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ばあちゃんの宝物 【ばあちゃん伝説⑤】



※この話は俺がガキの頃の話で、過去に書いたものです!!




病気をしてからも、相変わらず元気なばあちゃんだった。


俺が学校から帰ると、何時ものようにおやつを用意してくれてた。



「ばあちゃん、今日のおやつは何?」


と俺が聞くと、「アア、今日はスルメとピーナッツとおかきじゃ!!」



と言うので俺は、黙って食べた。



ばあちゃんは、ジュースも出してくれた。



でも、ばあちゃんはジュースを飲んでなかった。



「ばあちゃん、何飲んでんの?」



と聞くと「アア、これか、これはな魔法の水じゃ!ガハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!」



と笑って又、旨そうにスルメを食べながらその魔法の水を飲んでた。



「ばあちゃん、それ旨そう、俺ものみたいよ?」と言うと、「うんー、これはダメだ!今、hがこれ飲んだらバカになるぞ!それでもいいか?」と聞いてくる。



「ばあちゃんは、バカにならないの?」



と聞くと「ばあちゃんはなあ、これ飲むと元気になるんだよ!ガハハハハ!!!!!!!!!!!!」



又、大笑いする。



そんなばあちゃんのそばによると、何か変な匂いがする。


まあ、ばあちゃんが元気になるならいいかっと俺は、密かにその魔法の水の在りかを探ってた。



だが、ばあちゃんは隙を見せない。



どうしても、俺はその魔法の水が飲みたくなった。



そんなある日、俺はばあちゃんに魔法の水の在りかを聞いた。



でもそれは、教えてくれなかった。




それから、俺は隙を見てはばあちゃんの行動を観察してた。



そんなある日、俺は陰に隠れてこっそりばあちゃんを見てたら、台所の床を外して大きな瓶を出した。



チャンスだっと思った俺は、「ばあちゃん、何してんの?」と言いながらばあちゃんのそばに行った。



すると、ばあちゃんは慌てることなく「アーア見つかったか?しょうがないな、ガハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と又、大笑いする。



そしてばあちゃんは、「よし、これお前だけに見せてやるから内緒だぞ!」と言って、床下を見せてくれた。



瓶がいっぱい並んでた。



「これが全部、魔法の水じゃ!!」



よく見ると、瓶の中に蛇が入ってたり何かいろんなものが入ってた。



その、蛇が入ってる瓶を出して、「ちょっと薄めてやるから飲むか?」と言って来たが、「ヒイェーギャオー!Σ(×_×;)!(゜〇゜;)?????そんなの飲めないよ!!」と俺は、泣きそうだった。



それを見てばあちゃんは又、「ヒャッホヘヘヘヘグワハハハハハ!!!!!!!!!!!!」




と大笑いして「よし、ホントに秘密だからな!!」と言ってあの時のキン○○を又、出してくれた。



「いいかここにある魔法の水はなあ、ばあちゃんの宝物じゃ!誰にも言うんじゃないぞ!!」



と言いながら他の大きな瓶を出した。



「もうな、お前が大人になるまで2度と出さないつもりだったけど、しょうがないな、2つだけじゃ、それ以上はダメだぞ!!」



と言って俺は、久しぶりに食べた。


そう、あの時の梅酒の梅だ。


やっぱり旨かった。



そして俺が梅酒と一緒にこの梅を食ったのは、もう成人してたと思う。



そう、ばあちゃんの宝物はいろんなものを浸けた酒だった。




それが魔法の水だった。



その魔法の水はばあちゃんだけの秘密の宝物だった。



俺にだけ見つかって、素直に教えてくれた。



この魔法の水が、酒だと言うことはその時は知るよしもなく、もちろん後に知ることになった。



それを知った時、俺は密かに大笑いした。「ヒヒヒヒヒヒャッホホホホヘヘヘヘハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!(≧▽≦)」



その魔法の水のおかげか、ばあちゃんは長生きした。


享年90歳だったもんなあ!!



俺は、ばあちゃんに似ることはなくむしろじいちゃんに似たのか、魔法の水は今でも付き合い程度しか呑めない。




ばあちゃんと俺だけの秘密の宝物でした。



終わり




【笑顔STA日記部】






笑顔!!

STA!!


















by
Merryhiro

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