会社を辞めて1か月、素直な感想
こんにちは。苦瓜ゴーヤです。
会社を辞めて1か月くらい経つのですが、その率直な感想を書きたいと思います。
①そもそもなぜ会社を辞めたのか
自分が就職したのはリーマンショックが多少落ち着いた頃。"安定した企業に入って安定した生活を送れればいい"と人生設計を描いていた。就職活動に苦戦する学生も多くいたが、自分は幸いなことに第一志望の企業から内定を得られ、入社した。その日から仕事を頑張ってきたつもりだが、ふと"自分のため"ではなくて"会社のため"に毎日働いているのではないかと考えるようになった。
新人の頃は業務の範囲が狭いため、課題があっても自分で改善策を提示して実行して解決できることが多い。しかし、役職が上がると自分の力だけではどうしようもない課題が増えてくる。さらに出世すると上層部が立てた無謀な目標も達成しなければならない。
今は本当に人手不足の時代であるため人は足りないし、働き方改革で長時間の残業はできないが、売り上げは増やすという目標なので歪みが生じ、一部の人間が無理をしなければならない部分も出てくる。
うつ病になる人も多いし、身体を壊す人もいる。毎月誰かが会社を辞めるが代わりの要員は配属されない、でも仕事に穴はあけられない。バブルの頃のように"忙しすぎても金銭面で報われる"という時代でもない。60歳で定年となるのは過去の話で、自分の時は70歳を超えているかもしれない。70歳でできる仕事がこの会社にあるのだろうか。
通常であれば転職活動をすると思うのだが、ほかの会社に移って頑張って出世してもさらに会社の一部になるだけな気がしてしまう。それに今の時代、会社員でも安定とは限らないということを強く感じる。
人生で一度は"自分の力で自由に稼いでみたい"という気持ちがどうしても抑えきれなくて退職を決意した。
②意外と何も変わらない
会社を辞めれば劇的な変化があるかと思ったが、意外と何も変わらない。
とりあえずフリーランスとして多少は稼ごうと思い、クラウドソーシングサイトで多少仕事をする程度の生活だからというのもあるが、"毎日なんか家にいるな"という感覚。
会社員を辞めたら周りから色々言われて、精神的に追い込まれるのかと思っていたが、そんな事はない。一人暮らしだし、家族はあまり干渉しないタイプなので、"ちゃんとした職に就け"などとは言われない。友人も"正社員じゃないとダメだ"などとは決して言わない。普段生活していて"フリーランスなんて辞めたほうがいい"などと言われることは全くない。
自分は実家を出て一人暮らしを始めた時が一番変化を感じた気がする。
独立した人の本を読んでいると、"会社を辞めたら天に導かれるように新しい出会いがあり、私の人生が輝きだしました"とかよく書いてるけどそんな事はない。良くも悪くも変化がない生活なので、コミュ障なので苦手なのだが、イベントとかコミュニティに参加しようと思う今日この頃･･･。
③仕事について
多少は貯金もあるし、結婚してないし子供もいないし家も買ってないので、マイペースに自由にやっていきたい。
Webサイト制作、ライター、動画作成、ネット通販等々やりたいことが色々あってとりあえずどれかに集中しないとという感じ。
周りの知り合いは転職して給与を上げたり、海外で仕事したり、どんどんステップアップしているから焦る気持ちが無いというと嘘になるけど、"自分は自分"なので、人の幸せと自分の幸せを比べても意味がないということを忘れないようにしたい。
お金をいただけるレベルのスキルを自分のペースでいくつか身に着けていきたいと思っている。
④今後の生き方
会社を辞めて3年位するまでに次どうするか決めないといけないと自分の中では思っている。
起業できれば良いなとは思うが、会社員に戻るかもしれない。せっかく辞めたのに何言ってるんだと思うかもしれないけど、例えば3年間で身に着けたスキルで副業をしつつ、週3日は正社員という生活も良いかもしれない。
出世さえできればいいと新入社員の頃は思っていたが、70歳近くまでお金のためだけに自分をすり減らしてバリバリ働くっていうのは難しいんじゃないかと思う。
今は多様性のある時代なので、"20歳前後まで学んで60歳まで1つの会社で忙しく働いて引退"という生き方以外の選択肢もあると思う。みんなが"この道を進みなさい"と言ってもそれが良いとは限らない。渋滞していたり、事故があったり、落石があるかもしれない。抜け道、寄り道、回り道、自分が好きな道を歩いていいんじゃないかなと思う。会社員とフリーランス、どちらが正解ということはなくて、自分で、いつ、どの道を選ぶか。それが自分らしい人生を歩む上で重要なのではないだろうか。
1年経過したときにはフリーランスとしてやっていく自信がついていることを目標に生きていきたい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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