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貪った本たち

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読書記録(令和5年4月10日〜)
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2023年10月の記事一覧

武器になる哲学:山口周

武器になる哲学:山口周

今回貪った本→https://amzn.asia/d/9vPEID2

ん〜これは良い本だった。
哲学書というと、読了するのに相当な時間と体力が必要で結構ためらってしまう人も多いはず。途中でギブアップする確率高いし。。

そんな中、歴史上の名だたる哲学者たちの「知」をセレクトショップのように羅列し、その都度、著者による丁寧な解説がなされる1冊。どのページを開いても読めるから、ふとした時に読み直すの

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認知バイアス 心に潜むふしぎな働き:鈴木宏昭

認知バイアス 心に潜むふしぎな働き:鈴木宏昭

今回貪った本→https://amzn.asia/d/bTykmIt

先入観からくる思考の偏りは、誰しも多かれ・少なかれ、自覚している・していないに関わらずあるもの。

だからこそ、それはどんなものか知っておこうとセレクトした本。

読んでみると、それこそ著者自身が自らのバイアスに対して細心の注意を払いながら筆をとったことが伝わってきます。章ごとに異なるバイアスについて様々な視点で書かれており、

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ゴールデンスランバー:伊坂幸太郎

ゴールデンスランバー:伊坂幸太郎

今回貪った本→https://amzn.asia/d/amlK0SD

久しぶりに読んだ伊坂幸太郎はやはりよかった。

主人公は何もわからず首相殺しの犯人扱いされ、友人の助けを受けながらとにかく逃げまくる物語。

「俺は犯人じゃない!」

スリル満点に描かれる逃亡生活の合間に、学生時代の思い出が回想されながら、主人公の誠実な人間像とその人柄だからこそ築きあげられた人間関係がみえてきます。

それに

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