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まだあるのかな 思い出の味

私が生まれ育った街は、冬はスケートが盛んなところ。
小中高校と、どの学校にもグランドにスケートリンクがある。
冬の体育の時間は、スケートになる。
学校祭とか体育祭のように、スケート大会という行事もあった。

高校のスケート大会前に、手の手術をした。
術後、日が浅いので出場は見合わせることになった。
なのにどうして…
スケートリンクの入り口前で、雪と凍った地面に足を滑らせ転倒。
滑った勢いで、手術した手を地面についてしまった。
開会式前に、「転んで手が痛い」と騒ぐし、着ていたものも転んで濡れている。
どう見ても、スケートを滑って負傷の図。
同級生たちから、「見学じゃなかった?」と、聞かれる始末であった。
何度も言います、開会式前である。

話はそれましたが、
街では、冬はスケート祭りというイベントが開催される。
そこで、食べるのが「しばれ焼き」だ。
「しばれ焼き」というのは、ドラム缶を焼き台にして、その上でジンギスカンを焼いて食べること。
さらに「しばれ焼き」を直訳すると、真冬の夜に氷点下の屋外、しばれる(北海道弁で寒いの意)中で、食べる焼肉。
スケート祭り最終日の夜は、屋外スケートリンクでスケート少年団の模範滑走や企業の人が仮装などしてスケートリンクをパレードする。
それを観覧したあと、「しばれ焼き」を食べる。
歯がガクガクするくらい寒い中で、熱々のジンギスカンを食べる。
おいしい~

最後に「しばれ焼き」を食べたのは、子供の時。
今もあるのだろうか。

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