大変な時代になっているんです・・辞めぎわにつくづく思うのでした
さてと
今日は時間があるから
教室の様子でも見にいくか
普段は面談が
1日に6〜7件入っていて
教室周りができない
授業観察は
学校のカウンセラーの大切な仕事
子ども達の行動を見て
不適応している行動の
原因や対応を考える
そして
対応について
先生と情報交換する
赴任したばかりの学校では
これを熱心に行い
私の存在を印象付ける
オッ
結構 話のできるカウンセラーだな
そう思って貰えたらしめたもの
まあ 営業広報活動ですね
中学は学年対応なので
担任の先生が抱え込む事は少ない
でも小学校の担任は
良くも悪くも教室の王様だから
抱え込む事が多く
問題が外に見えてこない事が多い
力量のある先生のクラスなら
それでも良い
でも 残念な先生の場合
学級崩壊 悲惨な状況になる
良識を持って悩んでいる先生には
授業観察は
有り難い機会となるが
力量の無い先生には
私など 面倒な存在となる
そして
かねてから気になっていた
学級崩壊している教室に行くと・・
画用紙に課題をまとめる作業中
子ども達 各々取り組んでいるが
その なんとも締まりのない雰囲気
子ども達は
だらっとして
ガヤガヤ気ままに
関係ないおしゃべりして
手が止まり
作業が進まない
教室の中は
机が整列していない
掲示物が雑然
先生の机の上も雑然
きっと 先生の頭の中も
雑然としているんだろうな
と しみじみ思う
先生は前の机のところにいて
時間内に出来なかったら宿題だぞー
出来てるかあー
やってるかあー
ゲキは飛ばすが
子ども達は
全く気にせず
テキトーに
ハーイと言っている
分からない事があったら
聞きにこいよ
オイ 田中
オマエ出来てるか?
分からないんなら来いよ!
子どもは素直に
先生の雑然とした机の所に行く
学習面に大変な遅れのある子
その子に
多分理解できないであろう説明をし
最後に
家で姉ちゃんに手伝ってもらえ
わかったか?
エエッ!
それって あり?
後で先生に
姉ちゃんも勉強難しいし
いいんですか?
と聞くと
どうせやってこないから
いいんすよー
ときた・・
ダメだ こりゃ・・
学年主任と副校長には
報告して
今後の対応を考えた
しかし
良い結論はでず
くら〜い気持ちになった
彼は自分のやり方に
自信があるそうで
指導しようとすると
文句言われたと思うのか
反論そしてブチギレル
可愛く無い困ったチャンなんです
そして
今年度は産休代替だが
教員採用試験に合格し
来年度は正規の先生として赴任する
・・・
あゝ
これからの日本の教育は
何処に向かっているのですかあー
暗澹たる気持ちになる
でも 彼を見ていて
異動前の学校にも
同じように自信がある
残念な先生がいる事を思い出した
彼らは
勘違いしていると思う
教えると言う事を
わかっていない
何をどうやって教えるのか
とっても難しい事だと
わかっていない
そして 残念な先生は
叱る 注意する事がとても下手
力量のある先生との大きな違い
今や
教員希望者が激減しているので
大概の人が合格してしまう
怖い怖い現実がある
教育って
とても大切な事だと思うが
これからの公教育には
期待 できない
学校のカウンセラーを
20年やってきて見えた現実
最後の年に
それを実感してしまい
なんとも後味の悪い事です
気持ち良く辞めたかったなあー
さあ
あとは 任せたよ!
そう 言いたかったなー
心ある人は
是非先生になって下さい
誰でもなれる時代ですから
お願いします🙇🏻♀️
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