マガジンのカバー画像

お湯が沸くのを待ちながら

22
お湯が沸くのを待つ間にも読める超絶短編小説集 思いつくまま書いた話をUPしていきます。 何かを待っている、ほんの隙間に読んでくれると嬉しみ。
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

超短篇小説13 "失恋"

超短篇小説13 "失恋"

"あなたのことはもう好きじゃない!"

先週、彼女にそう言われ振られてしまった私。

振られた後2、3日は仕事に手がつかなかったが、流石にもう慣れてきた。

ある休日に私は街をぶらついていると元彼女が男と腕を組んで歩いていた。

その時に私は察した、この男に彼女が盗られてしまったと、、、、

しかし、ひとつだけ負に落ちないことがある。
今、元彼女が腕を組んでいる男は顔は自分より悪く、服装も汚くて金

もっとみる