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阿波踊り is SOUL

盆休み前の仕事は今日まで続く予定だったのですが、

「やっぱりお盆は休みたい」

という所長の一言で、今日からお盆休みを頂き、夕方に徳島に帰省しました。
徳島はというと、名物阿波踊り期間真っ最中でして、
バスから降りると徳島駅はもう阿波踊りムード一色でした。

到着したのが17時だったので、せっかくなので阿波踊りを鑑賞してから実家に帰ることにしました。

阿波踊り…実は生できちんと鑑賞するのは中3以来、約16年ぶりの話なんです。
こいつ本当に徳島県民なのかよと思うかもしれませんが、子どもの頃から陽キャが集まる場所アレルギーなのと、実家から市内まで遠いので、中々行く機会がなかったのです。
高校を卒業してから帰省する機会もほとんどなかったですからね…

今回は、両国本町演舞場で観戦しました。
ここはなんと無料の演舞場なので、阿波踊りを間近で観て楽しむことができます。

会場に着いたのが17:30頃。
18:00まで座席がバリケードで封鎖されているため席を巡って列ができていました。

こういうのは午前中から並ばないと厳しいのかな〜と思いきや、17:30から並んでも席は取れました!
阿波踊りは18:00から22:30まであるのですが、人の入れ替わりは結構激しいので、18時から来て席が空くのを待っても充分かと思います。

隣に座ってたおっさんに、
「兄ちゃん阿波踊りは初めてか!?どこから来たんや!?」
と聞かれ、地元が徳島で大阪から今日帰省したって話をしたら、僕と同い年ぐらいの息子がいるとか、今日は夫婦で来たとか、そんな話で華が咲きました。

この徳島県民の気さくで人懐っこいところは、今住んでいる大阪府民とやっぱり似てるな〜と思いつつも、言葉がやっぱり大阪の関西弁とは違う徳島の阿波弁なので、なんだか懐かしくてしみじみとしました。

以下、阿波踊りの写真をどうぞ。

特に印象深かったのは、ねたりきりになら連の皆さん。

「寝たきりになられん」というのは阿波弁で、「寝たきりになるな」という意味なのですが、その言葉通り、車椅子に乗った高齢者の方もうちわ片手に踊っていました。

素晴らしい試みで、コンセプトに感動して思わずウルっと来ました。
そうそう、お祭りってすべての人のためにあるものですよね。

小さい子どもから高齢者の方、外国人の踊り子もいました。
地域のお祭りって、ちょっと排他的な印象があるという方もいらっしゃるんじゃないかと思いますが、

阿波踊りは僕が気付かない内に、たくさんの方に開かれた、多様性を重んじるお祭りになっていました。

それでも伝統を重んじ、文化を保守してきた先人の努力もあり、中には戦後まもなく発足した連もありました。

お祭りとはこうあってほしいという、僕の理想が体現された阿波踊りでした。

気がつけば約3時間も鑑賞していた僕は、
「やべえ!大阪と違って徳島の汽車は5分ぐらいの間隔では来ねえ!」
と気付き、必死に徳島駅を目指して走って帰ったのでした。