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読書|早見和真「95 キュウゴー」

文庫本:368ページ
読了までにかかった時間:210分

ドラマ化が発表されて以降もなかなか入荷されず気になっていた「95」。ようやく手に入ったけれども、思ったほど1995年当時の混乱や絶望が描写されていなくて、青春エンタメに振り切った作品という印象。活字よりも映像の方がしっくりきそう。作者は北野武映画に憧れがあったりするんだろうか。平成の青春バイオレンスが令和の若者たちの目にどう映るのかはちょっと興味が湧く。固有名詞がたくさん出てくるので、アラフォーアラフィフが95年当時の渋谷界隈の雰囲気を懐かしむにはいい作品かも。髙橋海斗さんの演技が楽しみなのでドラマを観てみよう。

早見和真「95 キュウゴー」
角川文庫 2018年02月24日発売

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シマエナガ子
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