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パクチーが食べれないのは遺伝子のせい?

パクチーが食べれないのは遺伝子のせい?
コーネル大学の研究

世の中には好き嫌いがはっきり別れている食材がいくつかある
その代表例が、パクチーだ
好きな人は何も疑問も持たずに食べれるが、嫌いな人からするとカメムシや洗剤のような匂いがする、と言われている
どうして、このような断絶が生まれているのだろうか?

研究者は、5万人以上の遺伝子を分析して、パクチーとの関連を調べた
パクチーの好き嫌いを聞いた上で、その遺伝子を調べた所、パクチーが嫌いになる遺伝子を発見した
その遺伝子とは、「OR6A2」である 

嗅覚受容体遺伝子の「OR6A2」に突然変異が起きていると、パクチーが食べれなくなる
その割合は、およそ15%
七人に一人はパクチーが食べれない

パクチーが食べれなく理由として、「OR6A2」に突然変異が起きると、DNAブロックの一部に変化が起きて、パクチーの匂いに敏感になるからだ
敏感になった結果、パクチーからカメムシや洗剤のような匂いを感じ取るようになる
その強烈な匂いから、脳はパクチーを食べ物だと認識しなくなり、嫌悪感を抱くようになる

また、パクチーが嫌いな人はヨーロッパの女性に多いらしい
別の研究では野菜の苦味の感じ方も遺伝子によって決まる
食べれる食材というのは生まれた時に決まっている

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参考文献
A genetic variant near olfactory receptor genes influences cilantro preference
https://flavourjournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/2044-7248-1-22

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