僕が一部を茶髪にしている理由
僕は右耳上あたりの髪を茶色に染めています。仕事柄あまり華美な髪色は暗黙の了解でNGとなっていますが、その中でも僕が髪を染め続ける理由とは?
・染色願望が爆発した高校時代〰大学時代
・髪を染めている時”自分”を隠せる気がして
・気分が上がることは積極的にすべし!
染色願望が爆発した高校時代〰大学時代
もともとヴィジュアル系バンドに人生観を変えられた少年だった僕は恰好、派手なヘアースタイル、髪色に強烈な憧れを抱いていました。
高校1年生の時、初めて髪を茶色に染めました。茶髪デビュー。
(↑よくある”夏休みだけ”ってやつ笑。僕の学校は非常に厳しかったので休み明けの頭髪検査では少しでも色がついていたら「速攻戻せ!」と怒号が響きます笑)
その後も長期休暇に入るたびに染めて、学校が始まるたびに戻すを繰り返してました。
高校を卒業して、大学に入ってまず最初に行ったことはバイト探しでもなく、授業の予習でもなく、髪を染めることでした笑。
(↑”ホントに好き”って行動に出ますよね笑自分でも凄い行動力だなって今で思う)
そのあと、ピアスの穴もあけ(最初に口ピから入った僕はきっと変態だったと思う笑相場は耳たぶからなので)順調にヴィジュアル系大学生への道を歩いていったわけです。
2年生の時は念願だった全脱色→金色注入の完璧な金髪を経験。両親を半ベにさせる。
(↑あの時はごめんなさい(;''∀''))
3年生の時は右半分だけ金髪、左半分はがっつし黒染めをして激ギャップのツートーンを経験。口のピアスも2つに増え、両耳にも穴が開き、完全体へと進化。
(↑当時、地下鉄に乗るたびにモノスゴイ視線を浴びていたのですが、これがまた気持ちいいってなんのその!笑)
卒業式の時も、友達の中で僕だけ就職先が決まっておらずド派手な金髪寄りな茶髪にピアスフル装備で出席。きっと先生たちは僕の未来に絶望しか抱いていなかったことであろう・・。
(↑先生たち、僕は非常に充実した人生を送っております。あの時の絶望感、間違いだったってこと。あざーす笑)
そんな感じで、学生生活7年間は染髪とピアスに人生を注いでいた、いや、人生を助けられていました。
髪を染めている時”自分”を隠せる気がして
恰好良いものやキレイなものに強い憧れを抱いていることって、僕は自分にはない特殊な力だからなのかなって考えています。
ハマったヴィジュアル系の人たちはみんなとにかく格好良かった。自分にはない、とても手に入らなそうな格好良さ。だからこそ、出来るだけそこに近づきたいって思うし、そうなりたいって思ってきた。
その中で自分に出来ることは音楽を始めることでも教養を深めることでもなかったんです。僕の場合は”髪型を真似すること”だった。
そして、髪を染めている自分が妙にイケてる気がして、というか、弱くて格好悪い自分を隠してくれている気がしてました。
黒髪の時よりも少し堂々と街を歩ける。
黒髪の時よりも少し堂々と買い物に行ける。
黒髪の時よりも少し堂々と学校に行ける。
つまらない見栄かもしれないですけど、髪色って虚弱メンタルな人にはうってつけの覚せい剤なんです。それだけで日々の気持ちが変わる。動きが変わる。人間関係も変わる。凄い薬だまったく・・。
気分が上がることは積極的にすべし!
今、僕が髪の一部を茶髪にしている理由。
これも先述したこと、昔の考えと何一つ変わってません。
この仕事をしていて、少しばかりのファンの人もいて、何とか一国の主のポジションをキープしているという事実を踏まえても、自分に自信なんてこれっぽっちもないし、今までうまくいってきたのはホントに人や環境、運のおかげだと思ってます。
でも、気弱でクネクネして、下ばっか向いて前向きな言動ひとつ出来ないんじゃこの仕事は出来ない。故に、自分らしささえも失う。
そんな危険を防止する策はひとつだけ。自分を気分の上がる状態に持っていくこと。加えて、上手に自分のネガティブを隠していくこと。
茶髪にするっていう、傍から見たら大したことじゃないこと、中には「30過ぎて何してんの?落ち着きなよ!」って言ってくる友人もいますが笑、そんな言葉はシャットアウト。
自分の事は自分がよく知っている。そして、年や環境が自分の選択の中で影響を与えるなんて根本的におかしいので僕は聞きません笑。
弱い自分も隠せばいい。隠し続けていたらいつかどこに隠したかわからなくなって出てこなくなる。そう信じてます。
(↑少なくとも昔よりは明るくなりましたしね自分笑。)
その人のこだわりには何かしらの理由がある。何かしらの歴史の中で生まれたこだわり。そう思えると、色んな人のこだわりに興味、沸きませんか?
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