こうして「上を向いて歩こう」は「SUKIYAKI」と名付けられた
日本人にとって馴染み深い、坂本九さんの「上を向いて歩こう」。
誰もがタイトルぐらいは知っている曲ですが、この曲が今から約60年前、SUKIYAKIというタイトルに名を変えてビルボードチャート(現在のHOT100か?)でナンバーワンを取り、全米を席巻したのです。
お恥ずかしながら、「SUKIYAKI」をこれまで聴いたことがなく、後学のためにと最近初めて聴いたのですが、
「あっ!これ上を向いて歩こうやん」
と、約30年生きてきてようやく気付いたのです笑
今回の記事は、下記の記事を参考に致しました。
なぜ、上を向いて歩こうはSUKIYAKIになったのか。
曲の世界観をまったく体現してない…すき焼きって…と思うのですが、元はUEO MUITE ARUKOUと、原題をそのままローマ字にして海外でリリースされたそうなのです。
ところが、これがまったく売れなかったらしい。
原題は日本人にとって、子どもでも意味がすぐに理解できて、なんだか情緒があって素敵だなと感じるのですが、外国人にとっては言葉の意味がまったく分からず、多分発音もちょっと難しくて難解なんでしょう。
日本人が受ける印象とは対照的に、とっつきにくさみたいなものを海外リスナーは感じたのだと思います。
外国人にとっては、タイトルも覚えづらいでしょうしね😅
で、1963年にイギリスのケニーボールさんが、上を向いて歩こうをジャズアレンジしてリリースなさったのですが、その時にケニーさんが所属していたイギリスのレコード会社の社長が、タイトルをSUKIYAKIとしたそうです。
すき焼きという言葉に行き着いた理由には諸説ありますが、契約のため来日した際に食べたすき焼きを社長が気に入ったから、という説が濃厚とのこと。
恐らく、特に深い意味は無いものと思われます😂
しかし、それが功を奏しケニーさんのカバーはヒット。
坂本九さんのオリジナルバージョンも、SUKIYAKIと名を変えて再アタック!!
今度は記録的大ヒットとなり、アメリカの当時ナウかったティーンも日本語で曲を歌えるように試みたそうですよ。
ちなみにこれは、スタンドバイミーでお馴染みのBen.E.King氏によるカバー。
あ〜、なんかこういう曲の歴史みたいなのを知ることがすごく好きでして、そういった背景なども思い浮かべながら曲を聴くと、色んなことを想像して曲に愛着が増します。
アジア人がビルボードホットチャートで一位を取ったのは、今のところ坂本九さん、BTS、そしてメンバーJIMIN、JONGKOOKのソロの4組だけ。
坂本九さんがナンバーワンを取ったことは、半世紀以上が過ぎても日本人の誇りですが、
韓国人も今同じ気持ちなんでしょうか😌