#12 横須賀への旅-三笠・猿島・米軍基地-
横須賀と聞くと、どこか”ヤンキーなまち”という偏見を私は持っていました。小学時代の友人のお父さんが”ヤンキー”なお父さんであり、かつ横須賀ジャンパー愛好者であったことがそんな偏見を生んだ要因でした(そもそも、”スカジャン”は横須賀発祥なのかもよくわかっていませんでした笑)。親しみを持ちつつも、どこか行きがたさを感じていましたがついに行きました。
しかし、行ってみるととても興味深いまちでした!そんな横須賀の記憶を保存しておきたいと思います。
戦艦三笠
早速、メイン観光地に向かいます。戦艦三笠。日露戦争時、司令官の東郷平八郎がのった戦艦です。現在は資料館として保存されています。
ここは記念公園になっているのですが、当日は「カレー祭り」を行っていて、園中にカレーのスパイシーなにおいが立ち込めていました。カレーのにおいをかぐと、今でもこの横須賀を旅した日が思い起こされます。
猿島へ
猿島は三笠がある公園からフェリーで行けます。本数も多く、値段も手頃で、横須賀の中ではメジャーな観光地です。この小さな島に多くの観光客が押し寄せます。
上陸すると驚きました。毎日、何千人が訪れる島であるにもかかわらず、長い間忘れ去られてしまったかのようなふるまいをこの島はしていたのです。
横須賀米軍基地
ハンバーグショップでランチを食べる人も、途中立ち寄ったショッピングモールで買い物をする人も、COCO壱番で夕食をとる人もアメリカ軍関係者らしき人々が多くいました。アルバイトらしき店員さんも英語での注文や会計をこなしていました。
忘れていました。ここは米軍基地のまちでした。多くの米軍関係者がまちを練り歩きます。横須賀にはアメリカ文化が染み込み、独特な雰囲気を醸しています。アメリカにいるとまでは言わないけども、海外に旅行している気分になれそうでした。
”ヤンキーなまち”という私の偏見は、帰りの電車に乗るころには雲散霧消してしまいました。
かわりに横須賀に対する捉えどころのない感覚を私に残しました。
横須賀。このまちを本当の意味で理解するには再訪を重ねなくてはなりません。
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