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白米を無限に消費するちりめん山椒レシピ - 虎の巻
ちりめん山椒。
醤油の塩気と米の甘味を纏わせたちりめんに山椒の風味を合わせるだけのシンプルな料理ですが、白米に乗せると何と美味しいことか…!
日本米の最強のお供の一角です。
お手製ちりめん山椒の強みは、やはり自分の好み通りに簡単にカスタマイズできること。米由来と砂糖由来の甘さの比率と仕上がりの甘味の強さ、醤油の味と色はどの程度出すか、ちりめんの硬さは、実山椒の食感と塩味は etc.
市販品で好みにピタリとハマることは滅多にないでしょう。
そして、有り難いことに、ちりめん山椒の自作は実山椒さえあれば全く難しくありません。
実山椒以外の材料は一般的なものばかりですし、調理工程もシンプルだからです。前述の味のカスタマイズも調味料の割合などを少しイジることで、簡単に調整できます。
ちなみに、冷蔵でも十分長持ちする上、冷凍も可。ありがたや、ありがたや。
作るのは難しくないのですが、ポイントはあります。それは山椒への熱の加え方。
山椒の辛味成分自体は熱に強いそうですが、実山椒の香りは加熱によってどんどん失われてしまうため、加熱の進行に伴い香り部分の山椒「らしさ」は薄まっていきます。揮発していく香りを捕まえて留めておく油脂などの成分が材料にほぼ存在しないためです。
それを考慮して火の入れ方を少し工夫します。すると、あら不思議。少量の実山椒でも十分にお目当ての風味を出すことができます。
実山椒の下処理の手間や入手コストなどを考えると、できることなら実山椒の使用量は抑えつつも山椒の香りは十分に楽しみたいのが心情でしょう。
本稿で紹介するのは、そのようなワガママに応える、経済性と味を両立したレシピというわけです。参考までに比較すると、実山椒の使用量は白ごはん.com のレシピの約 1/3 です。繰り返しになりますが、単純に量をケチっただけではなく、山椒の風味を十分に効かせた上で。
白米のアテとして最強クラスのちりめん山椒。それを実山椒の使用量を通常の約1/3に抑えつつ美味しく作る良い所取りレシピの紹介です。
— Nick (@fish_and_Nicks) July 2, 2020
単に使用量をケチった下位互換品ではなく、理にかなった実山椒の使い方を追求したら勝手に量が減りました。
ポイントは火の入れ方にあり! https://t.co/0M3BGl6PUH
それでは、本題。レシピです。
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