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ちゃんとしなきゃに縛られていませんか。

日本最北のフェンシングクラブ、旭川フェンシングクラブ。
一気に雪が積もり長い冬が始まりました。
季節に関係なくできるフェンシング。
今日は、練習日です。毎週土曜日9時から12時まで練習しています。

今日は、選手6名が集まり、クラブで一番若いコーチが中心となって練習しました。

フェンシングの動作で、前後の動きのマルシェ(一歩前へ)、ロンペ(一歩後ろへ)の時の足の動かし方など、基本的なことから戦術を交えて指導。
わかりやすい説明で、小学生も教えられた動きができていました。

コーチを見ていて気づいたことがありました。
練習の途中で、集中できずにみんなと反対の方向を向いて、お話を始めた子がいました。
でも、コーチは特に注意などしていませんでした。
動きに関する説明を続けていきます。
無視しているとか気づいていないという感じではない様子。

そうしているうちに、集中していなかった子も、自然とコーチの話を聞く姿勢に戻っています。
若いコーチの指導の様子から、細かいことは気にせずに、必要なことをすすめているんだな、どっしりと構えている様にもまえました。
何より子供達は興味のあることには、しっかり取り組めていると感じました。
もともとの関係性ができているのかもしれないし、コーチが教えることに集中しているからかもしれない。

私は、集中できない子がいると「聞いてる?」とか「集中しよう」とか、いちいち注意してしまいます。
そこに、時間を割いてしまうので、他の子も飽きてきたり、私と一緒に注意したりで、わちゃわちゃになることも。

自分に対しても他の人に対しても、ちゃんとしないといけないとすぐに考えてしまうようです。
ちゃんとって何だろう
フェンシングの練習でいうと、いつも集中して、熱心に練習することなんでしょうか。
それって、理想かもしれないけど、いつでもは無理でしょう。
大人だって、集中できる時間はそれぞれだし、興味にもよるだろうし。

私は、仕事や家族に対しても、そういう部分があって、自分のやり方と違ったり、隣でおしゃべりしていたり、上司への言葉使いや態度が悪いと、自分のことではないのに、イライラしたり、モヤモヤすることがあります。
少し肩の力抜いたり、自分や他人に気持ちをゆるくする、許すことも必要と、今日の若いコーチの指導を見て気づきました。
気づいてよかった。



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