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心とカラダの免疫を上げる!ーアフターコロナの真の健康とはー医学×形而上学 スペシャリスト対談Part1

「アフターコロナ」。それは真の意味での「健康」と向き合う時代でもあります。医学と形而上学、それぞれの専門家をお迎えし「新時代のサバイブ力」について掘り下げるスペシャル対談Part1。

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私たちはどうしたら健康に、自分らしく、生きられるのか。

未曾有のパンデミックにより、「健康」は今まで以上に私たちのトッププライオリティとなっています。

人生100年と言われるこの時代、ただ長生きするのではなく“健康に”長生きしたい。そしてできることなら、“心豊かに自分らしく”生きていきたい。

誰もが望んでいるそのような人生を、どうやったら叶えることができるのか。ただ「生きる」のではなく、自己実現とともに「サバイブする」にはどうすればいいのか。

内科的アンチエイジング治療の専門クリニック「満尾クリニック」院長・医学博士の満尾 正先生(写真右)と、世界各地で形而上学を教えるモダンミステリースクール校長・イプシスマスの中込英人氏(写真左)にお話を伺ってきました!

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―本日はありがとうございます。早速ですが、新型コロナウイルスの蔓延により、多くの人が病になることを恐れ、感染しないような生活を送ることを余儀なくされています。このような時代において本当に「サバイブ」=生き抜いていくには、どのように生活すればよいのでしょうか。

満尾先生(以下M):covidー19にかかるかどうかで言えば、「集団免疫が6、7割達成できないとコロナ騒動は終わらない」という話をお聞きになったことがあるかもしれません。5人中3人の方は、この二、三年のうちに必ずこのウイルスに遭遇するはずです。自分だけかからないなんていう人はいません。ですから逆を言えば、ウイルスと接触しても大丈夫だよ、というぐらいのコンデイションを作っておいていただきたいのです。

すでにアメリカのCDC(アメリカ疾病予防管理センター)もデータを出しているんですが、covid-19の患者さんの死亡率を見ると、50代より前の若い方では、インフルエンザの死亡率とほぼ変わりません(※注1)。

60代、70代以降になると死亡率が上がってきますが、若い方はインフルエンザと同じぐらい。ですから、そんなに恐れなくてもいいと言うことなんですね。

将来的にcovid-19が変異して毒性が強くなる可能性も否定できませんが、現段階に関して言えば、インフルエンザとほぼ同じぐらいなんだと考えていただいて、大丈夫ではないかと思います。


―実際にインフルエンザのことはそこまで恐れていないですよね。

M:そうです。ですが、私が一番危惧しているのは、若い方、特に女性の健康状態があまりよくない。ということなんです。

10年以上前からアラートを出しているんですが、現代人は圧倒的にビタミンD不足です。若い女性は特に日光を避け、魚を食べず、ビタミンD欠乏状態に陥っています。そのような方が新型コロナウイルスにかかると、かなりの確率で死亡のリスクまでいってしまうとも考えられるんですね。

サバイバルのためには、自分の栄養状態がどうなのかを正しく理解する。そして食事で改善できない部分はサプリの力を借りていく。そのような対処法が必要だと思います。

中込氏(以下、N):肉体の面でのサバイバルは、まさに満尾先生がおっしゃられたように、自分の状態がどうなっているかを把握し、免疫によって元気になることが大事だと感じます。

一方、形而上学的に考えると、「サバイバル」=「生存する」とは、「死なない」いう意味と、「自己実現を通して生きていく」“alive”“living”という問題にも関わってきます。

たとえば「病にかかりたくない」というように、私たちは人生において、「苦境を避ける」「嫌なことが起きないようにする」と考えるわけですけれど、実際には嫌なことを避けるために生きているのではなく、やりたいことを実現させるのが大事なことですよね。 

メタフィジカルに人生を考えた時、自分は到底これぐらいしかできないだろうと想定していたことをチャレンジしていくうちに、思いもよらなかった結果が出る。これをマジック(魔法)とか、ミラクル(奇跡)と呼んでいます。

