるよう必要な情報収集をしたり・・。


常時100〜150名ほど担当して、それぞれのお客様に対してその場その場で適切な対応を行なっていくような働きをしています。社内外からの新着メールが、1日で1000件を超えることがあり、結構忙しめです。

MAX900名ほどを同時に担当していた時期があり、17時以降は人差し指などに痛みを伴います(キータイプのしすぎで)

ただ、転職希望者の新規入会が絶えないことや、これほどの顧客を抱えられていることは、ひとえに会社のブランディングやマーケティング、そして社内の先人たちが築き上げてきた信頼に他ならないわけです。

大手企業の一員で、ゴリゴリに歯車を回すことで、会社全体で見れば多くの方の心の支えになれているのだ・・!と思うようにしています。


仕事に対しての主観
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

個人的には、割とこの仕事って面白いんじゃないかなと思っています。まず、初対面の相手から半生を聞いたり、ありったけの欲望を聞くことって珍しい。どうやって相手の希望を叶え、理想に近づいていくかについては、知見を活用しながら指南できるわけです。目先でも数年後でも良いのですが、他者に目標を設定できる仕事ってあまりないと思うんですよね。

サービスというのは提供する側が「ありがとうございました」と言うのが普通ですが、このキャリアコンサルは提供された側、つまりお客様から「ありがとうございました」と言われることが多い仕事だったりします。ここに驕るのは絶対NGですが、そんなのお医者様とか先生とか言われるような仕事と同じみたいで、人に感謝される仕事なんだな〜と楽観的に捉えています。

もともと、押しの強いセールスとか、半分顧客を騙して儲けざるを得ない職場にいたので、ことさらハッピーを感じるのです。


ちなみに、転職サポートよりキャリアカウンセリングの方が楽しいと思っている私がいます。

顧客が面接合格すると嬉しいのですが、「人を成功に導く」って驕りがあるし、操作不可能な変数(企業の都合とか)が多いです。

営業職とはいえ、成果ばかりに拘ると「心から楽しい」とは言えなくなるんですよね。私は。

キャリアカウンセリングは、人の感情の機微を感じながら、表面的な発言の裏とか奥とかを察しつつ、「まじ有益だった」と思ってもらえる時間をお過ごしいただけるように働きます。

人の物差しを見せていただきながら「その人の、その先」を考えていく動作は小気味良いもので、これが労働であることには何ら心理的抵抗がないのです。

画像2

・・・



個人事業主としての現在
(ブログ、音声配信、コンサル、Python、エッセイ)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

会社員としての働きとは別に、個人名義で動いているものもあります。人の役に立つことだったり、趣味だったりをそれとなくマネタイズしているものですが、つまりは「自分を構成する要素」みたいなことで、ざっくりこんなものがあります。

・キャリア支援(ブログ、音声配信、コンサル)
・Python(データサイエンス、マーケティング、MA)
・フォトエッセイ


1.キャリア支援
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

会社員としての働きでは、役割の都合があります。センシティブな個人情報も取り扱いますので「自分が担当についた顧客と一対一」でしか情報の提供やサポートができません。しかしながら、何年働いても転職希望者やブラック企業は減りませんし、TikTokやTwitterを覗くと病んだ会社員の吐露が目につきます。

私はキャリア形成や転職に係る知見をそれなりに有しているわけですが、特定の顧客にだけサービス提供しているのは、視野を広げて考えると誰かの損失だなと思ったわけです。

このため、転職したい個人に宛てたブログを運営したり、音声配信をしたり、個別の依頼が入った場合はキャリアカウンセリングや転職の進め方について助言を行う・・といった活動を始めました。



基本的には「無料で助かってくれ〜」の精神でやっておりますが、広告収入とか手数料とかコンサル代などで、なんだかんだ20万円ほどの収益化ができているこの頃です。寄稿や対談依頼などは、TwitterのDMから受けています。


2.Python
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

営業が本職でありますが、「自分の意思が必要ない作業って、面倒くさいから自動化したいよね」みたいな思いがあり、プログラミングを独学しています。Webスクレイピングができたときは感動しました。

・SNSの半自動化、BOTの作成(機械学習)
・変動データの抽出、表・グラフ化
・Web APIの活用
・簡単なWebツールの作成

なんとなく、1年間でこの辺りができるようになりまして、知人の会社から業務委託でWebマーケティングや開発補助を行ったりしています。ご依頼はこのTwitterアカウントのDMで受けています。

