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ワクワクしたのは知らないことから

こんにちは!
「朝の寒い日はやっぱり熱々のほうじ茶ですね!」
と言いたいのですが猫舌なのでちょっと冷ます派の日本茶バリスタの倉橋です。

日本茶バリスタについては下記の記事を見て頂き活動について少しでも知ってもらえるとうれしいです!


日本茶の活動をしているとよく頂くお声があります。

「お茶ってなんか当たり前で特に意識してないな」
「お茶よく飲むけどどうやって作るかはわからない」
「日本茶って敷居高いなー」

「みんなも僕と一緒なんだ。」声を聞きながら僕は思います。
僕もお茶のことよくわからないけど「お茶はおいしいな」と思って飲んでいました。そして身近で当たり前の存在すぎて意識して飲むこともありませんでした。
さらに茶道のイメージがあって「敷居が高いな」と感じていました。

このようなイメージやお茶を普段なんとなく飲んでいる僕と同じ体験をしているみなさんに今回のお話しを聞いて少しでも「やっぱりお茶飲みたいな!」と思ってくれたら嬉しいです

知らないからこそ楽しそう

僕は秋田の田舎に生まれて育ちました。
お茶の仕事をしていると、
「静岡出身なの?」「実家派農家かお茶屋さんなの?」とよく聞かれます。
元々お茶に携わる環境である人達がお仕事されていることが多いのだと思います。僕自身お茶に関わるなんて思ってもいませんでした。
それも日本茶バリスタを始めたきっかけにも書きましたが
お茶への関心とお茶が持っている魅力に引き込まれたことでお茶を飲み、農家さんを知り、お茶を知り、飲んでいる人たちに出会ったからこそ「お茶に関わることで何かできないか」というところにたどりつきました。

新しいことを見つけては、「何かできないか」「これもっと面白くできる」「みんなに届けたい!」など自分が良いと思ったことや好きなことに行動できるタイプでした。(「自分もそうです!」って思っていたらぜひお話ししましょうw)

わからなかったけどなんだかワクワクしてくるそんな気持ちが日本茶にありました。


まずはお茶を飲んでみよう!

#まずは身近なお茶で飲み比べ!
飲むって言ってもまだ敷居が高い気もしていたのでとにかくペットボトルのお茶を飲みました。コンビニやスーパー、自販機などひたすら見つけては飲んでいました。(当時はお茶しか見えてないんじゃないかって思います)
会社ごとに味わいや香り、色あいやパッケージなども違い手軽に飲み比べするにはとてもよかったです。煎茶・ほうじ茶・玄米茶が主に楽しめますが最近ですと国産紅茶・国産烏龍茶や釜炒り茶や水出しも登場しバリエーション豊かに日本茶が楽しめるようになりました。(すごい!)

#産地で違うお茶がまた楽しい!
次に日本茶飲めるお店に行くようになりました。
まずは基準を作りたいと思い様々な産地を飲み比べをするようになりました。
コーヒーやワインなども産地によって特徴があるようにお茶も産地別の飲み比べからはじめました。

秋田にいたときはなんのどこのお茶を飲んでいたかもさっぱりわかりません。
それは基本的にお茶屋さんでは「合組」(コーヒーのブレンドのようなイメージ)し、味や水色、香りや価格などお茶屋さんがみなさんにおいしいお茶を提供するために考えて作られています。
地元のお茶屋さんには産地や品種の単一が少なかったと思います。(寒いから常に熱々のお茶で茎茶やほうじ茶ばかり飲んでいました。)

産地別に飲んでいくとお茶の甘みや旨味、香りや渋みなどの違いが覚えやすくなりました。
福岡は甘味があり、京都は旨味があって黄色い色もある。
静岡は軽い渋みと色合いが濃く飲みやすい、鹿児島は旨味と甘味が程よく香ばしい香り。
産地別で最初に感じた印象でした。それぞれの特徴をイメージできるようになったら同じ産地で飲み比べし、製法や品種、さらに農家さん別などポイントを分けていきながら楽しんでいきました。
そこからお茶の生産者さんごとにより個性があることでより自分の好みもわかってきました。

惹かれたのは〇〇!

その中でも僕が1番好みを分ける上で大切にしているのは「香り」でした。
旨味や甘味、渋みなどもちろん産地や品種によって違います。
香りは特に山のお茶や平地、品種や製法によって個性の変化が著しく思います。
お茶を飲むときも飲む前に香り、口に含んで飲み終わった後にも香りを楽しむ。
そんなお茶の楽しみを改めて知ってからまたワクワクしていました。

お茶は好きになればなるほど発見があり、また新しいお茶に出会ってまた興味が湧いてくる。
自分の好きなお茶を見つけることでまた楽しくなる。
人生でこんなにお茶を楽しんでなかった分を取り返すように沢山飲みました。

最初から面白いからとわかっているよりも、知らないからもしかしたら面白くなっていくかもとはじめた方が長く、そして自身が体験しより経験となって面白みが増します。


ちょっとしたきっかけと出会い

お茶から改めて教えてもらったことのひとつでした。
もしお茶に興味がなくても、あまり気にしたことがない人でも何かをきっかけに出会えることがあれば日本茶の楽しさを人生のひとつになってもらいたいからこそ日本茶バリスタとしてそのきっかけ作りをワークショップやイベント、SNSなどでおこなっています。

僕自身の体験から、リアルな言葉をみなさんに届けたいと思い活動し様々なメディアやオンラインでも発信しています。

今まであった人も、これから初めて会う人も一緒にお茶を楽しむことができればとても嬉しいです!ここまで見てくださってありがとうございました。
ここで出会えたあなたにもお茶時間が生まれますように。


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