ですから、ただ単に「嫌なことにあいたくない」ということだけで生きるのではなく、「自分にしかできないことをどうやって表現していくのか」。その極意を太古からの叡智に学び取っていただきたい、というのが私の願いです。

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ー栄養状態を把握する。そして自分にしかできないことを表現していく。それがお二人のおっしゃられる「サバイブ力」ということですが、具体的にはどのようにしていけばよいのでしょう。

M:ここで大事なことは、客観的なデータを得るということです。血液のデータを見て、自分が健康という地図の上のどこにいるのか。安全地帯にいるのか、それとも崖っ淵の健康ゾーンから落ちてしまうようなところにいるのか。それをはっきりと認識していただかないと、健康を維持することはできないのではないかと思うんですね。

鏡に映るご自身を見て身なりを直していくように、独りよがりのライフスタイルではなく、客観的な数値に基づいて専門家のアドバイスをもらいながら、ライフスタイルをコントロールしていくことが大事だと思います。

N:「嫌な目にあいたくない」ということを逆の面から考えると「いい思いをするにはどうしたらいいか」とも言えます。

「社会的にどういう立場になったら苦しいことが起きないか」を目指して、私たちは社会の中でいずれかの歯車になります。歯車というと語弊があるかもしれませんが、それぞれの特性を活かした社会での役割分担のために、学校で勉強を積んでいきます。しかし実際には、高学歴であれば情緒が安定しているとか、お金を持っているから幸せだとかは一概に言えないですよね。

先ほども申し上げたように「やりたいことを実現する」ことが人生です。

東洋的な発想である陰と陽のバランス、あるいは女性性と男性性のバランス、それから感情と思考のバランスをどうとっていくか。そこに大きな鍵があります。

脳の構造においても右脳と左脳にわかれていて、右脳の方は感情や情緒を中心に動き、左脳の方では論理を司っている。私は医学の専門家ではないですし、科学と形而上学の関係についてはこの先も精査されていくべき話ですが、脳においても左右のバランスをとることが重要だと言われていますね。

その人の感じていること、すなわち感情の部分と、考えていること=思考の面と、それによって起こす行動のすべてが一致しているか。

感情と思考と行動の一致。それこそが、心のバランスとか魂のバランスと言われるものであり、形而上学とは、まさにそのようなことを昔から今も変わらずに伝えています。


「健康」の定義とは


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―中込さんはこちらのクリニックに実際に通われているということですが、どれぐらいになられるんでしょうか。

N:もう10年以上になりますね。もともとは人からの紹介だったんですが、アンチエイジングへの興味ももちろんありました。先生のご著書に「人間は125歳まで健康に生きられる」というお話があり、ミステリースクールでも同じような話を前々からしていたので、「あ、これは行ってみよう」と。

当時は調子が悪いわけでもないし、普通に疲れているだけで、そんなに問題がないんじゃない?なんて思っていたんですが、実際にデータを取ると、動脈硬化が進んでいるという状態だったんです。そこからもうずっと通っていますね。

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M:我々医者の立場は、高速道路の看板のようなもので、こっちに行けば、健康ゾーンに入れますよ。こっちに行くと崖から落っこっちゃいますよ、というアドバイスを出す仕事だと思っているんですね。中込さんの場合は私の意見をご自身が採用してくださって、健康ゾーンに入っていただけましたが、医者はあくまで皆さんが健康ゾーンに行くための道案内役に過ぎないと、ご理解していただければと思います。

よく言いますよね。馬に水を飲ませるには、川に連れて行けばいい。でも水を飲むかどうかを決めるのは馬自身だと。健康づくりもまったく同じだと思います。

依存心の強すぎる方は病院に行けばどうにかなる、と思ったり、他の人が自分の健康を作ってくれると思ったりされますが、そういうことではないんです。

N:実際に私がどういう状態だったかと言うと、動脈硬化が甚だしく進んでいて、当時40代なのに70代ぐらいの数値だったんです。血糖値も高くて糖尿病で入院する手前ぐらいでした。糖尿病の専門医で診察もしてもらったんですが、結局、食事療法なら自分でやるのも同じだろうと。