元々は営業の仕事を少しでも楽にするために、Excelで関数を覚えたりマクロを組んだり・・というのが走りでした。人手がなければ機械に助けてもらうのだと。(そうじゃなきゃ過労死or業績が出せなかった)


営業は成績が数値で可視化できますが、プログラミングはそもそも動作や成果物としてプロセスが可視化できるので、「楽しい」が多いなと思っています。

Pythonはモジュールがたくさんあって奥深いため、まだまだ飽きがきませんし、機械学習を極めて画像判別AIとか音声認識AIとか自作できたら超面白そうだなあと妄想している日々です。(それを無料配布できたらいいなと)

移気しやすい質なので、HTML,CSS,PHP,JAVA Script,Rubyなども触ってみたいという欲求がありますが、時間が足りないので今のところ向き合っていません。


3.フォトエッセイ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

人が考えそうな悩みは、たいてい私も考えます。大衆を凡人と呼ぶのなら、私は一人の凡人として日々何かを思い、解決した気になっては、また悩んだりします。これは、「同じような人がたくさんいるのではないか?」という・・・経験則の点と点を無理やり線で結ぶような理解で、今日の私が在ります。

妙な表現をしましたが、要は「私が思ったことをそれとなく発信する場があると、誰かの助けになりやしないか」みたいなことを思ったわけです。

日記は自分のために書くものですが、エッセイは他人に宛てて書くものと捉えていますので、SNSを通して”共有知”的な作用が生まれやしないかと期待しています。


このnoteは基本的に全記事を無料公開していますが、一応「100円を投げられる設定」にしているのです。すると、ちょいちょいお金をくださる方がいらして、温かい世界だなあと思っています。1ヶ月もすると、書籍代+コーヒー代+サウナ代くらいにはなったりするんですよね。

スクリーンショット 2021-06-03 20.29.20

API登録をしていないので、画像にリンクをつける形で恐縮ですが、Instagramもひっそり始めました。(@nii_essay

もともと、人間以外を撮ることが好きっぽいのですが、「写真と文章を一緒にしたら、楽しそうやん?」みたいな安易な発想でこのようなアカウントの作成に至りました。

カウンセラーとしての仕事から得た着想と、大学時代に専攻していた対人心理学だったり、個人的に好きな哲学だったりを混ぜて、HSPの視点で綴るような読み物になる予定です。


画像3

・・・



学生時代

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

生まれ・育ち
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

静岡県の東部で生まれ、高校卒業までを過ごしました。家庭の都合で何回か引っ越しましたが、いずれも駿河(旧地名)のどこかにいました。

地元に愛着はないのですが、上京してみると「意外とみんな、私の地元のこと知ってるんだな」と驚いた記憶があります。私は他県どころか地元のことにも疎い世間知らずだったので。


親の離婚で、理解する自分(保育園)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

3〜4歳で両親が離婚しました。軽くPTSDになり、中学卒業くらいまでは父親が母親を殴っているぼんやりした記憶が夢に出てきて、中途覚醒したり、寝起きでめっちゃ寝汗をかいていました。

DH(男子保育園生)時代の平日は母親の実家で過ごし、休日は父親の実家で過ごすという二重生活を送っていました。父母が私の親権を奪い合う中で「お父さんと過ごしたい」「お母さんと過ごしたい」という発言ニーズがあるらしいことに勘付き、求められるままに発言していたことを覚えています。また、自分が損しないように個別アプローチをしていました。作為的な感謝、依頼、情に訴えかけるような泣き言などですね。

これが4歳で出来たので、子どもを子どもと侮らない方が良いなと、大人になった今でも思います。

これはその後の自我の形成、処世術などに大きく影響するイベントだったと思います。顔も覚えていない父親に対しては「後天的に知能指数が上がるイベントだったから、ありがとう」言いたいです。


ゲームに学ぶ自分(小2〜)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

小学生から任天堂ソフトにどハマりしました。ポケモン、スマブラ、どう森などですね。RPGにはあまり興味がなく、育成や対戦要素に燃えました。

やりすぎて親がゲーム機を隠しては、家中を探し回って発見し、親が帰ってくるまでやり込んでいました。親の帰宅のギリギリまでを攻めたかったものですから、親の車のエンジン音や玄関の開け方、足音の特徴などを記憶して、感知できるようになりました。人間は環境に適応するものですね。

