雑多な本棚

ふらりふらりと筆が滑る

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最近の記事

あくまで個人の感想です#4 笑うってのは

書き始めてから例によって時間を掛けすぎ、すっかり旬は過ぎましたが、M-1グランプリを観て、また考えたあれやこれや。  気づけば年末で、いつものこの時期のお笑い賞レース、M-1グランプリの季節がやってきた。  青臭いと思う人もいるだろうと感じるくらい、決勝の舞台を目指してひたすらに芸を磨いてきた芸人たちの、これは青春である。  年齢こそ、春と呼ぶには遅い芸人もいるだろう。それでもこれは青春と呼ぶに相応しい情熱と、真剣勝負の舞台である。  そもそもこの「お笑い」と「コンテス

    • 君は完璧で究極のアイドル#5 追いかけて問いかけ

      得るものとは  直接的でも間接的でも、推し活は楽しい。 推し活が運んでくれる楽しさは、私の予測を遥かに越えてきた。  実際にファンクラブ加入後の自分をふりかえってみる。 外出が増える  なんだか今までの自分がものすごく無趣味な人間のようだが、そんなことはないと思っている。しかし、この半年ほどの生活の変化はちょっと驚くほどだ。  なんだかんだ言って、外出が大幅に増えた。  推し活パートナー(娘)と、雑誌の発売日には書店へ出かける。そしてバックナンバーを探しては書店ハシゴド

      • 考えること 書くこと

         さて、思考と作文についての言い訳のようなことを。 書いてない  私は今、壮大になりそうな日記のような連作を書いているのだけれども、書いてない。  最近ほんとになんも書いてない、書けてない。  書いているテーマはアイドルと推し活からはじまる、私のつらつらと考えていることを数珠繫ぎに書いてゆく…というものである。  それが、書いてない。誰に頼まれてもおらず、自分が書きたいから書いてるのに、書いてない。  これはよくない。  よくないので、なーんで書かないのかを考えてみる。

        • 守られるという安心

           一度も手にしたことがないという人はいないのではないか? などと思うくらいには日本の生活に根付いた信仰、それは御守であろうと私は考える。  子供の頃は学業守をランドセルにぶら下げ、受験となれば合格祈願、初詣やら観光やらで神社に立ち寄るとつい買ったり買わなかったり。  そもそもあの美しい刺繍の小袋がまず愛らしい。紫や赤など魔除けの効果ありそうな色の、ひものついた小さな袋。バッグチャームのように美しく愛らしい。  そうはいっても最近はカード型の御守をおサイフに忍ばせているだけなの

        あくまで個人の感想です#4 笑うってのは

          君は完璧で究極のアイドル#4 どこまでもキミにハマりそう 

          この文章は2023年8月20日から書き始めており、リアルタイム更新しておりませんため、内容に不快感をお持ちになる方もおられるかも知れません。あくまで個人的な思考としてご了承くださいませ。 人はなぜ  推し活について引き続き考える。  直接的な推し活とは、公式販売物の購入など。間接的推し活とは、ファンアートや聖地巡りなど。これはあくまで私の個人的見解だが、これを基に考えてゆく。  間接的活動は、その名の通りその活動が直接的ではないためか、とにかく幅広く果が見える気がしない

          君は完璧で究極のアイドル#4 どこまでもキミにハマりそう 

          君は完璧で究極のアイドル#3 ああ愛なら届けなくちゃな

          この文章は2023年8月17日から書き始めており、リアルタイム更新しておりませんため、内容に不快感をお持ちになる方もおられるかも知れません。あくまで個人的な思考としてご了承くださいませ。  思い返せば若かりし10代の頃、今で言う推し活的なことをしなかったわけではない。 近所のタバコ屋さんに、要らなくなったら永瀬正敏のポスターをどうにか譲ってくれと頼み込んだり、小沢健二の広告を探して都内を彷徨い写真を撮ったり。 (この広告写真はその後趣味となり気になる広告をたくさん撮影してい

          君は完璧で究極のアイドル#3 ああ愛なら届けなくちゃな

          君は完璧で究極のアイドル#2 ローリンローリン転がってけ

          *この文章は2023年8月14日から書き始めており、リアルタイム更新しておりませんため、内容に不快感をお持ちになる方もおられるかも知れません。あくまで個人的な思考としてご了承くださいませ。  さて、始まりました急にジャニーズアイドル推しライフ。あまりに人生変わったようなことをはじめてしまい、誰より驚いているのは私だ。  だって、アイドルのファンクラブなんて、ハードルが高いものだと思っていたのだ。 会費高いんでしょ  チケットなんてファンクラブ優先でもなければ取れないんで

          君は完璧で究極のアイドル#2 ローリンローリン転がってけ

          君は完璧で究極のアイドル#1 Overture

          *この文章は2023年8月13日から書き始めており、リアルタイム更新しておりませんため、内容に不快感をお持ちになる方もおられるかも知れません。あくまで個人的な思考としてご了承くださいませ。  さて、最近の心の支え的なものから始まるお話。  今の段階ではどう落ち着くのかまだまったくわからないままに、私の心の旅を綴る。  言ってしまえば簡単なことで。 突然にジャニーズにハマる  ことの発端は「ラヴィット!」だった。  オープニングコーナーが番組の半分を占め、川島明の名MC

