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なぜ健康サロンを始めたのか?

『健康サロン』はナチュロロジーハウスが月1回程度の実施を前提に、企画しているゲストガイドのお話会です。

第1回(2022年4月17日)は女性のための健康サロンと題して、婦人科系の不調をテーマに。
第2回(2022年5月25日)はお薬との付き合い方と題して、処方薬の捉え方や処方薬についての疑問に答える会に。

そして、このお話会を、講演・レクチャーではなく、「サロン」と謳っているのは、参加者の中にも様々な知識やご経験談をお持ちの方もいる場合もあり、皆が掲げたテーマに関して自由に発言していく中で、誰かが誰かの話に救われたり、参考にできたりする機会があるのではないかなぁと思っているので、一方的にお話をしてもらう会ではなく、参加者が気になったことを都度聞いたり、経験値からご存じの話や知識をみんなに共有したり、個人的な意見を出し合ったりする場にしたいという想いからです。
このため、お話をする方は先生・講師ではなく、あえて参加者と同じ視点でご参加いただく当日のガイド、お話する人、的なご紹介をしています。

とはいっても、すぐに評価が得られる企画だとは思わず、
この企画はかつて私が様々な病気になったときに
民間のリアルなサロン的なものが青森県内では見つけられず、
かつ内容的には病院や関連団体ではやらないようなことで
どうしても私がやりたかったことなので、
長い目でいつか誰かの役に立つことがあれば嬉しいなぁぐらいの感覚で、
不評でも理解が得られなくても、長い目で続けていくつもりでした。

※ちなみに病院の企画やその病気の関連団体さんの企画を否定しているわけではなく、それとはちょっと目的も主旨も違うものをやりたかったということです。
具体的に挙げてしまえば、同じ病気・同じ症状の方が集まる企画というのは多いと感じています。
でも、そこに個々人のウェルネスについての話ができる場が少ないように感じます。誰だって、病気になろうがなんだろうが、なるべくなら理想の形で自己実現して、よりよい人生送りたいのではないかなぁと。
働き盛りで社会的な立場を失くす恐怖とか、
家族の症状で理解できずに苦しむ部分だとか、
手術が成功したとしても後遺症についての情報だとか、
病気や処方薬に対しての対処でどういった選択をするとか、
・・・異なる背景や異なる病気をお持ちの方でも、共通して語れることはあるはずだと思います。
また、同じ病気や症状、環境で苦しんでいる場合よりも、サロンで様々な背景の方が集まることによって、既に過去に経験されたことで解決の糸口になるような話が聞けたり、明るい希望が持てることもあるのではないかと思います。

(これは私の場合ですが、同じ病気の方の会合に行くのが苦手で、途中から避けるようになりました。
なんか、参加したがんサロンが苦しいとかつらいとか大変だとかいう言葉が並び、それを耳にしたくなかったと記憶しています。後遺症についても断定的に仰る方もいて、私は個人的には後遺症を自分は発症しないための最大の努力を術前にしてきたつもりだったので、後遺症について断定的な意見を聞くのがそのような症状が自分にももたらされるような印象があって少し苦手でした。私自身は多少体力的な違いがあれども、健康な方と同様に様々な場所に出向いてなるべく、その元気な人たちのように自分も戻るイメトレをして、自分を自分が快適な状態でよりよい方向に持っていくにはどうしたらいいかを考えてばかりの日々だった気がします。)

そんなわけで、私のやりたい一心で長い目で目が出るのかわからない企画として先月から健康サロンは開始されたのですが、
第二回の薬剤師のみうらけいこさんによるお薬との付き合い方のお話会にご参加された方から早速嬉しいお言葉が・・・!

ずっと聞いてみたいと思った事が現実になり、嬉しかったです😭次の外来の時には先生に言えるように勇気出します😅素晴らしい企画をありがとうございました❣️(お悩みについて個人特定できないようにSNSには記載すると申し上げたことに対しての回答↓)全然くわしく書いていただいても大丈夫です、もし同じ悩みがある人の目に止まった時になにかきっかけになれば🥰

インスタメッセージより

ご参加になられた方は、娘さんが赤ちゃんの頃に肝移植を受け、免疫抑制剤を一生飲まなくてはならないと主治医から言われているというお母さんでした。参加の前にみうらさんに以下の内容を聞いてみたいと、メッセージをいただいていました。

娘(高1)は、0歳で肝移植を受けました。免疫抑制剤(プログラフ服用中)を一生飲まなければいけないのか、についてお聞きしたく、今回参加希望しました。病院では毎回採血して血中濃度?肝機能の数値を見ます。薬の飲み忘れがひどく、結果が少しでも悪いと量を増やしたりするのですが、飲み忘れても、結果が全く問題ない時もあります。コロナにかかったかもしれない時は言ってね、薬の量を減らすから。と言っていました。量を減らす=免疫を抑制するものを減らす、のであれば、一生飲まなければいけないと言うものはなんなのか?もうひとつは、ウルソも飲んでと言われて、娘はほぼ拒否し、結局飲まずに問題なくなりました。飲んでねと言ってフェードアウトになり、疑問しかありません。
3、4歳かそのくらいに、喉の腫れもあり、喉に穴を開ける手術をする予定でした。その時は、アスピリンを飲んでいて、(他は忘れてしまいました)手術前にアスピリンを飲まないで下さいと言われました。飲まないでいたら、喉の腫れが引き、手術はしなくてよくなりました。
この頃から???と、薬に不信感しかなく、やめてよくなったなら、薬飲まない方がいいのではと思うようになりました。主治医には聞けません…

インスタメッセージより

こちらのご質問に対してのみうらさんに回答いただき、主治医に聞けないということについても恐れずどんどんコミュニケーションをとっていくことを病気経験者として自身の経験からも推奨させていただいたところ、喜んでいただける会になったようで、、、私自身も嬉しくなりました。

世の中にこういった方がいる可能性があるからこそ、健康サロンは今後も以下の機会の提供を目的として続けていきたいと思います。

・誰かの知識や考え方や経験談等の話が誰かの助けになる機会
・参加者が普段の生活上囲まれている環境や利害関係のある場ではないからこそ気軽に発言したり、言い合える機会

というわけで、嬉しいご感想とともに、第二回のサロンで話しながら食べていただいたスイーツプレートをご紹介して今回は終了します!

健康サロン「女性薬剤師に聞く!お薬との付き合い方」スイーツプレート

・砂糖やマーガリン等が一切入っていない、国産小麦のごま落花生南部せんべい(川越煎餅店)
・奄美大島の乳酸発酵飲料ミキ(みちたる農場さんの紫芋と中泊町のオーガニック米で作りました)と豆乳ヨーグルトのスムージー(上に乗せているのは、民間療法で糖尿病の方が飲用する文化のあるカキドオシの花と、ウイグル自治区の砂漠で干したグリーンレーズン、クコの実です)
・干し柿の赤シソ梅巻き(津軽あかつきの会)
・チアシード・リンゴジュース入りマヤナッツクッキー(マヤナッツとはマヤ文明時代から人々が食してきた栄養価の高いラモンの実のことです)

ではではまた今後の健康サロンで☆
6月の予定は明日以降アップします~!

Naturology House(ナチュロロジーハウス)


青森県弘前市駅前町6-6 M's ファラ1F
TEL:090-2666-0023/MAIL:info@naturologyhouse.com

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