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花火大会に普段着で行った娘から学ぶ「娘の意思を尊重すること」

娘の通う幼稚園では今週の月曜日花火大会がありました。

今月頭に花火大会のお知らせを受け取った時、
「ん?!この行事は何を着させて行けば良いんだ?!」
となり、担任の先生へ連絡帳に書き込みました。
その時の答えは
・浴衣や甚平で来る子もいるけれど全てではない
・お手洗いで手こずる場合もあるので、普段の服装でも良い

花火大会直前の週末、娘とお下がりでいただいた浴衣を見ながら、先生から教えていただいたことも伝えて、何を着ていくか決めました。娘は「普段の服で行く!」という答えだったので、普段着で行くことにしました。

…が、花火大会に送っていくと、クラスのほとんどの子が浴衣や甚平姿。
娘は何も言わずに教室に入って行きましたが、送りからの帰り道の私の頭の中はこんな感じで焦っていました。

・一生に一回の年長の行事で浴衣を着なかったこと、後悔させてしまったらどうしよう
・もう浴衣を着て幼稚園に行くことなんてないよな…
・あぁ。。。なんで着せてあげなかったんだろう
・浴衣着たかったーって帰ってきたら泣くかなぁ
・○○ちゃんのママに一昨日すれ違った時何を着せていくか聞けばよかった
・むしろ今から園に浴衣を持って行こうか

私が小学生の頃、林間学校で上下ジャージを着ていくことがなぜか流行っていて、親に「○○ちゃんも△△ちゃんも買ってもらうって言ってる、だから買って〜」と何度も何度もお願いして、ジャージを手に入れたことを思い出します。(プーマが流行ってたのに違うブランドだったけど)周りと一緒じゃなきゃ嫌だみたいなのがありました。
娘もそういう状況だったら…みたいなことをぐるぐる考えてしまいました。

花火大会の間、家で夫に
「どう考えるかは娘次第だから、帰ってきてからの様子を見てみよう」
と言われました。その通り。

帰ってくるなり娘は
・手持ち花火を2本やったこと
・盆踊りを2回踊ったこと
・肝試しで宝をゲットしたこと
など楽しかったことをいーっぱい話してくれました。

あれ…私が心配していた浴衣の話題が一個もない。

翌日以降も浴衣の話題は出てくることはありませんでした。
そう、普段着るで行くと決めたのは娘だったんです。

「着たい」と「着せたい」が別物であることに、ここで気づきました。

これは、今後娘が何か習い事をする、進路を考えるなどなどいろんな場面で出てきそうです。
「行きたい」と「行かせたい」は別物。
切り離して考えないと、娘の意思を尊重できなくなるということ。

予めママ友に「花火大会何着せていく?」という会話をしなかった私ですが、それでよかったんだと思いました。
もし会話をしていたら「○○ちゃんは浴衣着ていくみたいよ」と言っていたはず。振り返ると「娘が決めるときにその情報って必要?」と思います。

幼い頃の自分の経験から「みんなと一緒にしたら?」という空気を出しそうになりますが、グッと抑えて、「みんなと一緒じゃなくてもいい」が伝わるように工夫したいなぁと思いました。
娘と自分は違う個ということを忘れないように。


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