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最高の睡眠を獲得する!!#9 「寝室環境」の最適化 Ver.1

この「最高の睡眠を獲得する!!」編も思いのほか長くなり、#9 までやってきました。

前回は「最高の睡眠をもたらす睡眠環境」の中でも光・明るさについて話しました。

前回の記事はこちら↓

今回は「最高の睡眠をもたらす睡眠環境」の中でも「寝室環境」について学んでいきたいと思います。

私たちの生活の3分の1は、寝て過ごしています。

その時間をいかに質の良いものにするかは、日々の生活の質、心と体の健康に直結します。

そのため、睡眠の質を最大限に高める「寝室環境」の整備は極めて重要です。

今回は、その要点を深堀していきたいと思います。


寝室の音に気をつけよう

睡眠の質を左右する要因の一つとして、「音」が挙げられます。
特に、外部からの音と家の中の音に大きく分けられます。
それぞれの対策を記載してみました。

外部からの音の対策

・防音、遮音カーテン
都市部の交通音など、外からの騒音を軽減するために、防音・遮音加工されたカーテンなどが有効です。

・ベッドの位置調整
外の音が気になる場合、ベッドの位置や寝室を変えることで音を遮断することも考えられますね。

・耳栓の利用
特に外部からの騒音や家庭内の音に敏感な方には、耳栓が効果的です。
市販されている耳栓にはさまざまなタイプがあり、自分に合ったものを選べます。
高性能な耳栓は、不要な音をしっかりと遮断しつつ、アラームなどの重要な音は聞き取ることができるので、安心して使用することができますよ。

家の中の音の対策

・電子機器の配置見直し
時計の秒針の音や冷蔵庫の動作音など、家の中の微細な音も眠りを妨げる要因なので、それらの音源から距離を取る。
(あとで説明もしますが、基本寝室はベッドや布団以外何もないのが望ましいです)
または、夜間はこれら機器の音をオフにするなどの対策も有効ですね。

・ホワイトノイズを利用する
ホワイトノイズって何?って思うかもしれません。
簡単に言うと、ホワイトノイズは「ざわざわ」とした背景の音です。
扇風機の音、雨が降っている音、雨の音や風の音などが近い感じです。

このホワイトノイズ、実はすごく役立つんです。
ホワイトノイズを流すことで、外からのうるさい音や家の中の雑音を消して、心地よい背景音にしてくれるんです。
これがあると、気になる音に敏感になりすぎず、よく眠れることが多いんです。

ホワイトノイズはスマホのアプリで簡単に試すことができます。
スマホを寝室に持って行きたくない場合は、スマートスピーカーなどで流すのもアリだと思います。

私は自然の音の中で、森の音や雨の音、波の音や川の音などを流すことが多いです。
他の音が気になりづらく、集中する時や眠りにつく時などにオススメですよ。

寝室は寝るためだけに使おう

寝室やベッドの使用方法には、実はとても大切なポイントがあります。
それは、
寝室やベッドを「寝るためだけ」に使うこと

人間の脳は環境や行動と連動して反応する性質があるため、ベッドで勉強や仕事をしてしまうと、脳が「ベッド=作業場」と認識してしまい、眠りにつきにくくなることがあるのです。

そのため、できるだけ眠くなってからベッドに入ることをおすすめします。
これにより、ベッドに入る=眠る、という単純な連想ができ、より質の良い睡眠を取る手助けとなるはずです。

間違っても携帯やタブレットなどは寝室に持って行かないようにしましょうね。

ただし、カップルや夫婦の間では例外が1つ。
夜の営みはベッドでしても大丈夫です。
こちらも人間の基本的な行動の一つとして、ベッドでの行為は自然なこと。
この行為によってもリラックス効果が期待できるため、心地よい眠りへの布石となるかもしれません。

パートナーとは別々に寝る!?

多くのカップルや夫婦は、夜になると一緒のベッドで眠りにつきます。
この共有される時間は、愛情を深める大切な瞬間とも言えるでしょう。
大切な人と一緒だと、幸せで安心してぐっすり眠れそうな気がします。
しかし、一緒のベッドでの睡眠には、意外と知られていない問題が存在します。

睡眠タイプや睡眠周期の違い

人それぞれ、体内時計や生活リズムが異なります。
早寝早起きの「朝型」と、夜更かしの「夜型」など。
この睡眠タイプの違いが原因で、同じ時間にベッドに入ることが難しいケースがあります。
また、体内時計の違いにより、深い眠りの時間帯も異なるため、一緒に寝ることでお互いの質の良い睡眠を妨げてしまうこともあります。

もちろんイビキや寝言がうるさいだったり、寝返りがぶつかって起きてしまうなどの物理的なものも睡眠を妨げる要因ですが、この睡眠タイプや睡眠周期が違うこと、そもそもお互いの睡眠を妨げる大きな要因となっています。

右利きと左利きでの寝るポジション

興味深いことに、右利きの人は左側を下にして寝ることが多いと言われています。
逆に、左利きの人は右側を下にして寝ることが多いとも。
これは、脳の機能の左右の違いが影響していると考えられています。
また、利き手を上にした胎児姿勢を取ることで、強い方の手足で心臓などの臓器と生殖器を守っている心理的な安心感が得られるとも言われています。
そのため、パートナーとの寝るポジションの違いも、一緒に寝ることの障壁となることがあります。

もし同じベッドで眠ると言うことであれば、
ベッドの足元に立った位置から見て、右側が右利きに適した位置、左側が左利きに適した位置になります。

両方右利きといった場合には、適してない位置で寝ている人が楽に眠れるように工夫してあげましょう。

解決策: 就寝前を共に過ごしてから、就寝は別々に

パートナーと別々に寝ると聞くと、愛情が冷めていると思うかもしれませんが、そうではありません。
実際、多くのカップルは就寝前の時間を一緒に過ごし、お互いの日常を共有したり、リラックスした時間を持つことができます。
しかし、実際に眠る際には、それぞれの快適な環境で眠りたいと考えるのは自然なこと。
この方法で、質の良い睡眠を確保しつつ、日常のコミュニケーションも維持できるでしょう。

もし、どうしても同じベッドじゃなきゃイヤだと言う場合は、キングサイズくらいの広いベッドにして、掛け布団も一人一枚ずつ使い、同じベッドで別々に寝ているという状態にするのもアリだとおもいます。

次回は更に「睡眠環境」について、もう少しお話ししたいと思います。
それではまた次回!

ブログもやっているので、よければぜひ!


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