結婚すると性格が変わるというけど、実際どうなの?
結婚すると性格が変わるというけど、実際どうなの?
結婚という人生の大きな節目を迎えると、人はどのように変わるのでしょうか?
性格というものは、ライフスタイルや環境の影響を受けて変化します。
都会で忙しい生活を送っていたらせっかちになったり、田舎でゆっくりした生活を送っていたら穏やかになったりします。
性格を変えたいなら、行動を変えるのが一番です。
行動が変われば、性格も変わります。
では、結婚という行動が性格にどのような影響を与えるのでしょうか?
ジョージア大学が行った研究によると、結婚すると男女ともに性格に変化が見られることが分かりました。
この研究では、ビッグ5という性格診断テストを用いて、結婚前後のカップル169組(338人)の性格を比較しました。
ビッグ5とは、協調性、外向性、開放性、誠実性、神経症傾向の5つの要素から性格を分析する方法です。
この研究の結果、どんな変化があったのでしょうか?
まず男性から見てみましょう。
男性は結婚すると、外向性と協調性が低下しました。
つまり、人付き合いが悪くなったということです。
結婚して家庭を持つと、妻や子供を優先するようになります。納得の結果です。
また、協調性が低下することも同じ理由からです。
家庭を守るためには自分の意見や主張を通す必要がある場合もあります。
他人と協力するよりも自分や家族の利益を考えるようになるのでしょう。
一方で、男性は結婚すると誠実性が増加しました。
結婚すると真面目になるということです。
これは夫という役割やアイデンティティを得たことによるものだと考えられます。
家族を養っていく責任感から、仕事や家事に対して真剣に取り組むようになるのでしょう。
次に女性から見てみましょう。
女性は結婚すると、開放性、神経症傾向、協調性が低下しました。
開放性が低下するということは、新しいことに挑戦したり冒険したりする気持ちが減ることです。
これは女性も家庭を守る役割を担うことになるからだと思われます。
子供が生まれたら、子育てに関する知識や経験が必要になります。
無責任に新しいことを試すよりも、伝統的な方法に従う方が安心です。
開放性が低下することで、保守的な性格になるのでしょう。
神経症傾向が低下するということは、メンタルが安定することです。
これは妻という役割やアイデンティティを得たことによるものだと考えられます。
自分の存在意義や価値を感じることで、自信や安心感が増すのでしょう。
協調性が低下することも男性と同じ理由からです。
家庭を優先するようになるので、他人と協力する必要性が減ります。
この研究では、結婚による性格の変化は、住んでいる場所、年齢、収入、仕事などの要因には影響されませんでした。
また、付き合っていた期間、結婚前の同棲、子供の有無、夫婦の満足度なども関係ありませんでした。
つまり、結婚自体が性格に大きな影響を与えるということです。
結婚は人生の大きな変化です。肉体的にも精神的にも新しい立場になります。
そのため、性格も大きく変わるのでしょう。
結婚すると人付き合いが悪くなったり、保守的になったりするかもしれませんが、それは悪いことばかりではありません。
男性は誠実になり、女性はメンタルが安定します。
友達が結婚して性格が変わっても、理解してあげましょう。
自分が結婚したら、相手も同じことを思うかもしれませんから。
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