見出し画像

2年前の夏休みに親子ワーケーションしたわけ

初めまして。リモートワークやワーケーションの記事を書きつつ、自分で実践もしている今村茜といいます。ここでは、私が子連れワーケーションを試してみるに至った道のりを書いています。

(「共働き3児の母とワーケーション」からの続き)

「ワーケーション」って?

私が「ワーケーション」という言葉を知ったのは、2017年春です。当時は東京オリンピックに向けて、政府が夏の間に企業に対してテレワークを推進する「テレワーク・デー」の開始準備が進んでいました。その取材を進めるうちに、JALが休暇を仕事を組み合わせたワーケーションという制度を導入するらしいぞ、ということを知りました。

「ワーケーション?なんぞや?」

記者職をしていながらなんですが、当時はワーケーションなんて言葉を聞いて事がない。

「例えば、ハワイへの家族旅行を予定していたお父さんに、突然会議が入ってしまうと、家族旅行に行けなくなってしまう。家族からはブーイング。でも、ワーケーションの制度を使えば、ハワイからテレビ会議で参加できる。休暇中に、その時間だけ勤務が認められるんです。従来だったら家族旅行を諦めなきゃいけないところが、家族旅行に行ける!それがワーケーションです」とのご説明。

そんな働き方、あるんだ!!目からうろこが落ちました。そして早速、記事を書きました。それがこちら。


なんて面白そうなんだろう・・・やってみたいな。その時は漠然とそう思っていました。その思いが「よし、やろう!」に変わったのは、翌年夏、親子ワーケーションツアーを発見したときです。

娘たちの夏休みに初チャレンジ

小学校の夏休みって長いじゃないですか。1ヶ月半の長い夏休み、子供をずっと学童保育に預けておくことにすごく葛藤がありました。大人は休みがとれてもせいぜい1週間程度。残りの期間は毎日学童に行く・・・お盆の時期なんかは子供が1人2人になる・・・。

せっかく長い休みがあるのに、それでいいの?子供時代の夏休み、もっといろんな場所に連れて行ってあげたい。いろんな体験をさせてあげたい。でも私は休めない・・・

そんな2018年夏、見つけました。「和歌山県主催 親子ワーケーションツアー」。親がリモートワークをしている間、子供はドローン操縦や自然観察のアクティビティに参加できるものです。

これだったら、私が仕事を休まなくても子供を旅行に連れて行ける!そう思い、当時小2と年長の娘2人を連れて参加しました。ルポ記事も書き、毎日新聞にも掲載されました。


ぶっちゃけ、どう?

参加してどうだったか。正直、はじめは娘たちの方が「初めて会う子達と一緒に遊ぶの?話せるかな・・・」「ママお仕事なの?一緒じゃないとヤダ」とあまり乗り気ではありませんでした。

ところが。子供だけのサマーキャンプなどで親と隔離されている状態とは違い、朝は親と一緒、「行ってらっしゃい」と送り出されてアクティビティに参加、ランチはまた親と一緒に、そしてまた別のアクティビティに・・・と、「親のもとにすぐ帰れる」状態だったので、安心して参加できたようです。お友達もでき、成長を目の当たりにできました。

親の方も、お互いの子供が参加しているので、家族ぐるみで親しくなれました。異業種交流会でありがちなビジネスライクなお付き合いよりも、ずっと深い話ができました。

そして、親子ともども「ワーケーション」をすっかり気に入った我が家。「また行きたいね!」と娘たちは声をそろえますが、親子を対象にしたワーケーションプラン=子供のアクティビティがセットになっているもの、はなかなかありません。

その後も、北海道でワーケーションをしたりしましたが、やっぱり子供を預かってくれるサービスなしには、親子ワーケーションは成り立たないと実感しました。


そこで、考えました。「ないなら・・・つくれないかな?」

やりやすい形がないなら、つくる!

パソコン一つでどこでも働ける時代。どこでも働けるなら、子供も私もハッピーになる働き方をしてみたい。子連れで参加しやすいワーケーションのプランがないなら、自分で作っていけばいいじゃないか。出産や育児といったライフイベントを楽しみながら働き続ける方法を、興味のある人たちと一緒に話し合って、実際に試して、模索していきたい。

その思いから、「リモートワークやワーケーションなど、新しい働き方を読者の方と一緒に試していくコミュニティ Next Style Lab」を2019年冬に立ち上げました。

が。実は、事業構想をあたためつつ第三子を妊娠した私。ちょうど、新型コロナ感染が国内で広がり始めた頃、産休に入ってしまいました。そして出産、育児・・・・としている間、あれよあれよとリモートワークが一般化。

ついには、菅官房長官がワーケーションに言及。一気に世間の注目を浴びることになりました。これは、休んでいる場合ではないのでは・・・ 焦った私は、育休中に記事を書きました。それがこちら。


そして。まだ赤ちゃんは小さいのですが、「ワーケーションを推進したいなら、今がチャンス」と思い、この度復職しました。これから、子育てを楽しみつつ、仕事の世界を広げる「最適解」を探っていきます。

これは、記者&会社員である私の仕事上のミッションと、3児の母である私のプライベート上の人生のミッションでもあります。

私の奮闘を見守って下さる方、フォロー頂けると嬉しいです!一緒に「ライフイベントを楽しみつつキャリアアップする道」を探っていきましょう。









この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?