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資格は就活で役立つのか?就活のために資格取得を迷っている方へ

こんにちは!うにです。

今回は、「資格は就活で役立つのか?」をテーマに話したいと思います。

この記事を書いているのはこんな人↓

関東の大学生(国立/文系/4年)で24卒就活を経験。夏インターン壊滅から、冬インターン選考複数突破&ホワイト大手IT企業内定。保有資格は簿記2級/ITパスポート

この記事は以下の方々は参考になるかと思います!

・資格は就活に有利に働くのかを知りたい方
・就活のために資格を取ろうかどうか迷っている方

※この記事での「資格」は独占業務を伴う資格(会計士、弁護士、医師など)は除いています。

上記に当てはまらない方でも就活の息抜きにぜひ読んでいってくださいー!


資格と取得の目的

私が就活前に取得した資格は「日商簿記2級(通称:簿記2級)」のみです。

取得時期は大学3年5月です。

厳密には2級の前に3級を取りましたが、2級は3級の範囲をカバーしているので割愛します。

ちなみに3級は2年9月に取得しました。

ITパスポートは3年12月頃に取得を試みましたが、結局取得は4年6月末で、就活生時代には取得できませんでした。

そのため今回は

簿記2級が就活で役立つ場面はあったのか?

をお話しできればと思います。

本題に入る前に私が簿記2級を取得した理由は以下の通りです。

・簿記2級は就活に有利と噂を聞いたこと
・簿記2級があれば経理職採用も受けられると考えたこと

それでは、本題に入りましょう!



選考で有利に働いた場面

前提として、私が主に受けていたのは以下の業界・業種です。

・IT(通信・ソフトウェア・SIer)系総合職
・デベロッパー系総合職
・メーカー系経理職  

上記の業界・業種の選考の中でどのように役立ったのか、私の所感をまとめてみます。

総合職採用の場合

結論、

ここでは特に有利にはなりませんでした笑

まずES段階では、資格が理由で通過したとは考えにくいです。

その上で、面接で資格について触れられた機会はインターン選考合わせて2回ほどです。

それも資格自体を評価されたわけではなく、

・その資格をなぜ取ろうと思ったのか
・資格を業務にどう活かせると考えるか

を問われました。

私の場合、資格は評価対象というよりも質問の材料として使われましたね。

上記の質問の問答は用意していませんでしたが、なんとか答えられました笑

資格取得をアピールしようとしている方は、上記の質問は答えられるようにしておくのが無難かなと思います。

経理職採用の場合

経理職採用においても、簿記2級は有利と感じることはありませんでした。

経理職採用において、簿記2級の資格やそれに相当する知識は採用を受ける学生の間では前提です。

経理職採用を受ける学生は、大学で会計を専門に学んでいる学生が多い印象でした。

私は商学部でもなければ大学で会計を専門に学んではいないので、「簿記の前提の知識はありますよ」という客観的な知識の証明として簿記2級を捉えていました。

唯一就活の中で簿記が有利に働いた場面は、アプリで逆スカウトをもらうことができたときです。

大手日系メーカーから経理職採用の早期選考の案内をもらい、競争相手が少ない状態で選考に参加できました。

また、通信大手の経理職の特別座談会に参加できたのも、簿記の資格のおかげかなと思っています。

選考以外で役立った場面 

簿記が選考以外で役立った場面は下記の通りです。

・ESの資格欄が埋められること
・企業の財務諸表が理解できたこと

 ESの資格欄が埋められること

これに関しては、上文そのままです笑

エントリーシートの資格欄に、「簿記2級」と記載できるので該当欄が寂しくなりません笑

企業の財務諸表が理解できたこと

これが一番私が簿記の資格を取ってよかったと感じたことです。

就活を受ける段階で企業の財務分析ができるのは、かなり重要なことだと感じました。

あまり周りの就活生で、この点を考慮して企業選びをしている印象はありませんでした。

極端な話ですが、財務諸表が読めないと、自分が入社する会社が倒産寸前なことに気付けないかもしれません。

これは結構リスキーだなと個人的には考えます。

財務諸表を理解できると、自分が受ける会社の事業の好況・不況や、お金の流れを適切に把握でき、自信を持って企業を選ぶことができると思います。

私は受ける会社の財務諸表を過去数年さかのぼり、売上、営業利益(本業での利益)、純利益(最終的な利益)、自己資本比率などは必ず見ていました。

企業分析で、新しい視点からその会社を捉えられることは簿記を取得する利点だと思います。

資格取得まですべきとは言いませんが、財務諸表を理解できる程度の知識があるとより精緻な企業分析ができると思います!

資格取得を迷っている方へ

私は、就活において(簿記に限らず)資格を習得する意味は以下のように考えます。

・特定の分野の知識があることの証明
・自主的に学ぶ意欲があることの証明
・志望度の客観的な証明

とりわけ新卒就活は「ポテンシャル採用」と言われていて、あくまで資格で得た知識は仕事をする上での前提知識に過ぎません。

資格自体がそのまま就活に有利に働くとは正直考えにくいと思います。

また、自信がない人ほど資格で武装したがります(正に私がそうでした)。

資格を取得することで安心感を持ってしまうようなことは、個人的にはあまり良いとは思いません。

今絶賛就活中の方は、資格取得よりも内定獲得に向けて時間をかけるべきことは他にあると思います。

就活で内定をもらうという目的のために資格を取ろうと迷っている人は、ぜひ面接練習やOBOG訪問、ESのブラッシュアップ等に時間を使ってみてください!

まだ時間があって、なんの資格を取ろうか迷っている方はぜひ簿記をお勧めします!笑

その際は、ぜひYoutubeで『ふくしままさゆき』さんの動画を見てみてください。

ではでは。

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