          君は完璧で究極のアイドル#1 Overture

          君は完璧で究極のアイドル#0 その舟を漕いでゆけ  

           このタイトルで#1を書き始めたのは、ほんの数週間前。なんせnote自体、書き始めて1ヶ月がやっと過ぎたばかりだ。  楽しい記録として、またアイドルを出発点及び中心点としながら、数珠つなぎにあれこれ考えたことを…と長く書こうと思って始めたテーマだ。書き方やテーマの移り方など試行錯誤しつつも、6本ほど下書きに書き溜めたところで今に至る。  今日は、9月12日。  こうして今#0を書いているのは、9月7日に行われたジャニーズ事務所の記者会見からはじまった、たった5日間の間に起き

          君は完璧で究極のアイドル#0 その舟を漕いでゆけ  

          瞬発力と作文

           最近はnoteをあまりあげられていない。頻度など人それぞれ。遅いも早いも好きにしたらいいのだが、さて、書き上げてから公開するまでの時間について考えた。 何も書いてないわけではない  現在、公開せずに下書きにおいてある作文がいくつかある。一応最後まで書いて、でも公開していないものから単に書きかけまでいろいろだが、まとめてまだ未完成なので公開していない。文章の推敲をしてから、最後のまとめをもうちょっと整理してから、それから公開しよう。そう思って下書きにおいてある。  そんな

          瞬発力と作文

          あくまで個人の感想です#3 幾つの大罪で須賀健太に撃ち抜かれる

          久し振りの観劇第二弾、なんとこれ実は、大人計画「もうがまんできない」を火曜日に観た、その週の金曜日に観たのである。 贅沢すぎて倒れそうだが、無事六本木に降り立ちEXシアターに向かう。 思い返せばこの春は私はなにかが弾け飛んでいた。たぶん今までかけっぱなしにしていた安い南京錠のようなものが。 この贅沢ツアーに私を連れ出してくれたのは職場のスタッフさんで、大人計画を最前列引き当ててくれたお人である。 それがなんと、今回は二列目ときた。今年のチケット運をここに注ぎ込んでしまったの

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          あくまで個人の感想です #2久し振りの長編にハマる「ゴールデンカムイ」

          4年ほど前から始めたTwitterは私にたくさんの新しい情報と楽しみを運んでくれた。そのひとつがこれである。 噂に聞いていた野田サトル「ゴールデンカムイ」をいざ読んでみようと踏み切ったのも、きっかけはTwitterだ。 2021年6月18日、その日はゴールデンカムイ26巻の発売日だった。北海道札幌市内に、熊と全裸男と刃物男が出現したという呟きが流れてきた。えええ札幌市内カオスだなと驚いたが、これを評して「ゴールデンカムイじゃん」「発売日に北の大地試されている」などとツイート

          あくまで個人の感想です #2久し振りの長編にハマる「ゴールデンカムイ」

          思ってることを書いてみると、

          ここまで6本、noteを書いて公開してみた。 誰かに聞いてほしいというか、喋りたいことを文章にしてみるかとはじめてみたのだが、思わぬ効果がもう現れてしまった。 考えていることの先 楽しいことや他愛ないことを書こうとして始めてみても、あれこれこねている間に思いがけない感情が浮かび上がってきた。 あれ、私はこんなふうに思ってるの? もしかして本音は違うこと考えてるの? 映画のこと読んだ本のこと趣味のことテレビのこと、書きたかったのはそんな感想文だったはずなのに、文字の先に曖昧

          思ってることを書いてみると、

          あくまで個人の感想です #1ハマの探偵濱マイクとの再会

          つい先日である。映画館の上映作品のポスター(といっても紙ではなく印刷されたプラスチック板が照明付きのパネルにはめこまれている…あれってなんて呼ぶの?)が並ぶ壁に彼を見かけたのは。 目を疑った、まさかまたスクリーンで会えるなんて! 「我が人生最悪の時」 監督林海象、主演永瀬正敏、探偵濱マイク三部作のスタート第一弾はモノクロというなんともカッコいい作品。 これがリバイバル上映されていたのだ。知らなかった!間に合ってよかった! それにしても30周年記念って…あの頃からもう30年

          あくまで個人の感想です #1ハマの探偵濱マイクとの再会

          作文と私個人

          さてこうして書きたいことをnoteに書いてゆくにあたって。 何かについて考えるとき、どうしたって私自身のバックボーンというか、今まで生きてきた人生と切り離すことはできない。 年齢や性別、既婚未婚、文系理系、インドア派アウトドア派、長子末子、さて私はどちら? その一つ一つで私ができており、思考に大いに反映されているのだから。 そして「何について考えるか」だって、今の私を取り巻く環境が反映される。全くもって関わりもないようなことについて考えたりはしないのだから。何かしら、触れた

          作文と私個人

          贅沢すぎる観劇との再会

          さて、珍しいお誘いをいただいたお話。 職場のスタッフさんから、お芝居を観に行かないかとお誘いをいただいたのは春のこと。休憩時間などにお芝居の話など聞いていて、ふと私が「いいなーお芝居、久しぶりに行ってみたいなあ」なんて言ったのを覚えていてくれて、とあるお芝居に誘ってくれたのだ。 なんというありがたい…。 今までなら、嬉しいけど時間が日程が難しいなぁとお断りをしていたが。 この、春からの生活環境の変化もあり、私は「我慢する」のハードルを大きく置き換えてやろうと考えていた矢先

          贅沢すぎる観劇との再会