現代詩 夜の小径
蝶々が雲の様に踊って舞い降りているか
或いは煙が大鷹の様に飛び出すの機を待っているだろうか?
夜の帳の下華やかな木々は時を越える変化しか考えている
或いは私はこの景色の動かくはずもない永遠を飽きれてなのか?
もしこの小さな庭に花びらをばら蒔く風が揚げたら
乾坤天地の何処でも自分がない事を知りえるかも
しかし蝶々は地面の蒔いた花びらに化す、
そして気付かなかった内に、大鷹の姿はもういなくなった
私は空も大地にも依らずに、
永遠と流れる命の狭間で
この乾坤を見ているならず者だけだ