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南アフリカ旅行(3)外国の店員さんは無愛想?

たまーに聞きませんか?
「海外旅行行ったら店員が無愛想だった!」
「接客に気持ちが入っていない!」
など。


いや待て、そんなことないでっせ旦那☆
なぜかって?それはこの俺が実際に現地で経験したからだよ!
ということで、今回も私の体験談から皆様にお伝えします。


エピソード集

1.H&Mに行ったときの話

「H&M」
それは、スウェーデン発祥のファストファッションのアパレルショップで、世界数十か国で店舗を展開する国際的な企業である。そして、筆者はその大ファンである。(どうでもいいがな)
H&Mは価格がリーズナブルなのに品質が良く、シンプルなファッションを好む筆者にとってはまさに私の為にあるようなアパレルブランドといっても過言ではない!(そろそろ読者の皆様に呆れられるぞ)

すみません、つい熱が入ってしまいました。
そんな私がなんで南アフリカに来てまでH&Mに行くことになったのかというと、衣服が入ったスーツケースをロストバゲージしてしまったからである。
(詳しくは ↓ の記事をご覧ください)

変えの服、もちろん下着も手元になかったので、到着した次の日に服を買いに行くことに。でもせっかくなら好きなH&Mで買いたいなぁ~とピンチの時でも欲が出てしまいました。Google Mapで検索すると、なんと!近くのショッピングモールにあるではないか!!
ということで、さっそく泊まったゲストハウスのMartinさんに別れを告げた後にH&Mに行くことになったんですよね。

とは言っても観光もあるし、あまり時間をかけられないのでせっせと服を選びレジに並ぶ。レジの人は20代くらいの若いお兄ちゃんでした。

レジのお兄ちゃん
「Hey, how are you doing?」

と社交辞令のように軽い挨拶を言ってきたお兄ちゃん。
棒読みの社交辞令来たね、はいはいというスタンスで軽くやり過ごそうとする筆者。

筆者
「Yeah, I'm good. How are you?」(一応最低限の礼儀として、相手にも聞き返すように心がけております)

レジのお兄ちゃん
「Yeah, I'm good.」

と無表情で返事が返ってきた。
はいはい、お決まりだよねこのパターン、別に慣れてるからいいし、と強がる筆者だったが、なぜだろうか? この南アフリカの旅のしょっぱなから起こったロストバゲージ事件を誰かに共有したかったんでしょうね。

筆者
「あの、実は俺、日本から観光で来てるんだけど、スーツケースがまだ届いていないんだよね、、」

レジのお兄ちゃん
おぉーーーー!!!!!! だからこんなにたくさんの服を買ってるのか!!

うわっ!すげぇ。急に無表情の社交辞令姿から人間らしくなったなこのお兄ちゃん、と思いましたよ。

筆者
「そうなんだよ、エチオピアで乗り換えだったんだけど、そこでうまくいかなかったみたい。俺の荷物はまだエチオピアの空港にあるんだよね笑」

人間らしくなったレジのお兄ちゃん
「それは災難だったね、、あっ、お会計はキャッシュ?カード?」

筆者
「カードでお願い!」

無事に衣類を手に入れた私は少しほっとして、レジを後にしました。

人間らしくなったレジのお兄ちゃん
「無事にスーツケースが届くことを祈ってるよ!」

筆者
「ありがとう! Have a nice day!」

人間らしくなったレジのお兄ちゃん
「Yeah! Take it easy!」

最後にこんなお言葉をかけてもらいながら。
見知らぬ人にもちょっとした小話をする風潮がある南アフリカ。
彼の人間らしい表情が見えて、なんだかうれしくなった筆者なのでした。

2.スーパーのお惣菜コーナーでの話

私は南アフリカに旅行に行ったのに、南アフリカ料理というものを全く食べませんでした。そこまで時間をかけるほどの興味もなかったし。
夕飯は、地元の大手スーパーである「Checkers」もしくは「Pick n Pay」で買うことがほとんどでした。(だって外国のスーパーを見るのが楽しいんだもん!)

ということで、お惣菜コーナーへと足を運び、食べたいものを決めていく筆者。よし!これとこれとこれにしよう!と決まった時の事。

筆者
「〇△▢&%$#*?」

店員さん
「Sorry?」

筆者
〇△▢&%$#*?!

店員さん
「え、なに?」

とっさに文法がめちゃくちゃな英語を話してしまい、店員さんとうまく意思疎通できませんでした。(あの時はごめんなさい)
シンプルな英文を頭の中でとっさに作り、

筆者
「あの、注文したいんだけどいいかな?」

店員さん
「Oh! もちろんだよ!」

筆者
「(あ~何とか通じてよかった😅)」
「牛ステーキ100g、ローストベジタブル50g、チキンレッグを1ピース下さい!」

店員さん
「オッケーよ!」

ここで、南アフリカのおしゃべりしたい病にかかってしまった筆者だったのか、また店員さんに話し始める。

筆者
「俺、観光で日本から来てるんだよね。飛行機で20時間も掛かったよ。」

店員さん
「えー!ほんとに!そんなに長かったのね!😮」

筆者
「そうなんだよ、、マジで疲れた。でも旅行は楽しいから問題ないよ!自然とか景色がきれいだし、人々も優しいし!」

店員さん
「それは良かった!音楽フェスは行った? 南アフリカに来たのならおすすめだよ!」

筆者
「フェスは行ってないな、あと2,3日したら日本に帰らなきゃいけないから時間がなくて、、」

店員さん
「えー!!短い休みだね!!!」

筆者
「そう、日本人は休みが多く取れなくてさ、、、😅」

店員さん
「日本は行ったことないけどどう? いい国?」

筆者
「そうだね、整備されてるし便利だしいい国だよ。でも時々孤独な気分になるね。南アフリカの人たちはだれでも気軽に What's up? とか Hey, how are you doing? とか言うでしょ? 日本にはそういうの無くてさ」

店員さん
「えーーー!!!😮 マジかよ!! それは寂しくなるね、、」

筆者
「そうなんだよ、だから南アフリカはいいと思う! 一人で旅してても寂しくならないし!」

店員さん
「それは良かった! あ、はいこれ商品ね! レジでそのまま会計してね!」

筆者
「ありがとう! Have a nice day!」

店員さん
「Yeah! You too!」

そう言ってお総菜コーナーを後にしました。
(その後レジで会計した時に、レジのおばちゃんが俺の買ったチキンレッグを床にぶちまけてしまい、さっきの店員さんの所へ行って交換してもらったのはここだけの話)

日本人の基準で考えてないか?

みなさん!ここまで人間らしい彼らを垣間見ることができて、それでもなお無愛想と言いますか??????

と、言いたいですが、これはあくまでも雑談で人間らしさが見えて、無愛想ではなくなったという話なので、判断が難しいですね。
でもね、一つだけ言えるとすれば、みなさんは日本人の基準で接客を見ていませんか?ということですね。

国ごとにそれぞれの基準があってですね、それぞれの接客スタイルがあるわけなので、一概に「接客が悪い」と思ってしまうのは良くないです。

「ここは外国だし、何があっても不思議じゃない!日本のあたりまえは通用しないんだ!」

と強く広い心で彼らを見てあげてくださいね。
そうすれば、「接客が悪い」とか気にしなくなりますよ。

私のように店員さんに話しかけなくてもいいので、「広い心」「動じない心」で接してみてください。


※今回私が出会った店員さんは皆いい人ばかりでした。たまたまかもしれませんし、南アフリカはそういう国民性なのかもしれませんね。

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