昨今はビジネスシーンにも「ゲーム理論」という言葉が浸透しましたが、矮小ながら私もゲームから色々学んだことがあります。

例えばポケモンですが、「EXPゲージ」は労力や時間の投資と成長・成功の指数関数的な話や、ブレイクスルーといった類の理解ができます。
「日進月歩」という四字熟語を中学生くらいで書初めにしがちですが、あれはLv1〜10で適用される概念で、Lv40などになると毎日の成長実感などはないわけです。
ただ、EXPゲージは溜まっているので、ゲージがMAXになるとLvUPして一気に能力値が上昇します。

「ある一定のレベルまで上げると、その場に敵がいなくなる」とか「Lv上げに経験値稼ぎという時間は必要」といった考え方は、冷静に物事を俯瞰して、正しい方向性で行動を継続する判断材料になっています。やはり、売れているゲームはよく考えられているな〜と思うのです。


裸の王様になった自分(小学生〜中1)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

小学生の頃、それはそれは好き放題やってました。本来、親の離婚などを経験すれば「人の痛みがわかる子ども」になるんじゃないかと思いますが、残念ながら私は「こう言えば相手が思い通りになる」という理解ばかりが進んでしまいました。

アニメ版の横暴なジャイアンにスネ夫の悪知恵バフをかけたような生物でした。ドラえもんで喩えるとまだポップですが、現実ではサイコパス少年がとあるコミュニティで猛威を奮っていた感じです。

「お前のものは俺のもの」「All for One」を地で行っていました。

スクリーンショット 2021-06-06 14.17.44


腫れ物扱いをされているかも?と気付いたのは、中学1年生の時です。集合写真をみて、なんとなく分かりました。
幸いなことに、「これ、恥ずかしくて虚しい奴じゃね?」と感じたため、裸の王様ではなく信頼されるリーダーになろうと思いました。


社会性を身につけた自分(中2〜)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

もともと、良くも悪くも「自分が何を言えば相手がどう作用するか」を察しやすいタイプだったので、中学2年からは立場を得た上でポジティブに能力を活用していこうという考えに至りました。

以降、学級委員やら学祭のリーダー、生徒会長選出のフィクサーなどやっており、小さい集団や話し合いでのファシリが板につきました。当時は見違える変化だったそうです。

しかし、努力したというよりも物の見方や考え方が変わっただけでした。
「手に入らないものを頑張って手に入れる」みたいな美しいとされるプロセスを踏んだのではなく、「手を伸ばせば手に入るものを、掴んでいく」的な生活を送っていました。(テストとか、受験とか、恋愛とか)


画像4


部活に没頭する自分(中1〜中3)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

変に器用なので努力をした記憶はないのですが、ゲーム然り、好きなことには熱中、没頭するのでした。その一つが部活です。

今でもそうですが、没頭しているときは寝食を忘れるので、良い暇つぶしになります。そして、ここにランキングや成績といった可視化される評価が伴うコンテンツだと、概ね上位に食い込んでいきます。

テニスの王子様が流行っておりましたので、集団10名くらいで小学生から硬式テニスをやっており、中学時代は無双していました。テニスの特待で高校に入るくらいには実績も出ていました。

ランキングの順位はどうでも良かったのですが、テニスは割と心理戦だったので、ゲームセットを獲るための思考+運動プロセスみたいなものが面白いなと感じていました。

水泳や柔道もかじりましたがハマらなかったので、数分よりは数十分単位での駆け引きの方が楽しめるのだと思います。

部活についての投稿は、よければこちらもご覧ください。


上下関係に辟易した自分(高1)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

特待生として高校でもテニスをしていましたが、残念ながら先輩にやっかまれてしまい、金を盗まれる生活になりました。対面で強請られるのではなく、非対面で盗まれるから、タチが悪かったですね!しかも、当時自分がペアを組んでいた先輩が犯人でした。笑

これで精神的ショックは受けなかったのですが、そんなことより高校のテニス部は「なんか鬱陶しい上下関係があるな」「好き勝手できないな」というつまらなさを感じていたので、被害を受けた窃盗問題を大きくして辞めました。

偏差値が低い上に私立高校の学費をシングルマザーに払わせてしまったのは、本当に申し訳なかった。。

この経験から、コンテンツそのものには没頭できるものの、付随する上下関係は毛嫌いするようになりました。「自分が優秀であり、周囲を立てていれば、割と好き勝手できるらしい」ということに気づくのは20歳を越えてからです。


