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社歌コンテスト

日本経済新聞社は昨年7月より「NIKKEI社歌コンテスト2024」と題して社歌動画を募り、昨年12月に決勝へ進出した会社を発表しました。

コンテストに送られた動画は、社歌はもちろんのこと、企業の非公式ソング、部署や支店の応援歌、商店街や団体のイメージソング動画など多様です。

この企画の意図は、企業や団体の社内外のコミュニケーション、経済活動の活性化等だそうです。

共通の歌を皆で歌うことは連帯感を高めます。社歌には企業の個性や社会での役割を表わした歌詞が多く、それを歌うことで共同体としての意識が高まり、企業のイメージや存在意義が共有されて、良い仕事につながるのかもしれません。

昨今は愛社精神という言葉が薄れつつあります。社歌に限らず、朝礼や社内行事などにおいて、心を合わせて共に過ごす時間を持つことは、チームワークの強化につながるのではないでしょうか。

今いる職場を愛し、慈しみを忘れず仕事に取り組みたいものです。

今日の心がけ◆連帯感を高めましょう

(出典:職場の教養 2024年2月号)

経営者からの感想


社歌の役割と企業文化の形成

社歌コンテストというユニークな取り組みがあることを知り、多くの企業や団体がそれぞれのアイデンティティを歌に込め、共有する場が設けられていることに興味深く感じました。社歌というと、どこか古風なイメージを持たれがちですが、実際には企業の文化や価値観を形成し、共有する強力なツールであることがこのコンテストを通じて再認識されたのではないでしょうか。

私自身、1994年に大学を卒業し入社した当時の会社にも社歌がありました。その歌を通じて、会社の理念や目指すべき姿が社員一人ひとりに浸透していく様子を身近に感じたものです。しかし、現在勤めている当社では社歌を作成していません。これは、時代や組織の性質、また私たちが大切にしている共通価値観(shared value)と戦略に基づいた意思決定の結果です。

企業の文化を形成する上で、社歌は一つの手段に過ぎません。大切なのは、

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