それでこちらでデータを取って、過剰な成分や不足している成分を知ったんですね。今でも定期的に血液検査をしていて、これでウイルスにかかったら仕方ない!というぐらいに免疫力を高めているつもりです(笑)。

M:何をもって健康というかを100%説明するのは難しいことだと思うんですが、まずは「自覚できる元気さ」。たとえば、朝起きた時に活力に満ちて起きるのか。ボロボロの体を寝床から引きずって起きるのか。そういう自覚できる部分ですよね。

よく「だるくて仕方がない」という方がいらっしゃいますが、痛み、ダルさというのはご本人しかわからない主観的な部分で、それを客観的に評価するのはなかなか難しい。なので、我々がお手伝いできるのは、客観的なデータをとり、どのような部分が健康ゾーンに入っているかの見極めです。血液データ、または動脈硬化の数値などを見ながら、健康ゾーンに皆さんが入れるように食生活や栄養サプリのアドバイスをさせていただいている、というのが当院の内容ですね。

一般の人間ドッグというのは病気探し。たとえば、肝臓が肝炎で壊れています、糖尿病が進行しています、など病気を探す検査がほとんどです。もちろんこれは意味があり必要なことですが、アンチエイジングドッグでは健康度合いと病気の間の「未病」ゾーンを精査していきます。病気になる前に、病気を防ぐために、こういうファクターが揃っていないといけない、という項目をチェックするんですね。

N:素晴らしい。通っちゃおうかな(笑)

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この後、おふたりが語る「健康を作る習慣」とは?
対談はpart2に続きます…!


※注 人口における死亡率ではなく、患者全体数における死亡率。


満尾 正
医学博士・「満尾クリニック」院長
https://www.drmitsuo.com

1957年横浜生まれ。1982年、北海道大学医学部卒業。内科研修を経て杏林大学救急医学教室講師として救急救命医療に従事。 ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員、救急振興財団東京研修所主任教授を経た後、キレーション治療とアンチエイジングを中心としたクリニックを2002年赤坂に開設、2005年広尾に移転、現在に至る。米国アンチエイジング学会(A4M)認定医(日本人初)、米国先端医療学会(ACAM)キレーション治療認定医の資格を併せ持つ、唯一の日本人医師。
日本キレーション協会代表、米国先端医療学会理事、日本抗加齢医学会評議員

著書に「125歳まで元気に生きる」小学館、「実践ハッピーエイジング」PHP、
「40代からの太らない体のつくり方」三笠書房、「16の老けない習慣」主婦の友社、「食べる投資」アチーブメント社など多数。

最新著書はこちらから。



中込英人
モダンミステリースクール校長・イプシスマス

幼少期より空手の天才少年と称され、大山倍達氏のもとで内弟子として研鑽を積んだ武道家。15歳で渡米した後、飲食店経営などで成功を収める。また、武道の実力を買われ、ダライ・ラマ14世のボディガードを担当。ダライ・ラマ14世から「スピリチュアルな道を人に説くもの」と称されたことをきっかけに、密教の学びを始める。密教行者として厳しい修行を積んだのち、30代で一時帰国。ミステリースクールおよび形而上学の学びと出会い、以降、スクールの拡大に全精力を傾け、2017年に最高峰の魔術師である「イプシスマス」の称号を得る。形而上学をわかりやすく、ユーモアを交え伝えるクラスは、国や文化を問わず常に笑いと活気に満ちている。エンソフィックレイマスターティーチャー。

著書
『支配者(エリート)が独占してきた成功の秘笈』
『MAX瞑想システム™️ー脳を鍛え、可能性を引き出す究極の成功メソッドー』
(ともにモダンミステリースクール刊)


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「新時代」の生きかたマガジン―「NEW LIFE」は、“理想の新しい世界”を本気で希求する、すべての人に向けたオンラインメディアです。

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