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ADHDの人は10倍も買いだめをする

ADHDの人は10倍も買いだめをする
アングリア・ラスキン大学の研究

世の中には買いだめをする人が多くいる
物の価値を考えず、とりあず欲しいと思ったものを衝動買いする
しかも、捨てることも下手なので、家には物がたまる一方だ
そんな買いだめは精神疾患の一つとして、認定されている

先行研究では、買いだめと脅迫性障害の関連が明らかとなっている
研究者はADHDにも同じことが言えるのではないかと考え、ADHDと買いだめの関連を調べた

ADHDのクリニックに通う88人に買い物に関するアンケートを行って、関連を調べた
その結果、ADHDの人は普通の人より買いだめをする傾向が有意に高かった
買いだめをする傾向は、男女で差はなかった
男性も女性も買いだめをする

一般人の中で買いだめをするのは2%だが、ADHDの人の買いだめの割合は20%であった
実にADHDの人は一般時より10倍も買いだめをしていた

さらにアンケートを分析した結果、買いだめをしている人は、生活の質が低く、うつ病や不安症のリスクが増加していた
家に物が溢れて、部屋が散らかっていれば、生活も大変だろう
嫌なことが多ければうつ病になるのも仕方ない

また、買いだめをしている人の多くは、買いだめをしている自覚がなかった
研究者によって、告げられて始めて、買いだめをしている自覚を持った
病気は自覚がなければ治らない

50代女性の買いだめを調べた研究では、買いだめの多くは20代から始まっていた
買いだめを自覚して、治す努力をしなければ、一生買い物を続ける生活となるだろう

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参考文献
Elevated levels of hoarding in ADHD: A special link with inattention
https://doi.org/10.1016/j.jpsychires.2021.12.024

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