無意識の差別
毎日楽しく過ごしたいはしです。
実は無意識に差別しているかもしれないと、自分の言動を振り返った話です。
「男だから、たくさん食べよう」「女性なのに力がありますね」
なんて言うことはありませんか。
私はあります。これは私の価値基準を相手に当てはめた言動です。
男の人でも食事をたくさん食べない人もいるし、女性でも重い物をもつのが得意な人もいます。
どちらも差別しているように聞こえます。
言う側の価値観よりも受け取る側の価値観を忘れた言動なんです。
マイクロアグレッション
マイクロアグレッションという言葉を聞いたことはありますか。
本を読んで知ることができました。
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マイクロアグレッションとは、無自覚に相手を傷つけること。
小さい単位を表す「micro(マイクロ)」と、他者への攻撃という意味の「aggression(アグレッション)」を組み合わせた言葉。
小さな攻撃性を表す。
「男だから、たくさん食べよう」「女性なのに力がありますね」
上の発言を受け取る側になって考えてみると、
「自分は、食が細いのに、男だからと言うだけで食べることを強要される」
「男女の性別に関係なく、スポーツで強くなるために筋力を鍛えたら、力がついただけだ」と思っていても、自分を見る時に男性らしさ、女性らしさにこだわった発言を受けるという、小さな攻撃につながっているということ。
無自覚の差別という意識をしている・していないでは、世の中の見方も変わる気がする。
小さな攻撃なので、すぐに目に見える形の効果は実感できないかもしれない。
日本にたくさんの国の方が、仕事や観光、移住、留学などで来られている。
文化が違うと自分の文化に当てはまらないことに違和感があったり、攻撃の対象になることがある。
そんなときにも、このマイクロアグレッションという言葉を思い出したいと思った。
出身地が違う、性別が違うは、意識しやすい。
経済的な理由などは、他人が理解するのは難しいこともある。
知る必要もないかもしれない。
ただ、自分の価値観で話をするのは、なにも考えていず、無自覚すぎるということだ。
こちらの本は、勉強したくても経済的な理由で進みたい道にすすめないともがく姿、まわりと違う環境に生きにくさを感じたり、自分の当たり前は他人の当たり前ではないことなどを考える機会となる1冊です。
※Amazonアソシエイトではありません。
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