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この本に書こうぜって誘われた気がする

吸い寄せられるようにこの本を手に取った。

私はツイッターやインスタグラムで気になる本と出会うことが多い。それは直感的なことでもあるが、結果として出会うべくして出会った本だな、と思うことがある。これもそう。

なんとなく気になるなと思っていたら、あの人もこの人も私の傾向にそって出てくるおすすめにも現れた。これは読むしかない!

読み始めてすぐに、次の日ランチの約束をしていた友達のインスタにも読了としてこの本があがってきた。すぐに「わたしもそれ読んでるとこ!!!」とコメントをすると、「うそー!なんでこの本を読もうと思ったかも明日聞かせて!楽しみ!」とすぐに返信が返ってきた。私もこの友達も書くことに関係ない仕事をしているので気になるのも分かる。私も「もちろん!」とすぐに返した。

読んでる本をリアルタイムで晒すのは私にとって今の私の脳内が透けて見えるようで恥ずかしいことで、さらになぜこの本を読もうと思ったのかなんて少し踏み込んだことをさらっと聞ける友達のこういうとこが好きだなと思った。私もこの友達となら話たいと思ったし、同じだけの信頼を向こうが抱いてくれてるとしたら嬉しい。ちょっと大げさか。

この厚さならこれくらいかかるかなーの見積もりをはるかに下回って、すぐに読めた。読みやすかった。著書にも触れてあったけど、誰にでもわかる言葉でつづられている。たまにこの手の本を読むと、武勇伝ちっくなことが書かれていて結局あなただから出来たんでしょ。って思うことがあるけど、全然そんなこと感じなかった。むしろ、ずっと踏み出せなかった一歩なのに、友達と喋りながら歩いてたら一歩踏み出してたわ。くらいの軽く手を取ってくれる感じ。テクニックとか技術とはべつに書くことへのハードルを下げてくれた。口調は優しいんだけど「正解なんてないからとりあえずやってみよう」という一貫した主張で引っ張ってくれる感じ。

ランチしながら友達と「思ったことを文字にするのめっちゃむずい」「本の感想とか誰に見せるでもないのにですます調になったり」「帰りの10分でさくっと書けるのがすごいわ」「わかる~」と共感の嵐を巻き起こした。楽しかったー!むずいとか共感しながら2人ともやってみようという空気になるのも楽しかった。

せっかくだから乗っかって書く習慣にチャレンジしてみようかと思う。だってこの本に「書こうぜ」って誘われた気がするから。だってほんとはめちゃくちゃ書いてみたかったから。

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