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国文法

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#日本語文法

曖昧な「形容動詞」という品詞

学校で習う国文法では、品詞分類の中に「形容動詞」というものが当たり前のように一つの品詞と…

kan
3年前
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「ハ」と「ガ」から考える国文法教育

前回の投稿からかなり時間が空いてしまい、申し訳ありません。また改めて国文法について考えて…

kan
3年前
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国文法はなぜつまらないか

国語の授業で国文法を習った記憶は、きっと誰しもあるでしょう。「品詞」「文節」「○段活用」…

kan
3年前
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国文法の問題点その1:「文節」と「〜ている」

国文法を学校で習う際、基本としてまず学ぶ概念として「文節」というものがあります。 「文節…

kan
3年前
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国文法の問題点その2:「〜について」

前回の「文節」の問題に関連して、今回は「〜について」「〜を通して」などの表現について考え…

kan
3年前
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国文法の問題点その3:「ようだ」

前回まで、「〜ている」や「〜について」などの表現について、「文節」という概念における区切…

kan
3年前
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国文法の問題点その4:動詞の活用

久しぶりの投稿になってしまったが、今回は学校で習う国文法について、その問題点を「動詞の活用」という観点から見ていきたいと思う。 まず、学校では、動詞には「五段活用」「上一段活用」「下一段活用」「カ行変格活用」「サ行変格活用」の5種類の活用があることを習う。もちろん、この分類には何の問題もない。 問題があるのは、語幹(活用する際に常に音が変わらない部分)の定め方である。語幹は、助動詞が後接する際にどこまでを動詞と認めるかに関わり、非常に重要な概念である。 1. 一段動詞(

「ている」「てある」を助動詞とみなすべき理由

以前の記事で、「〜ている」という表現の学校文法での扱い方について取り上げた。具体的には、…

kan
3年前
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考える国文法その1:「音便」

この記事では、国文法教育について、従来のような一方向な知識の詰め込みから脱した学習方法を…

kan
3年前
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