勉強にハマらないが、自分を満たす自分(高2〜高3)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

偏差値の低い高校だったので、カリキュラムの難易度が低いというか、「この授業で50分かけて話されることって、教科書に5分も目を通せば理解できるやん」みたいな日も多かった記憶があります。

座って眠れない人間なので、退屈な授業でも寝ることはありませんでした。ただ、退屈しのぎに同級生とポケモンバトルをしたり、袖からイヤホンを通して音楽を聴いたりしていました。

要点は授業中でなんとなく理解出来たのと、出題者の思考で教科書を見ながら一夜漬けして学級1位&学年2位を2年間取れていたので、勉強にハマることがありませんでした。

教師からすると、生活態度がそこそこ悪いのに得点(≒内申点)が高いから、扱いづらい学生だったと思います。


休み時間は賭け大富豪をしたり、ベランダからシャボン玉を飛ばしたり、友だちの頭をバリカンで刈ってエレキッドみたいにしていました。

画像8

退部してからの放課後はとても暇でした。美術部のおじさんに謎に好かれてひとりで石膏デッサンをしたり、ゴルフ部の打ちっぱなしに参加したり、応援団の太鼓を叩いていたら部員にされるなどという生活を送っていました。YOASOBIも一気に増えました。

同級生からすれば、自分達と同じように授業中、休み時間を過ごしているけど得点が高いわけですから、それなりに肩入れされます。勉強自体にはハマらなかったものの「同級生に頼られて教える」といった行為でなんとなく承認欲求を満たす時間でした。


余談:学歴×環境を振り返る自分
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

環境のせいにするのは愚かですが、スポーツ特待で推薦入学したことは、ミスったなあと思います。結果として、大学も一般入試ではなく、推薦枠で行けそうなところに面接+小論文で入りました。

とても熱心に勉強を頑張る、真面目で要領の悪い子がクラスにいました。でも、頑張っていない自分の方がいつもテスト得点が高くて、その子が泣いたことがありました。

なんかごめんという感じでしたが、仮に中学時代に「頑張ってそこそこ偏差値の高い高校」に行ったのだとしたら、大学受験を意識する同級生とかで溢れていたことと思います。すると私はセンター試験や一般入試、赤本といったものと縁があり、勉強も部活のように熱中した可能性があります。

きっと私は、自分の子どもに塾通いをさせると思います。「知ること、理解すること」自体は好きなタイプなので、令和ほどSNSが発達していない時代で地方の小さいコミュニティにいては視野も広がりませんでしたし、勉強にハマるかどうかは環境次第だったのではないかなと。

転職エージェントという仕事をしていると、学歴が新卒給与に与える影響については嫌というほど知ることになります。その後の努力で学歴は割とカバーできるものの、非合理的である事実は変わらないのです。

コンプレックスではありませんが、たかが1年ほどの努力を避けたことで、挽回に5年も10年もかかるのは非合理的だよね〜と反省しました。

画像5


ちょっとサイコパスな自分
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「部活のメンバーで学年委員の実権を握ろう」と言って学級委員を2年ほど務めたり、「面白いからこいつを生徒会長にしよう」と言って演説内容やキャスティングを決めて当選させたり、なんかそういうことをやっちゃうような、よく言えば官僚タイプでした。悪く言えば普通にサイコパスです。

社会人になってからは息を潜めることで順応してきましたが、落ち着いただけで真人間になったとは思えないので、自分のことは人間の皮を被ったターミネーターだと考えています。

社会に出たサイコパスなら共感すると思うのですが、社会性を身につけるというのは「他人の痛みを知ったから大人しくなる」のではないんですよね。「無為に他人を傷つけない方が、自分が得する・損しない」という打算によって言動が洗練されていくような感覚です。この現象を「ターミネーター化」と呼んでいます。


「対人心理」という雑学を面白がった自分(大1〜)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

大学は東京に出てきたので、環境が新しくなりました。受験勉強を頑張らなかったので、テキトーに偏差値50後半くらいの私大に入り、また母親に金銭負担をかけてしまいました。母すまん

