広がるコンテンツの作り方
はじめに
高瀬敦也さんの「人がうごくコンテンツの作り方」を読んだので、僕なりに重要だと思ったところをアウトプットをしていきます。
まず、高瀬敦也さんとは「逃走中」や「Numeron」などのヒット番組を生み出した元番組プロデューサーであり、現在はコンテンツプロデューサーとして会社を起業した実業家さんです。
そんなコンテンツ作りに長けている人が書いた本ということに魅力を感じ、ワクワクしながらこの本を手に取りました。
そして、この本を読んで自分はまだ「コンテンツの本質」を理解していないんだなということに気づかされました。
コンテンツとは
高瀬さん曰く「世の中のものすべてがコンテンツ」。
この言葉を見てハッとさせられました。「コンテンツ」には定義がないからこそ、なんでも「コンテンツ」になるのです。
つまり、今僕の近くにあった「ウエットタオル」もコンテンツになるということです。
例えば、なんの変哲もない「ウエットタオル」ですが、このウエットタオルを「1枚1000万円のウエットタオル今なら10円だよ!」と街中で売りだしたとします。そこに人だかりができたら、この「ウエットタオル」は「コンテンツ」っぽく見えるのです。
このように、どんなモノでもコンテンツ化できてしまう。飽和しているように見えていたコンテンツの可能性は実は無限大だったのです。
受け入れられるコンテンツを作る
人々に受け入れられるコンテンツを作る手っ取り早い方法は「既視感」を使いこなすことです。
それは、人は新しいものを拒絶してしまう生き物だからです。このような本能を心理学では「心理的ホメオスタシス」と言います。
「心理的ホメオスタシス」とは、変化を邪魔する働きのことで、自分が変化しようとするときにそれを阻止する心理的な行動です。
これは起業や新規プロジェクト立ち上げなど、自分自身が何か新しいことをはじめようとするときにも、自然に働いてしまう人間の機能なので、とても厄介ですよね。
この自分自身の「心理的ホメオスタシス」を克服する方法や、なぜ変化の邪魔をするかについては「神メンタル」という本をアウトプットするときに詳しく書きます。
このように、完全に新しいコンテンツには「心理的ホメオスタシス」が働いてしまうので人々からは受け入れられにくくなるのです。
この新しいコンテンツに対する拒否感を薄めるための方法として「既視感」を利用するのです。そうすることで、そのコンテンツの理解するためにかかる時間が短縮され、人々に受け入れられやすくなります。
例えば、自分達のオリジナル楽曲だけを路上で演奏しているバンドがいたとします。そんなライブをあなたは立ち止まって見ていきますか?たぶん多くの人はスルーしますよね。
しかし、そのバンドが誰もが知っている曲のカバーをしたとします。すると、知ってる曲だということで立ち止まる人が増えるのです。
実際、僕もこの前、川崎駅前にて「椎名林檎」のカバーをしている路上ライバーがいたのでついつい立ち止まって聴きいってしまいました。
このように、既視感を利用することで集客の難易度が格段に下がるのです。
この「既視感の利用」はコンテンツにも当てはまるので、コンテンツ作りで伸び悩んだら、既視感をエッセンスにしてみましょう。