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人は自分の睡眠時間を正しく把握できていない【思っているより眠れていない】

人は自分の睡眠時間を正しく把握できていない【思っているより眠れていない】
シカゴ大学の研究

睡眠時間が減ると肥満、糖尿病、高血圧、およぼ死亡リスクが上昇することが研究により判明している
そのため、睡眠を疎かにしてはいけない
しかし、人は自分が思っているより眠っていないことが判明した

研究者は647人を集めて眠ってもらい、主観の睡眠時間と実際の睡眠時間のズレを調べた
平均年齢43歳
女性の割合58%
大卒51%

分析の結果、被験者の主観の睡眠時間の平均は6.8時間だった
しかし、実際の睡眠時間は6時間だった
0.8時間のズレがあることが判明した
被験者は、実際よりおよそ48分も多く眠っていると感じていたのである

実際の睡眠時間が5時間の被験者は、体感では6.3時間の睡眠を取っていると思っていた
実際の睡眠時間が7時間の被験者は、体感では7.3時間の睡眠を取っていると思っていた

性別、教育レベル、収入などは正確に睡眠時間を把握する要素になり得なかった
頭がよくても睡眠時間を把握することはできなかった

しかし、睡眠時間を正確に把握できている人もいた
肥満、うつ病、無呼吸の人だった
不健康な人は実際の睡眠時間と体感の睡眠時間にズレがなかった
健康な人のズレは54分だが、不健康な人のズレは10分であった
不健康の圧勝
睡眠時間を正確に把握できても嬉しくない結果となった

不健康な人は眠りが浅い、そのため睡眠時も脳が完全に休まらず、薄く活動している
脳が働いているので、正確に時間を計測できたのではないかと個人的には考えている

とにかく、睡眠時間を正確に把握することは難しく、多めに見積もってしまうことが判明した
毎日7時間しか眠れていない人は、自分では睡眠時間が足りていると感じているかもしれないが、実際には足りていない可能性が高い
睡眠時間については、ちょっと寝過ぎくらいが実際にはいい感じの時間になるのではなかろうか

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参考文献
Sleep duration: how well do self-reports reflect objective measures?
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2785092/

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