たゆ

よろしくお願いします

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最近の記事

パターナリズムとケアの本質

皆様は、パターナリズムという言葉はご存知ですか?これは、権威がある者が相手の相談に対し、専門的な見知や自身の経験などをもとにとるべき方向を指導するという考え方です。 別名権威主義(父親主義)と呼ばれる前近代では主流であったこの考え方がいまは物議をかもしています。 現代では、「自己決定権」の考え方が普及し、自分のことは権威ある他者が決めるのではなく、自分自身が決める風潮になっています。 そのため、前近代的な一方的なパターナリズムは現代社会とは性格が合わないものとなっていま

    • 普通と普遍

      皆さんは、「普通」と「普遍」という言葉の使い分けはできていますか? 「普通」とは、ある特定の人間関係間で共通に通じる考え方などのこと 「普遍」とは、「いつでも、どこでも、誰でも」通じる考え方などのこと です。しかし、世の中では、「普通」を「普遍」の意味で使っている人が思ったよりたくさんいるのです。 言い換えれば、「自分の考えはいつでも、どこでも、誰でも」通じるはずだと思い込んでいる人、ということになります。 ですので、彼らの「普通」に反した場合は、「普通」ではないと

      • 同棲のすすめ

        本日は、趣向を変えて「学問のすすめ」ならぬ「同棲のすすめ」を書こうと思います。この投稿がなにかの役に立てば幸いです。 ①物件を決める段階 ・お互いの意見の擦り合わせが大切です。「絶対に譲れないもの」は特に尊重しつつ、決めていきましょう。 ・費用倒れをしないように、「余裕を持って支払える」物件にしましょう。おおよそですが、家賃は「収入の3分の1」程度までがいいと思います。 ②引っ越しの段階 ・引っ越しの段取りは、明確にしておくといいでしょう。いつ、どういう順序で、何を運ぶか

        • 2022年を総括して

          2022年はたくさんの出来事があった年でした。今までと比較してかなり濃い1年だったように思います。時系列で振り返っていきましょう。 1月 ・1/1に今年を歌おうプロジェクトに出演。(来年1/1も出てますよ!) ・仕事はかなり◎ 2月 ・動画をたくさん撮影した 3月 ・関西に旅行に行く。やまきの動画がバズる。 ・ショパンのピアノ協奏曲をいつか弾きたいと思う。 ・ピアノの先生の誕生日をお祝いした 4月 ◎大好きな彼女ができた ・彼女の悩みを一部解決したりデートを重ねたりし

        パターナリズムとケアの本質

          仕事ができるために

          もう、紀行文のかけらもなくなってきました…笑 今回のテーマは、「仕事ができる人とは?」です。 さっそく本題ですが、 皆さんは「仕事ができる人」になるためにはどんなことをすればよいと思いますか? 答えは、「自分が仕事ができると思い込むこと」です。 ここで、大事なのは「セルフイメージ」です。 「できる」と思っていればできることが増え、「できない」と思っていればできないことが増えていく。不思議と世の中はそうなっています。 であれば簡単です。答えは、自分が仕事ができると

          仕事ができるために

          何ができないかではなく、何ができるか

          お久しぶりです。かなり時間が空いてしまいましたね…。 今回は、「何ができるか」という話をしていきます。 あなたは、人のことを見る時に、どういう視点で見るでしょうか? 〇何をやってきた人か 〇今何をやっている人か 〇何ができる人か 大きくとらえると、上記の3つの視点に大別されます。 そして、自分は、一番下の「何ができる人か」でみています。 人間、誰しも得意や不得意はあるでしょう。しかし、どのような人でも必ず「長所」を持っています。つまり、「できること」を持っているの

          何ができないかではなく、何ができるか

          減点方式ではなく加点方式を

           今回のテーマは、「減点方式」ではなく、「加点方式」を用いて人と接した方が、人付き合いが良くなるということを書いていきます。  人は、他人を無意識に評価するときに、何を基準に評価しているのでしょうか?「常識」「礼儀」「思いやり」「自分に対して従う意思があるか」など様々な見方があると思います。  しかし、それらの基準や配点は人によって違います。おそらく、「常識」や「モラル」というものを持ち出す人の中にはそれが一般的な人との共通項であると主張する人もいるでしょうが、パーセンテ

          減点方式ではなく加点方式を

          不満足なソクラテスに

          皆さんは、ソクラテスという方をご存知ですか?簡単に言うと、「自分が知っていると思い込んでいることは、実は深く突き詰めるとわかっていない」ことが分かる、という「無知の知」を提唱した人です。 では、タイトルにある、「不満足な」ソクラテスは、何が「不満足」であるのでしょうか。 世の中で「普通」と呼ばれる人は、多数派の考えの集合体である「常識」を持っています。例えば、○○なケースの場合は大多数の人が△△に思う、など。 しかし、多数派にとっては正解だと思われても、個人ベースで話を

