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『100万回言えばよかった』のハンバーグとプリンをつくってみた

20年前の思い出の味が結びつけた恋は、亡くなったあとでも霊として、味でつなげることができます。

ファンタジックラブストーリードラマ『100万回言えばよかった』は、ミステリーの要素もあり楽しめます。

佐藤健さん演じる直木が作るハンバーグとプリン、美味しそう!食べたい!

レシピがあったのでつくってみました。

牛ひき肉・牛脂・卵・牛乳・パン粉(食パンをフープロで)牛乳・玉ねぎ・セージ・ディル・ナツメグ・シナモン・オレガノ・塩・胡椒・オリーブオイル・白ワイン

合い挽きでなく、牛肉のみで牛脂を使ってました。牛肉ひき肉と細かく切った牛脂を混ぜて、冷やしておくといいそうです。

noteお料理仲間は、玉ねぎは炒めない派が多いのですがこのレシピは炒めてました。ドラマの中でも「ガチャガチャやらない!」と直木さんが言ってましたが、いこまゆきこさんのお料理教室でも触らない、と教えていただきました。

牛ひき肉に牛脂を混ぜたものと、冷めた玉ねぎ、牛乳に浸したパン粉、卵、香辛料を混ぜます。手早くが、ポイント。
手早く成形し、フライパンで両面を焼き白ワインでフランベします。

フランベは、風味や香りづけになり旨味を閉じ込めます。フライパンを傾けて、白ワインに火を着けます。

200度のオーブンで10分焼きます。食感が増し肉汁が逃げにくくなるそうです。

デミグラスソースのレシピもありましたが、簡単に「栗原はるみのデミグラスソース」と赤ワインで作りました。

パウダーなので、水で溶いて赤ワインで煮込みました。
できあがり!
お手本は、直木が働く洋食『ハチドリ』のメニュー。番組instagramより。

柔らかく、お箸で食べました。美味しかったです。

プリンは実家の味で作りました。

絶版になっている父の出版社の本。わたしたちはこれで育ち、母のものは姉が持ってます。これは叔母から譲り受けました。白黒で50年前のもの。
砂糖・卵・牛乳・バニラオイル・水
砂糖と水を煮詰めてキャラメルソースを作ります。
バターを塗った型に入れます。うちにあったプリンの型?
砂糖を加えた牛乳を火にかけて砂糖を溶かし、卵を入れて濾します。目が粗いのでキッチンペーパーを使いました。

キャラメルソースの入った型に注いで、天火に水を張りオーブンでじっくり50分ぐら蒸し焼きにします。

できあがり!

直木が悠依に作ったプリンは緊張して、砂糖と塩を間違えしょっぱいものでしたがこれは甘いプリンです。

しょっぱいプリンで、直木が亡くなっていると確信した悠依。

味の記憶って、確かにある。

私がつくったプリンは、なつかしい実家の味。父の会社の本。中学生の頃、この本のレシピでスポンジケーキや、アイスボックスクッキー、クレープをつくってました。

母ももちろんこのプリンをつくってくれていたけど、プリンはなぜか弟の味。彼が高校生のとき母親を亡くしているのでなんでも自分で作っていたからかな。

弟のプリン、きちんと濾すのがポイントといってたっけ。つるっとして、なめらかでやさしい甘さ。

悠依のように哀しい味ではないけど、ちょっとせつなくなるのはどうしてかな。味でつながるってことかな。