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連載小説|ユニバーサル・カバラの物語

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人類最古の叡智・カバラをベースに「真実の生き方」という壮大なテーマを小説形式でお届けする、モダンミステリースクールならではの連載! 人生というミステリー劇場へようこそ。
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#カバラ

ぼくの勝利 #10「復活」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

ぼくは予備校に戻ると弁護士に相談する。行方をくらましたままの社長の業績を洗いだす。すると…

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3年前
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ぼくの勝利 #9「勝利と大勝利」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

ぼくが目を開くと特急列車は到着駅に近づいている。ぼくは降りる支度を始める。どうやらぼくは…

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3年前
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ぼくの勝利 #8「時空を超えた恋」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

石畳の道をガタゴト揺れながら走る赤い二階建てのバス。クラシックなコートや帽子を着こなした…

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3年前
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ぼくの勝利 #7「社長の裏切り」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

予備校は繁盛している。社長はぼくがもうけたお金を回している。ぼくはもっとお金を使って優秀…

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3年前
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ぼくの勝利 #5「古い家柄の女」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

ぼくはたくさん恋愛をした。でもぼくの人生では初めてのお見合いをする。ぼくの家は千年続く古…

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3年前
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ぼくの勝利 #4「高学歴の親族」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

父方の祖父が亡くなり親戚があつまった。ぼくの父、父の後妻、腹違いの兄弟も姿を見せる。彼ら…

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3年前
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ぼくの勝利 #3「会社という牢屋」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

ぼくは受験生の教材を販売する会社の専務になった。年上の部下ができる。ぼくのアイデアは面白いように売り上げを伸ばす。ぼくは社長に表彰される。 社長が言う。 「君はどこでマーケティングを学んだのかい?」 「マーケティングを学んだことは一度もありません」 「そんなはずはない。それに、君は海外でレストランを成功させたんだろう?」 社長はしたり顔で言う。けれども、ぼくは本当にマーケティングを学んだことはない。ぼくがやっていることはいつも同じだ。欲しがる相手に欲しいものを提供す

ぼくの勝利 #2「あたらしい船出」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

母国に戻ったぼくは無一文だ。夢の国で成功者になる計画は白紙に戻った。でもぼくの気持ちは清…

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3年前
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ぼくの勝利 #1「おそろしい体験」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

ぼくは走っている。あたり一面の霧の中、ここは町なのか田舎なのか山道なのか。ぼくは何も見え…

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3年前
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ぼくの栄光 #10「15年ぶりの里帰り」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

ぼくは15歳で夢の国にやってきて、15年以上を過ごしてきた。はじめて夢の国の土を踏んだ時…

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3年前
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ぼくの栄光 #9「失われた栄光」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

ぼくらが映画館を出ると朝靄が立ちこめていた。オールナイトで映画を見たというのに、ぼくの記…

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3年前
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ぼくの栄光 #8「映画ー後編ー」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

田舎町の中央通りにある古めかしい病院。黒いマントの男が玄関から中へと吸い込まれていく。男…

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3年前
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ぼくの栄光 #7「映画ー前編ー」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

スクリーンには冷たい海の風に吹きさらされた荒野の集落が映りだされる。強い北風にびくともし…

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3年前
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ぼくの栄光 #6「道場の閉鎖」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

ぼくの辞書に「あきらめる」という文字はない。ぼくは修行者のもとで修行を続ける。武道の道場では心身の鍛錬を続ける。一刻もはやく特別な力をつけて人生で成功するために。 おじさんがやってきた。 「この道場を閉鎖するよ」 ぼくは驚く。 「そんなの無責任じゃないですか。生徒たちはどうするつもりなんですか」 おじさんの道場にはますます大勢の生徒が通ってきている。 おじさんは言う。 「道場をもっと大きくするんだよ」 道場の名前が国中に知られるようになり、資金を提供するという