          不満足なソクラテスに

          道徳教育に思うこと

          みなさんおはようございます。 「道徳」という教科は皆様ご存知ですか?そして、なにをする教科か説明できますか? おそらく最初の問いにはほとんどの方がイエスと答えるでしょう。では、次の問いに正しく答えられる人はどれぐらいいるでしょうか? 先に、典型的な間違いの例を挙げておきます。「なにをする教科か→日本人として正しい価値観を学ぶ教科、倫理や規範を学ぶ教科、礼儀を学ぶ教科、こうあるべき姿を学ぶ教科など」 上記はすべて間違いです。しかし、そう少なくない人は、上の認識を持たれて

          道徳教育に思うこと

          普通の感覚

          さて、今回は半分紀行文の形で書いていきたいと思います。 今までいろんな人の話を聞く機会がありました。その中で、「きっと皆さんのように普通の方であればこう感じる(考える)わけですが〜」、「普通の人はこういう風に考えますが、障害があるとこう考えます」という表現をされ、参加した多くの方々が共感されていました。しかし、そこで思うのです。 本当に、「普通」であるみんながみんな、そのように感じるのか?と。また、そのように皆が感じることは誰かが証明したのか、と。 今の現代社会で、「普

          普通の感覚

          「世間」に縛られる日本人

          さて、今回は元のテーマであった紀行文に戻しつつ、執筆していきたいと思います。 今まで新宿の歌舞伎町、札幌のすすきの、大阪の西成など、様々な人が交わる場所に幾たびも足を運びました。その中で、様々な人に出会い、様々な考え方があることを肌で実感しました。我々が想像している以上に、彼らは多様な考え方を持っており、その中で「自分らしく」生きているのです。 「幸せ」であるために必要な要素は何か。 こう聞かれたとき、ある人は「お金」と答えるでしょう。そして、おそらく、そう少なくない割

          「世間」に縛られる日本人

          経歴でごまかさない生き方を

          今回は少し紀行文も交えてお話をしましょう。 地元や東京、大阪、京都、福岡と様々な場所で演奏会に行く機会がありました。大体の場合、プログラムには奏者や指揮者などのプロフィールが載っています。そして、「〇〇大学卒業、〇〇大学教授」などの肩書がずらりと書かれています。そのような肩書を揃えるために相当な努力をされてきたのはこちらも敬意を表したいと思います。しかし、長すぎる経歴を見たときに感じたことが1つあります。 結局、たくさん書いてあるしすごいというのは分かったけど、「この人は

          経歴でごまかさない生き方を

          最低基準とは

          今回は趣向を変えて、ツイッターにて飛び交う学校現場の愚痴にコメントしていきます。 コメント: 分数の足し算をした結果、約分できる答えとなったので、約分して答えを書いたら、「まだ習ってないからダメです」と✖️にされた。 →学習指導要領は最低基準なので、それ以上の学年の学習内容を用いて回答をするのは法的にはなにも問題がありません。むしろ、指導者が児童生徒の実態に応じ、発展的な学習を行うことが可能と明記されてます。法的に見ても、学習指導要領における児童生徒の「主体的に学習する態度

          最低基準とは

          ルールの意義

          みなさんは、ルールを守る側とルールを作る側、どちらが得だと思いますか? 答えは明白です。ルールを「作る側」です。では、なぜ作る側の方が得なのでしょうか。 日本人の多くは、決められたルールに従順に従い生きています。ルール自体に疑問を持たず従うことに注力している人もいれば、ルールは変えられないから仕方ないよねと諦め従う人もいます。しかし、そもそもルールというのは、「誰かが集団を自分の意図する方向へ動かすためのきまり」にすぎないのです。  逆を言えば、「赤の他人が決めたその集団

          ルールの意義

          特性と障害について

          友達のとあるFacebookを読んでいて、特性と障害についての答えがうまく言語化できたのでここに記します。なお、同内容をyoutubeでも解説しておりますので、よければそちらもご覧ください。 【youtubeに載せたもの(すべて原文ママ)】 ①「特性」とは? ・例えば、「大きい音が苦手」とか、「マルチタスクが苦手」など個々人が持っている能力差。(もちろん、「暗記が得意」等のプラスの側面もある) ②「障害」とは? ・生活に大きな支障をきたす量や程度の「特性」を複数持って

          特性と障害について

          相手を認められる強さ

          皆さんは、相手の良いところ、悪いところ、どちらがたくさん目につくでしょうか? 相手の悪いところがたくさん目についてしまう人は、マイナスな言葉を自然と周りにばらまいています。その言葉を受けて、集団もマイナスな方向へと舵を切ってしまいます。 反対に、良いところをたくさん見つけることができる人は、プラスな言葉をまわりにばらまきます。その言葉を受けて、個人や集団のセルフイメージが向上します。 今の段階の見解ですが、人間は相手のよさを見ようとする意識をしない限りは、悪いところを見

          相手を認められる強さ