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インターン修了レポート:竹林完太さん「国際協力に関わることのできた大きな一歩目」

運命を感じてインターンに参加

私がJVCに運命を感じたのは大学二年生の時です。
コロナ禍での勉強を始めたばかりの私は、「どこか国際協力に直接関われる場所はないものか」とぼんやり考えていました。
丁度そんなタイミングで、JVCのコリア事業を担当されていたスタッフさんが大学で行った講義に出席しました。

そこでJVCが行ってきた活動について知り、深く興味を覚える中、大学ゼミの優秀な先輩もJVCインターンを経験していたことが発覚。
私はこれらの状況に勝手に運命を感じ、「俺もJVCでインターンやるぞ」と張り切って説明会に出席しました。
しかし、その時期にインターン募集はすでに締め切られていたのでした。

最初は肩を落としましたが、説明会の後にスタッフさんが「JVCの情報を今後も共有するのでぜひ見てみて」と、ボランティアチームのメーリングリストに呼んでくださり、そこからさらにJVCについて深く知るようになりました。
そして、幸運なことにインターン募集が再開され、息を巻いて応募したことをよく覚えています。そして面談を経て、めでたくJVCインターンとして活動を始めることができました。

インターネットでは得られない学び

JVCインターンでの活動を振り返ると、本当に多くの経験を得ることができたと感じています。
私はSNS・Web更新インターンとして業務に関わってきましたが、業務の範疇だけでは収まらないような知識や経験が得られました。
世界で生じている問題について新たに学べるのはもちろん、知りたいことは何でも聞いて、この目で実際に見ることができました。

共にインターンに参加した同期メンバーと一緒に

例えば、国際協力の分野に興味を持ち、インターネットで仕事内容について検索すれば、「どんな仕事経験の人が有利か」であったり、「大学で学んでおくべきこと」であったりと、多くの情報を目にします。
しかし、実際にJVCで出会ったスタッフの方々は、本当に十人十色の経験を持っていました。
文系の方、理系の方、IT業界出身の方、NGOを渡り歩いてきた方、看護職だった方、何でもやってきた方、ここでは挙げきれないほど、誰ひとり同じではない経験を持ち、国際協力という分野で活動をしていると知りました。
スタッフの方々の色々な経験について知れたことは、今後に向けた大切な指針になっています。

クラウドファンディングでは節目の金額に到達して事務所でスタッフさんと共に喜びあうシーンも

多様な関係性が入り混じる中で成り立っている国際協力

さらに、インターンとして活動を続ける中で、私は国際協力に携わる様々な人と密に関われたと感じています。
募金キャンペーンやクラウドファンディングの広報活動に関わる中では、活動地の状況について現地スタッフから情報をキャッチし、日本にいる支援者の方々に発信を行ってきました。

広報活動で現地の情報を届け、支援者の方々が寄付などを通じてアクションを起こしてくださった時の感覚は、今思い返してもワクワクするものです。

国際協力というものが、活動をしているスタッフやボランティア、支援者、現地で生きる人びとなど、多様な関係性が入り混じる中で成り立っていると肌で感じられたことは、とても大切な経験になっています。

運営に携わったクラウドファンディング。たくさんの支援者さんとのつながりを感じました

国際協力に関わるひとりとして

自身が興味を持ってきた国際協力という分野に関わることのできた一歩目として、JVCでのインターン活動はとても大きなものでした。
ここでの経験があったからこそ、これから先、国際協力というものと自身の縁が切れることはないと感じています。
寄付、情報のキャッチや拡散、あるいは問題について真剣に深く考えることなど、一市民として行える国際協力は本当に多様であると知りました。
日本を含め昨今の世界では、目を覆いたくなるような、はらわたが煮えくり返るような問題が溢れています。
そのような中でも思考と活動を止めずにいられるNGOの強さや、越境して市民が繋がる国際協力の重要性を、JVCを通して知ることができました。
今後も自分の問題意識や考え、学んできたことを肌身離さず、現在の世界で国際協力に関わるひとりになっていこうと思います。

修了式を終えて事務所でスタッフの皆さんと

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