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閉店時間に帰ることはゲストからお店への最高のギフト

・閉店時間に席を立っていますか? ・ダラダラ居続けるゲストの特徴 ・ゲストもスタッフもウィンウィンなのが「外食」の在り方


・閉店時間に席を立っていますか?

閉店時間の○○時。スタッフはお店を閉めて仕事終わりの予定をこなすことを考え始めるころ。ひとことゲストのところへ行って「申し訳ございません。閉店時間となりましたのでお席の方よろしいでしょうか?」とお伝えする最後のサービス。


「はい、わかりました」と帰ってくる返事。居心地が良くてずっといてくださったことを嬉しく思う毎日。


になる予定が・・・


会話は盛り上がり続けている・・・いつ切るんだろう・・・あと1分待とう・・・あと1分・・・


相当ヒートアップしてるんだろう・・・もうあと1分だけ待とう・・・うん、もうあと1分・・・


いやいや、さっき「お時間ですよー」の合図出したよね?確かに出したよね?夢じゃないよね?笑


・・・


「いい加減にしてーーーーっ!!」


はい、飲食店あるあるの代表作品でした笑。みなさまは閉店時間に席を立っていますか?いますよね?noteに関係している方の中にはいないとは思うのですが(大変失礼しましたm(__)m)、ま、普通にいます、こういう方々。


他だと例えば「閉店だというのにまだ陳列棚を眺めている人」「扉が閉まろうとしているのに駆け込み乗車してくる人」「売り切れたのに”ずっと並んでたんだけど!”って文句を言ってくる人」これ、みんな同じカテゴリーの所属人です。



・ダラダラ居続けるゲストの特徴


こういった閉店時間をドシカトしてダラダラ居続ける人にはいくつかの特徴があります。


①「次言われるまで別に良くない?」と心で思っている人

②酔ってて頭が回っていない人

③そもそも閉店時間なんて気にも留めてない人



①「次言われるまで別に良くない?」と心で思っている人 お客様が神様でしょ?主義の持ち主。立場的に自分たちが上だという意識が強く、あくまで自分たちが居ても何にも問題ないと思っている。


②酔ってて頭が回っていない人 バーだと結構いるタイプ。酔ってる時って気持ちが高揚していますし、もし意中の異性と一緒であれば帰りたくないという気持ちが働いている可能性が高い。悪気はないのでしょうがタチは悪い。
③そもそも閉店時間なんて気にも留めてない人 外食に対するスタンスがそもそも違う。「閉店時間」という単語は知っているがその意味について考えたこともない。


・ゲストもスタッフもウィンウィンなのが「外食」の在り方

ゲストはサービスを買いに来ています。スタッフはサービスを売るために働いています。この関係に上下はないと思うんです。上下が生まれるとしたらそれはサービス側が対価に見合わないレベルだったときくらいなものです。


極端な例で言うと、1000円の海鮮丼にマグロとサーモンが一切れずつ、そして申し訳ない程度のいくらがちょっとしか入ってなかったらそりゃ当然「なんやねんこれ!!」ってなりますよね?


ま、そんな低調な、ありえないサービスというのはまずほぼ存在しないんですよ。店側はそこまでバカじゃないので。


となるとですね、サービスを買うゲスト側もサービスを売るスタッフ側も優劣なくその場を楽しむことが「外食」の真っ当な在り方だと思います。


以前、ビールの注文の仕方の違いで料金が変わる旨の張り紙を張った店が記事になっていましたがホントに良い試みだなと思いましたし、まさに「外食」の在るべき形を映していると非常に共感しました。


↑その記事がこちら。


お客様は神様ではありません。当店のスタッフはお客様の奴隷ではありません。ですって。ホントですよ。


ただ、僕たちサービス側が怠けて良いというわけではもちろんないので、そこの部分のクオリティーに関しては日夜考えて行動しています


ゲストもスタッフもお互い楽しく、気持ちよく、笑顔で過ごせる、そんな景色が「外食」の在り方であると信じています。


閉店時間は1日の幕を閉じる大切な瞬間です。どうかご理解とご協力をお願いいたします。











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