「フリーランス、37%がコロナ前より収入減」
フリーランス、37%がコロナ前より収入減 新規案件獲得困難に(毎日新聞)
こんな記事が出てました。
心理統計学と転職エージェントの知見をもとに、調査結果を噛み砕いてみます。
データの信頼性(ある。年代も知りたいところ)
NewsPicksでは以下のコメントを残しました。
»率直な印象
こんな感じです。
有効回答者(N)は、そこそこ集まっているよね=データとして一定信頼できそう。
欲を言えば、Nだけでなく「年代ごとの回答」も出してほしかった(10代、20代、30代では稼働時間や収入にバラつきがあるはず)
フリーランスの調査と、「飲食の宅配」に絞った調査がある。=分けられていてイイね!しかも宅配ビジネスはNが多くて素晴らしい
Ubereatsなど「飲食の宅配」個人事業の現在
データから見る「ボリュームゾーン」の話です。(中央値ってやつですね)
稼働:〜60h/月(44%)
収入:〜10万/週(30%)
稼働と収入は、&ではなく別個の調査項目です。
専業者と副業者の立ち位置(差)
上記は飲食の宅配ビジネスを「個人事業主としてやってる」と回答した方のアンケート結果です。
個人事業主=専業者 とも言えませんが、一応ここでは専業者としておきます。なぜなら「副業です」と回答した方の調査結果が別であるから。
»副業者の調査結果
ボリュームゾーンがこちら。
稼働:10時間未満(53%)
収入:1万円〜3万円未満(39%)
デリバリー・中食の需要(妄想)
需要が急激に冷え込むことはない(安定)
新規参入なら、供給もしやすい(障壁)
こんな印象です。※妄想です
すでにチェーン展開している屋号だと、出店攻勢は慎重にならざるを得ませんね。なぜなら「店に集客すること」を前提にリサーチしてきたから。
一方で、スモールビジネスで新規参入を狙う事業者さんなら、デリバリー特化の出店はアリだと思います。
「将来、自分の店を持ちたい!」が遠のく世界線
販売・サービス系の職種に就く方を転職支援する機会も多いです。
そこで、「将来は自分の店を持ちたい」と語る方も多くみてきました。
ちょっと残念な話ですが、店舗集客を前提としたビジネス設計は・・軌道に乗せづらい未来がまだ続きそうです。というか一生そうかもしれません。
実店舗を構えること自体は素敵な夢ですし、転職エージェントとしても一人の消費者としても応援したいところ。ただ「出店がゴールじゃない」と思うので、ぜひコケないで繁盛しますようビジネス設計いただきたいです〜。
(補足:サービス設計やマーケティングの相談は、↓のブログから相談受けています。)
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仁井貴志でした。ではまた〜
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