【読書メモ】『ねらわれた学園』作:眉村卓(講談社・青い鳥文庫)

こんにちは~
「あ~ひさびさに読書したーい!」と思いました。
noteの効果です。
読書大好き娘だった時代の日記をふり返ってるうちに、無性に少女小説が読みたい。
しかし手元にはコバルト文庫もティーンズ・ハート文庫も無い。
(たまらずネットでポチっと購入)

とりあえず、何年か前に買って積んでいた青い鳥文庫を。

有名なジュブナイルですね。
裏表紙には1976年に刊行とあり、何度も映像化されてるようで。
1976年生まれの自分、作品の存在は知ってましたが初めて読みました。

生徒同士の監視、告発、懲罰。
謎の生徒会長に支配された学園。これは、ありえるかもしれない、未来の物語。

帯のコピーより

・・・・なかなか不穏です。
自分が1番好きなジャンルは「学園ミステリー」なので、そういうの期待してましたがちょっと全然違いましたね。
SFで有名な作家氏ですし、そりゃそうか。

おもいっきり超能力パワーをくらう生徒&先生!
ワープで出現する敵キャラ!めっちゃサイキック~~。でした。

文体の雰囲気から感じる昭和時代、とても好き!
これよこれ、自分が子どもの頃に読んでた少年少女向け小説の香り。
四十何年ぶりのあとがきで眉村氏は、「書き直そうとは思いません」っておっしゃってます。
そんな原文のまま(?)が嬉しい!

新装版という、昭和ジュブナイルに今風のイラストを組み合わせる、というミスマッチに脳がバグりそうでした。
この令和時代画のキャラ達は「てやんでェ!」は言わないし、絶対スマホ持ってる。

いやいや、今の子どもに親しみやすく読んでもらう為ですし耐えよう。
よく思い返せば自分、表紙のエモい雰囲気のイラストにビビッときて買った面もあるので。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000146085

新装版ではないこちらの画は、脳内イメージとだいぶ近いかな。
挿絵がある小説読んだのが久しぶりすぎて最初戸惑いましたが、聡明な主人公とその幼馴染の奮闘ぶりにどんどん惹き込まれ、一気に読めました。

でも昔より明らかに集中力も本を読む力も乏しくなってしまったなあ。。。
感想の語彙力もヤバいです。(これは昔からか)

この物語からは、大人になって読むとより深く考える事が出来る「テーマ」を感じます。
作中で主人公の父親が「ファシズム」という単語を使います。
たぶんそんな感じであれこれ。←急に思考停止

ひきつづき、少年少女向けライトノベルな感じで「学園ミステリー」は探していこう。
エモい雰囲気ならさらにツボ。

それではまた~

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