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男性が仕事に求めるもの、女性が仕事に求めるもの

男性が仕事に求めるもの、女性が仕事に求めるもの
アリゾナ州立大学の研究

男性と女性で感性が違うので、男女の仕事選びに違いがあるのは理解している
しかし、具体的に何を求めているのだろうか?
お金? 時間? 人? やり甲斐? 社会貢献? 新技術? 驚愕? 滅私奉公? 歯車? 出会い?
仕事に求めているものは何か調べてくれた研究がある

「Time」がオンラインで仕事に関する意識調査を行った
研究者は、このデータを使って、世界の人の仕事に関する意識を調べた
42ヶ国から70908人のデータを分析した

その結果、男性が仕事に求めているのは「物」だった
対して、女性が仕事に求めているのは「人」だった

男性は、物作りや道具を使う仕事を好む
新しいものを作ったり、道具を使って素材を加工するような仕事が好き

女性は、誰かと一緒に働ける仕事を好む
隣に人がいたら、コミュニケーションができる仕事が好き
(リモートワークのような周りに人がいない環境は向いていないのかもしれない)

他にも、女性は数字やデータを扱うより、アイデアを扱う仕事が好きな傾向も判明した
※フィリピンとポーランドを除く

仕事の名声に関しては、男女でほとんど差がなかった
男性も女性も同じくらい、仕事に名声を求めている
勝手なイメージだが、男性のほうがより名声を求めていると思っていた

男女の不平等が強い国と、不確実性の回避をする国ほど、男性が物が好き、女性が人が好き、という傾向が顕著に表れた
昔からの価値観に縛られていたり、現状を変えるのが怖いのだろう

国によって違いは出たものの、概ね、男性は仕事に物を求めていて、女性は仕事に人を求めている

転職する際、男性が多い職場に行きたければ、物作りの職場に、
女性が多い職場に行きたければ、人の多い職場を選ぶといいだろう

今回の結果から、STEM分野(科学、技術、工学、数学)に男性が多い理由を説明できる

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参考文献
Are Gender Differences in Vocational Interests Universal?: Moderating Effects of Cultural Dimensions | SpringerLink
https://doi.org/10.1007/s11199-022-01318-w

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