読書|津野青嵐『「ファット」な身体』(「文學界」2024年4月号より)
看護師としての勤務経験もありながら、アーティスト・ファッションデザイナーでもあり研究者でもある津野青嵐さんの新連載エッセイ。
幼い頃から「ファット」な自分の身体とどう向き合ってきたのか、自分にそっくりな体型の祖母との関わりについて、感情を持つ脂肪細胞と支配される自分等々、「太り」を考えに考え抜いた考察が、日常的な感情を交えたユーモアある文章で綴られていて引き込まれる。
苦悩もありつつ、それ以上に著者の探究心とエネルギーを感じられるエッセイ。各方面でご活躍されているのも納得。文學界にて連載中。第1回はnote↓からも読めるので興味ある方はぜひ!
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