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米国で皆既日食「非常事態宣言」の謎/ISの次の標的は米国内の人混みか⁉︎

昨日はM5.0と推定される地震がニューヨークエリアで発生して、国連ビルや自由の女神が揺れる動画などがSNSなどでアップされました。

恥ずかしながら、私自身は、揺れたことに全く気付かずに、昨日は郵便局へ行ったり、日系スーパーで買い物をしたりしていましたが、

地震に慣れていないニューヨーク市民は、かなり敏感に反応したようです。

とても変な揺れ方だったと、うちの旦那しゃまが申しておりましたが、来週の月曜日に起きる天体現象「皆既日食」と何か関係があるのかは不明です。

皆既日食は、確かに珍しい天体現象ではありますが、かと言ってそれほど大騒ぎするほどのことでもないのに、日食の通り道とされるアメリカ国内の観測点に
ある地方自治体が、相次いで「非常事態宣言」を発出して、国民が首を傾げています。 

そうした中で、フォーブスが、アメリカの一部の地域で皆既日食の当日、非常事態宣言が発出された理由について報道しています。

4月8日(月曜日)の皆既日食の進路上にある全米の一部地域では、7年ぶりとなる全米での日食を見ようとする観光客に備えて、州や地方当局がリソースを確保するために「非常事態宣言」を発出していると説明しています。

またNBCの系列放送局よると、ニューヨーク州エセックス郡の地元当局者は、予想される観光客の流入と携帯電話サービスの障害の可能性に備えるため、
4月6日から10日まで非常事態宣言を発令したと報じました。

テキサス州の郡と市のいくつかは、交通量の増加と潜在的な緊急事態への備えを理由に、非常事態宣言を出しています。

皆既日食を追跡する組織”Great American Eclipse”によると、テキサス州には100万人以上の観光客が押し寄せる可能性があると言います。

またインディアナ州のホルコム州知事は、4月9日午後11時59分まで「非常事態宣言」を発令しました。

ホルコム州知事の行政命令は、州が緊急事態管理支援協定(Emergency Management Assistance Compact)に加盟していることを理由としたものだそうです。

この同協定に基づき、州知事が緊急事態を発令した場合に、州が他州に支援や資源を要請できるようにする全国的な相互補助プログラムの一環だと説明しています。

緊急事態宣言は、中小企業や一般家庭に対する個人的支援、道路システム、公共施設、その他の緊急保護措置に対する公的支援プログラムなど、連邦緊急事態管理庁(FEMA)からの、いくつかの
支援手段を発動させることができるそうです。

FEMAよると、郡や市レベルでは、緊急事態を宣言することによって、地元の職員は、州の緊急管理機関から支援を受けることことができるそうで、
地方自治体や州政府は、大統領に大災害宣言を求めるなど、必要に応じて連邦政府に直接支援を要請することができるのだそうです。

オハイオ州リバーサイドの当局者もまた、非常事態宣言を発出する見込みだと言います。同地域は交通渋滞に備えることになると発表しました。

北米のナイアガラの滝周辺でも、先日から非常事態宣言が発令中です。オンタリオ州ナイアガラの滝の当局によると、このイベントには最大100万人の観光客を見込んでいるとのことです。

“Great American Eclipse”によると、これは来週の月曜日に、日食の皆既食帯に入る地域を旅行すると思われる人の人数は、93万1000人から370万人以上いると見積もられています。

8日の皆既日食は、少なくとも部分的には48州全域で見られるが、皆既帯は、テキサス州から始まり、北東部に向かって狭い帯状に広がります。

NASAや全米科学財団を含むいくつかの機関や団体が、皆既日食帯に入らない人々のためにライブストリーミングを計画しており、
NASAによれば、アメリカ本土で、再び皆既日食が見られるのは、2044年だということです。

多数の観光客が日食を見に押し寄せることが理由で、
複数の地方自治体が「非常事態宣言」とは、全くもって不可思議です。

米国ではサンクスギビングや、クリスマスなどの帰省シーズンには、数百万どころではない、数千万人もの
人々が、一斉に移動しているのに、こうした緊急事態が宣言されたことはありませんでした。

大移動に慣れているはずのアメリカで、人が一斉に移動するから「非常事態宣言」というのは、あまりにも
不自然な気がします。

しかしこの点を言及しすぎると、「極右の陰謀論者が、皆既日食に何かが起きると騒いでいる!」と思われてしまいますので、こういう情報がありますということにしておきたいと思いますの

ただこんな情報があることも事実です。

先日のモスクワテロを事前に察知した(?)アメリカの情報当局が、「潜在的なテロの脅威が高まった」と警告しているのです。

何故か分かりませんが、最近よく当たるアメリカ情報当局の警告なだけに、これを無視などできません。

ABCが報じたところによると、
米国の情報機関は、世界中のISISの工作員や、いわゆる「一匹狼のローンウルフ型」のテロリストが、次はアメリカ国内の、公共の場所や、
人が大勢集まる場所を標的に攻撃をするかもしれないとの懸念があると発表しています。

そのため米国国務省は、ISISがモスクワで起こしたテロと同様の攻撃を準備している可能性が高まったとして、

国内のスポーツスタジアム、コンサート会場、礼拝所などの大規模集会施設では注意するよう人々に警戒を促したということです。

これで、日食の日に人が大勢見物にやってくるポイントに当たる地域で「非常事態宣言」が相次いで発出された理由が、なんとなく分かりますが、大きなテロ
事件が起きないことを祈るばかりです。

私は、日食に限らず、月食の際も「蝕は見ない」ようにしていますので、出かける予定はありませんが、とりあえず、水やバッテリーなどの備えの確認と、すぐ
に食べられるものを用意しておこうと思います。

また中東情勢も余談を許さない事態が続いています。皆様もどうかお気をつけてお過ごしください。

ここでお知らせです。

4月17日(水曜)19:00から

越境3.0ちゃんねるの石田和さんと「コラボ・セミナー」をオンラインで開催いたします。
タイトルは「衝撃に備えよ! ブラックスワンと日本」と題しまして、ほぼトラで進んでいるアメリカの大統領選挙の行方と
世界情勢について、たっぷりお話しする予定ですので、是非ともふるってご応募いただければ幸いです。

お申し込みはこちらからよろしくお願いいたします。
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2024/04/17_2/index_t.html

今日もここまでありがとうございました。
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