知覚過敏とは？虫歯との違いと治療法について徹底解説！
冷たいもの食べるといつも歯がしみる！虫歯かも？！
と不安に感じる方がいます。
（寒い時期になるとお水も冷たくなるしね、しみる人結構増えるんですよ〜）
実は虫歯になっていないのに、歯がしみることがあります。それは知覚過敏です。
今回は虫歯じゃないのに歯がしみる、知覚過敏について虫歯との違いや治療法ご紹介します。
1.知覚過敏って何？虫歯との違いは？
シュミテクトのコマーシャルでもおなじみとなった
知覚過敏ですが、どんな病気なのでしょうか？
知覚過敏は歯の表面がすり減ってしまったり、表面に傷ができることによって、
歯の表面と神経までの距離が近くなり、歯がしみやすくなる病気です。
虫歯との違いは痛みの長さです。
虫歯は冷たいものを食べたあと、ずっとしみて痛いです。虫歯は放置すればするほど痛みが悪化します。そのため、虫歯が大きくなると冷たいものを飲まなくても歯が常に痛い！という状態になります。
一方、知覚過敏の場合、冷たい水を飲んだ直後はしみますが、そのあとは徐々にしみなくなります。
しみる症状も虫歯のようにほとんどのケースで悪化するわけではありません。痛みは冷たい物を飲んだ一瞬で、その痛みは長くないのが特徴です。
歯は年齢と共にすり減っていくので年齢を重ねるほど知覚過敏になりやすいです。また、歯ぎしりをすることによって歯の表面がすり減ってしまうことで、知覚過敏になることもあります。
仕事や育児でストレスを抱えているあなた！ストレスによって歯ぎしりをして、知覚過敏になっているかもしれません！
2.知覚過敏って治るの？🤔
結論から言えば、知覚過敏は治らない病気です。
知覚過敏はすり減ってしまった歯によって引き起こされる病気です。すり減ってしまった部分を補えばある程度、しみにくくなります。しかし、完全にすり減ってしまった部分を元に戻すことはできません。
しかも仮に白い詰め物や、銀歯をしたとしても、歯ぎしりによって歯がすり減っている方の場合、歯ぎしり自体が治らないと、再び歯がすり減っていきます。
歯ぎしりはストレスに起因していることが多いです。
ストレス→歯ぎしり→知覚過敏
というサイクルに陥っている患者さんが多いです。
ただし、予防法やしみる症状を改善する治療法があります。次に治療法について詳しく解説していきましょう。
3.知覚過敏の治療とは？
知覚過敏の治療には主に4つの治療法があります。
①コーティング
歯の表面に薄い膜を形成するコーティングを行います。コーティングされることで、冷たいものや温かいものがしみにくくなります。違和感もありません。
②白い詰め物
虫歯の治療によく使われる白い詰め物、コンポジットレジン。この白い詰め物を歯がすり減ってしまったところに詰めることで、歯の表面と神経との距離が遠くなり、しみにくくなります。
コンポジットレジンってどんな治療と思った方はこちらの記事を参考にしてね↓
③かぶせもの
白い詰め物でつめただけではしみるのが治らない方の場合は、歯全体を覆うかぶせものをします。ただし、歯を大きく削る必要があるため、あまり積極的には行いません。
④神経をとる
歯がしみてどうしようもない、最終手段の治療法です。神経を取れば冷たいものや温かいものを感じにくくなります。しかし、神経を取れば歯の水分が失われてしまうため、結果的に歯の寿命が短くなります。あまりにもしみる症状が強くて日常生活が送れないケースでは、最終手段として神経をとる治療をすることがあります。
一般的な歯医者さんでは定期的に歯のコーティングをして歯がしみにくくなるように予防していくことが多いです。車のコーティングと一緒で、どうしても少しずつコーティングは剥がれてくるので、剥がれる前にコーティングするというイメージです。定期的な歯のコーティングをすることで、歯の寿命を削ることなく歯がしみる症状を抑えることができます。
また知覚過敏の予防としては、歯ぎしりをしている方はではマウスピースを推奨しています。マウスピースをすることで、歯ぎしりによる歯のすり減りを予防します。マウスピースが歯の代わりにすり減ってくれます。歯がしみやすい、歯ぎしりしているというかたは、お近くの歯医者さんでマウスピースについて相談してみるといいでしょう。
まとめ
・知覚過敏とは？
→知覚過敏は歯の表面がすり減ってしまったり、表面に傷ができることによって、
歯の表面と神経までの距離が近くなることで、歯がしみやすくなる病気です。
虫歯との違いは痛みの長さです。
・知覚過敏って治るの？
→治らない病気。知覚過敏はすり減ってしまった歯によって引き起こされる病気です。すり減ってしまった部分を補えばある程度、しみにくくなります。しかし、完全にすり減ってしまった部分を元に戻すことはできません。
・知覚過敏の治療とは？
→コーティング、白い詰め物、かぶせもの（銀歯）、神経をとる治療。歯の寿命を保つためにも定期的にコーティングをするのがおすすめ。また歯ぎしりをしている場合は、マウスピースで歯がすり減ってしまうのを予防するのもおすすめです。
知覚過敏は加齢や歯ぎしりによって引き起こされるため、完治というのがないやっかりな病気です。虫歯じゃないのに歯がしみるので、悩んでいる方が多いです。
歯がしみる、という方はコーティングやマウスピースの治療で悩みが解決することがあります。ぜひお近くの歯医者さんに相談してみてくださいね。
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