それはノンレム睡眠の様に
こんにちは。雪乃です。
本日は私の好きな本について、つらつらと独り言。
私は村上春樹の独特な癖のある言葉選びが好きで、全作品では無いにせよ、好んで読んでしまう。
大抵いつも愛読書として持ち歩いている訳ではなく(愛読書は夏目漱石)、ふとした時に猛烈にあの独特な表現、村上節に触れたくなる瞬間があるのだ。
でも不思議なことに、読んだ作品について「それってどんな話?」と聞かれるとあまり思い出せない。
昨日見た夢について上手く説明が出来ないみたいに。
私は彼の作品を読んでいる間、作品の中へ深く潜り込んでしまっているのだと気付いた。
自身で小説を書こうとすると、その文体は少なからず彼に影響を受けている気がして、それが何だかきもちわるくて、書くのをやめてしまう。
きっと、生々しいセックスの描写がない村上春樹と揶揄されるかもしれない。加えてたいして中身もないときた。(もはや村上春樹では無い)
ところで私は彼の淡々とした性描写が結構好きなのだけれど、自分の書く話に織り交ぜたいとは1ミリも思わない。
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最近、借りてきた本でもうひとつ。
俵万智さんのチョコレート誤訳
与謝野晶子「みだれ髪」
学のない私は、与謝野晶子の作品に興味があるにも関わらず、原文だと本当に何を言っているのかわからない(マジで)、というジレンマが生じていたのだけれど。
俵万智さんがそれを翻訳という名の、俵さん解釈で短歌として詠み直す…と言えばいいのか。とにかくそのセンスの高さに脱帽。
俵さんはその界隈では凄い方なのでしょうが、私は俵さんに関する情報は一切知らないまま読んで、「うわーーーなんて素敵な歌!!」と大興奮。
短歌って良いですね、という小学生並みの感想しか書けない私でも、詠めるのでしょうか。
( R.N.恋するウサギちゃん)
まだ途中ですが、この2作だけ置いていきます。
私は肉体のある、至極普通の人間なので。
それがたとえ脳のホルモン分泌によるものだとしても、直情的且つ狂熱に浮かされ、恋だ愛だと奮闘する人の様を、作品を通して見るのはどうやら大好きなよう。
そして明治時代にそれをやってのける与謝野晶子、最高にロックだなと思いました。
文学とロックが好きだと気付けた日。
今日の独り言は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
雪乃🌹
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