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制作工程について

こんにちは、にこべるです。
今回は、イラストの制作方法についてご紹介したいと思います。

普段の自主制作もそうですが、お仕事進行時の制作工程もこんな感じで進めておりますので、ご発注の際の目安になれたら嬉しいです。

どんな絵を描くかイメージする

頭に浮かんだ風景や思い出、物語やテーマをどのような絵にしようかイメージします。インドア派の私ですが、ずっと部屋にいるとアイデアがでてこないので、動物園や公園に行ったり花や木の写真を撮ったり、自然にふれながらアイデアを増やしています。

水族館にて。魚の柄の参考として撮ってみたり・・・
カメって足伸ばすとこんな感じなんだ〜!の発見として
秋の絵を描くときにこのお花を描きたいと思って撮りました
魚がキラキラ光っていてとっても綺麗。魚の絵を描こう!と思いました
魚の写真を参考に描いた絵(この頃は鮮やかな配色が好きでした)

お仕事の際は、お客様にいただいたイメージを元に、どんな配色やレイアウトにするか頭のなかで組み立ていきます。出てきたアイデアは適当なものでも、一応紙に描き出したりしています。こんな感じに・・・

iPadを使って、ラフを起こしていく

イメージが固まってきたら、iPadを使ってラフを起こします。
アナログでラフを起こすよりも、デジタルの方が修正がかんたんにできるので、ラフ制作はiPadにて行ないます。
お客様へご提出するラフは基本カラーラフにて制作しております。
(制作アプリ:Procreate・納品形態 jpeg,psd,ai 等)

こんな感じ

ラフを実寸に出力する

iPadでラフが描けたら、実寸サイズに出力します。
私のお家のプリンターは今のところA4が限界なので、大きい絵の時はこんな感じに紙を貼り合わせています。
ラフは実寸だけど、本制作の際は塗りたしのことを考えて少しはみ出しぎみに大きく描いています。

A4で2分割にして、くっつけて、A3の絵にする

トレース台を使って、画用紙にラフを写す

鉛筆で画用紙にラフを写していきます。
絵を描き始めたころ、ちゃんとしたトレース台を買おうか悩んだけれど300円くらいで手作りしたものを今も使っています。中央のライトを押すと明かりが点きます。

お手製トレース台
くまの顔をトレース中

下書きを元に、本制作に入る

主に色鉛筆を使って制作をします。絵の具もパステルもクレヨンも色々試してみたけど、やっぱり色鉛筆が一番自分に合っている気がします。
使う色も、前までは気分で決めていたけれど、最近は自分の好きな色を絞って、その中から使うようにしています。

←つかわない色 使う色→

最後に、iPadで微修正

絵が描けたら、スキャンをしてPCへ取り込みます。フォトショップを使ってゴミを取り除いたら、必要に応じてiPadで微修正をしていきます。
例えばこちらの遊園地の絵。

原画では背景に観覧車があったり、真っ暗な夜空が描かれているのですが、画像修正をしているうちに、背景はスッキリと淡い紺色で仕上げたほうが良さそう。と思いiPadで色をつけ直しました。

原画(空は暗め・観覧車がある)
空だけデジタルで書き直し

あんまりiPadで書き加えてしまうとアナログの良さが損なわれてしまうので、やりすぎないように気をつけます。
*お仕事の際も、本制作に進んだ後にどうしても調整が必要な時は、かんたんな物であればiPadで書き加えたり消したりも対応できそうです。その際はご相談くださいませ。

完成!

納品データの形式はお客様の要望に合わせて対応いたします。psd,ai,jpeg,pngなどなど、ご相談くださいませ。

おわりに

今回は絵の制作工程についてご紹介してみました。
どんな風に絵を描いてるんだろう、どんな環境で仕事をしてるんだろう・・という見えない部分を見えるようにと思って記事にしてみました。

お仕事のご依頼はこちらから、ご連絡お待ちしております♪


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