授業はまたしても「割と余裕」という感じでしたが・・私文の大学ってどこもそんなもの?対人心理学や心理統計学を専攻しており、これは面白かったです。

高校当時は暇を持て余して声優としての活動を始め、「複数の人間が配置されている状態での心理描写を学術的に押さえたいな」と考えました。
[移動に便利な都内]×[仕事で捗る心理学]×[労力をかけずに入れそう]・・で大学を選びました。

裸の王様だった中1の頃に「我、こりゃいかん」と思って心理学の本を買いましたが、著者がその大学の教授を勤めていました。私の対人能力の礎になった参考書ですが、5年越しに著者の授業を受けられたときは少し感動しました。

教授たちはかなり優秀な方が揃っていて、嫌味なガキ(私)に対して理屈でマウントしてくれていて、「そうそう、こういう返しを期待してた!」と内心ワクワクしていました。(迷惑)


心理学の授業自体は、「聞けば分かる、過去の体験から納得度も高い」といった内容のオンパレードで、ほとんど雑学を得ているような感覚でした。ただ、実は論文を作るための工程は「国語+数学」みたいな学問でした。

・論文発表のために調査の設計
・アンケート作成のために既存の心理尺度や文献を引っ張る
・アンケート回収以降は専用ツールで統計処理を掛ける
・図表をExcelでまとめつつ、Wordで論調に組み込んでいく
・得られた事実から、新たな仮説を立てて論文執筆や追従実験・調査する など

文献の引用方法とか、「標準偏差」「有意な差」「n」といった概念を修められたことは、収穫だったなと思います。データを見ることとか、仮説を立てることとか、調査研究や実験に係るアレコレはどうやら好きらしかったです。


対人能力を発揮するようになった自分(大1〜)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

大学時代も好調にサイコパスでしたが、徐々に社会性を身につけていった私は、学部長の依頼でサークルを代表で立ち上げることになります。結果的に半年で100人以上集めて、小中高の経験土台がおよそ遺憾無く発揮されることとなりました。

集客のコツとか、コミュニティの活性化や維持については体験的に学ぶこととなりましたが、「サークルメンバーの満足度」という尺度で自分が好き勝手できる環境は楽しいものでした。

また、ツテでホストやキャバクラのボーイをしたり、レンタル彼氏をやったり、そういうサービス系のバイトをちょいちょいやっていました。今にして思えばインターンとかプログラミングとかやっとけよ!という感じでありますが、当時は当時で能力を生かしながら楽しくやっていたのだと思います。


画像6

ちなみに、就活体験記はこちらです。もし学生さんがご覧になっていたら、参考までに。


・・・



社会人時代

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

2021年度で29歳になる私ですが、24歳の時点で3社経験しています。一昔前なら、間違いなく「もう良い転職はできない」と言われるような経歴です。


1社目:老舗の呉服店
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

就活にも不真面目だったので、やはり「ちょっと活動して、受かったところに入った」という感じで、中学時代からの生き方が反映されています。

置かれた環境では適応して楽しく過ごすものの、過ぎ去ったコミュニティとか進路については興味がないらしいです。

販売員だったのですが、怪我で2ヶ月で辞めました。接客中に正座するんですが、中学時代にオーバーワークでオスグッド病になったり(膝の下に骨が分離する)、入社直前の引越し短期バイトで膝の神経を痛めたりしてて、予想以上に正座できない身体でした。結果的に、業務開始からすぐに膝の炎症が止まらず、続行不可になりました。勤務2ヶ月では本社への移動なども叶わず、自己都合で退職。

着物とか宝石とかを売るので、女性相手の商売で、適性は高かったようなのですが、今にして思えば続けるイメージが持てないので、ご縁がなかったのだと思います。


2社目:派遣ベンチャー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

もともと、携帯電話の販売員として採用されました。ただ、入社後に「思った以上に立って呼び込みとか搬入とかあるらしい」とわかり、会社が気を利かせてくれて「グループ会社の法人営業」に配属されました。

当時ほぼ新卒だったので「これが普通か」と思っていたのですが、一人が抱える業務量、残業時間、残業代未払いの実態など、もろもろが悪い意味で「ベンチャー」という感じでした。(普通に労働基準法違反)

私は仕事にも没頭するタイプで、環境への適応力もそれなりなので、当時はそれを意に介さずゴリゴリに働き、気づけば営業課長になっていました。顧客は同列の肩書きの方が40〜50代のおじさまばかりだったので、とにかく接待&嫌味のないセールストークで励んでいました。

