言葉の裏側を読み、言葉の裏側と真意を感じ取る教育を行う

日常で貴方は何パーセント本当の顔と表情を出していますか?
おそらくほとんどの方、特に日本人は一日のうちほんの数パーセントではないでしょうか。
疲れていても疲れていない顔、嫌いでも笑顔で振る舞う、ゲームがしたいのにやりたくない仕事に追われてそのまま飲み会…
といった具合で人間社会ではほぼ90%以上が取り繕われた世界です。
これはビジネスの交渉における現場でも同じことが繰り広げられています。
「御社のビジネスを更に拡大させるためにはこのシステムを取り入れれば売り上げアップと経費削減にもなります!」と言われたら普通は、「効率化にも繋がるしいいかも」と思うことがほとんどだと思います。むしろそれぐらい日本は治安が良いので、オレオレ詐欺などが通用するのでしょう。

大事なことはまず相手の策略を考えること

何かを提案されたらどんなことでも自分側ではなく、相手の立場になって何を得するのかを考えてみると言いと思います。
先ほどのケースだと、こちらのメリットをアピールしているが相手の利益はどこに生まれるのだろう、1年先や5年先を考えたときにどれほどのメリットがあるか?もしかしたら数年後には法改正などで無意味な設備投資になるのでは?と相手の策略とリスクを考えるべきです。
そして重要なのは、相手(企業)が嫌がりそうな質問を考えること。
その時の回答の仕方で、相手の体質を見ることができます。
答えにくそうな質問を3個以上投げかけることによって、感情的な回答をされたり、目が泳ぐ、多量に汗をかく、問題が発生したときにどの程度担当者に裁量があるのかなど、付き合っていい企業かどうか判断の材料になります。私は上記に挙げた質問で相手を判断することが多いです。なぜならほとんどのサービスは世の中に溢れているものだからです。
「サービスは良いけどどうも信用できない」と思ったら、似たようなサービスを行っている会社をネットで探して何社か打ち合わせを行えば、比較もできて適正な企業と取引ができます。

相手の裏側を読むことが大事だということを会社全体で教育すれば、会社の業績は確実に上がります。これは企業が大きくなればなるほど該当します。営業所や支店が増えればそこには所長や支社長がおり、決裁者です。
この能力が身につけば、
・売り上げの拡大
・無駄な経費を見抜き削減ができる
・退職を考えている社員を先読みして対策が打てる
この三つが会社にとってとても重要なことです。
一般社員は経営者、管理者の方針一つでいい方向にも悪い方向にも持っていけます。
その意味は深いですよ。

それでは


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