大手企業にいる現在からすると、23歳ほどのガキが「課長」という名刺であるのって幼稚で笑えますが、ベンチャーはそういう昇進で従業員をモチベートするものだと理解しています。
やりがいとか成長をウリにしますが、「一人で早くなんでもやってもらわないと会社が立ち行かない」という状態の企業はごまんといるんですよね。


3社目:転職エージェント
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

業務内容は上記の通りなので、入社経緯だけ触れてみます。

ベンチャー企業を辞めることが決まってから転職サイトに登録しました。するとすぐ電話がかかってきて「カウンセリングを受けませんか?」と気さくに言われたのでとりあえずOKしました。転職エージェントという仕事を始めるまでは、転職サイトと転職エージェントの違いも分かっていませんでしたが、まあ無料で話を聞いてくれるというので都心の一等地に赴きました。

「転職する方って、あの時の自分と同じ認識レベルだろうな〜」という記憶を忘れずに、そういう方も理解できるような説明を転職エージェントとして心がけていたりします。

担当をしてくれたアドバイザーを前に「この人も営業なんだろうな。自分みたいに年齢と肩書きと年収が見合っていなくて、変に喋れる奴の相手って面倒くさいだろうな。ていうか予算あるよねこの人?」なんて思いました。私のための時間なのに、アドバイザーの業務について色々聞いてしまうウザさを発揮しました。

「仕事なんか、なんでも適応できるだろ」と楽観していた私だったので「お姉さんが今月あと一人支援する必要があって、締め日まであと5営業日ということですから、5日で入社決定できる企業を紹介してもらったらOKですよ」と話したら、その会社の選考を案内されました。本当に5営業日で転職活動が終わりました。

不気味なガキだと思われたことでしょうが、その後会社にかなり貢献しましたし、その度にアドバイザーの方を立てていたので、感謝されていると信じたいです。


画像7

・・・



個人の性格的特性、嗜好など

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

・好きなことには異常な集中力を発揮する、そこに費やす時間を努力だとは思わない(ハマれば強い、ハマらないと雑魚)

・思いついたことをすぐやるけど、「やり遂げる」ことはあまりなく、制御不能な部分もあるので、たぶん多動のADHD

・接待生活も長く、お酒は飲めるけど、一人で飲むことはなくてコミュニケーションツールだと思っている

・タバコとかファッションとかグルメとか、消費する系の嗜好品に関心があまりない

・ヒトのことを理解したいと思う一方で、好きかというとよく分からない(ヒトより他の生物とか、植物や無機物を眺めている方が楽しいと思うこともある)

・強度のHSS型HSPで、知的好奇心が旺盛な割に疲れやすい、面倒臭い造りになっている(繊細であるが故に、文字に起こして自己理解を促進させて、自分を納得させることでストレスを解消していると思われる)



・・・


やはり自分はのめり込むとすごい時間が経つもので、この投稿も13000文字を越え、軽く7時間は書いていました。見切りをつけてテキトーに2時間くらいで書けばいいものを、変にハマるとこうなるから、ちゃんとお金のためか誰かのためになることで自分に時間を使わせないといけませんね・・。

駄文も多かったと思いますが、最後までご覧いただきありがとうございました。


転職や働き方に関する記事は、こちらのマガジンにまとめています。よければバックナンバーもご覧ください。


----お知らせ----

 普段は大手人材会社で転職エージェントとして働いています。これまで、3,100名以上のキャリア相談に乗ってきました。参考になりましたら、気軽にフォローいただけると嬉しいです🌱🧢💭


⚪︎ブログ


 現役の転職エージェントが、転職したい個人を応援したい一心で綴っているブログです。忖度なしで書いているので、「転職活動中」とか「転職しようかちょっと考えている」という方にご覧いただけると嬉しいです。

※エージェントのぶっちゃけ話もしているので、転職に興味がない方は見ないでください…!

⚪︎音声配信(stand.fm)

 キャリア相談に乗らせていただいたり、転職や就活のケーススタディとして事例をご紹介しています。気になるバックナンバーがあれば、ポチッと押して聞いてみて下さいね。😴



仁井貴志でした。またね!

この記事が参加している募集

自己紹介

ドトールの「アイスコーヒーS」は224円、サンマルクは230円、エクセルシオールは305円。スタバの「アイスショートラテ」は374円です。記事が気に入ったらサポートしてください!意気揚々とカフェに突撃します。